スピーカーケーブルの長さが左右違う族 オーディオにおけるケーブルというのは極めて不経済な商品である。特にスピーカーケーブルの扱いにくさったらありゃしない。それはアンプの位置がスピーカー中央ではないことが多いためで、右1m、左5m必要なんて場合も少なくない。そういうときでもマニアは左右を長い5mに合わせようとする。いや、予備を考えて6m×2で買っちゃったりするからこれまた始末が悪い。片側だけ思い切り余ってしまうのだ。しかも「束ねるな」とか「電源ケーブルと沿わすな」とか「鉄を近づけてはダメ」とか、いらん制約が多い上に、「引き回しで音が激変した!」などというセンセーショナルな告白が評論家からなされたりするからもう大変。なんとか左右を同条件にしようとする努力は涙ぐましい。ミリにこだわるのが真のマニアである。
ところが左右非対称でかまわないと言う人たち「スピーカーケーブルの長さが左右違う族」が少数だが存在する。実用性重視とも言えるし、短い方がいいのに片側とはいえわざわざケーブルを長くしてどうするんだ、という真っ当な、一般人と同じ感性を持った人たちである。
それでも彼らはマニア界ではメジャーにはなりえない。対称性をなによりも重視する輩に飲み込まれてしまうからだ。それに左右同じ長さで1セットとなるあこがれのメーカーメイドが使えないと言う悲しい性も負っている。彼らの言うことは正しい。スピーカーケーブル1mと3mを聴き比べたってわからないのもごもっとも。そもそもの機器だってLRの回路長なんてそろっていないのに・・・。それでも長いものに巻かれたい私は、左右の条件を合わせるのに一生懸命になるのだ。
<afuからの意見・反論>
ボクも対称性を重視します。ケーブル切り売りや自作の時はmm単位で長さをそろえます。音の差がわからなくても、お金がよけいにかかっても、そうします。私が知る限り、左右最短論を説いたのは故長岡鉄男氏だけです。長岡派の私ですが、それには従えません。だって長さが違うと気持ち悪いんだもん。
ただ、このケーブル長問題、徐々に多数派になっていく可能性もあります。だって、今後マルチチャンネルが普及する中、5.1chで全てのケーブル長を揃える人なんていますかね。スピーカーだってバラバラなのに、ケーブル長の対称性ごときにこだわるなんてナンセンス、なんて時代が5年後にあったりして。
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