投稿者 MIYOSHIさん(2004/02/15投稿)
# 先に言っときます。
# 定電圧電源の導入はお待ち下さいませ。>スギモトーンさま
先般はApogee DA1000E-20を定電圧電源で駆動した際のレポートでお騒がせしました。その後、nagaeさんからの悪魔のささやき(?)があり、電源としてバッテリーも試してみましたのでそのご報告です。
使ったバッテリーは自動車で使われているのと同じ鉛蓄電池ですが、12V・5Ahというかわいらしいものです(GSバッテリーのPXL-12050型)(上から2段目に3個並んでいるうちの右側)。
バッテリーの出力端子は、スピーカー・ユニット等でよく見かけられるファストン・タイプです。これは抜き挿しがあまりスムーズではありませんので(そういう用途の端子ですから)、バナナプラグのレセプタクル(雌)の尻尾にファストン端子を直付けするというまたしてもワケワカメなアダプタを作り、これをバッテリーの端子に付けっぱなしにすることにしました。定電圧電源のために作った「電源ケーブル」の送り出し側にはバナナ端子が着けてありますから、これで簡単につなぎ換えができます。定電圧電源は充電器としても使います。
さて、音でございます(ふぅ)・・・さらに困っております。ボディがあって、まったりとしてまろやかで、それでいて清涼感のある・・・な〜んて虚ろな表現でしょ。
前回、定電圧電源を使ったときには「あからさまにモニタ調」と申し上げましたが、今回は全然「あからさま」じゃありません。が、定電圧電源を使ったときもずいぶん情報量が増えたと思いましたが、前回のが太鼓の皮や弦楽器の弦、管楽器のリップやリードの振動を伝えていたとすれば、今度はボディやその内側の空気の振動まで目に見えるようです(まあ、生演奏だってこんなものは目には見えませんが)。ジャズのシンバルでいうと、定電圧電源のときはシンバルの金属の硬さが判ったけど、バッテリーだとスティックの木の柔らかさが判る、という感じでしょうか。
また、内声(3和音の真ん中の音)が恐ろしく良くわかるようになり、ビオラの音に付きまとう「たどたどしさ」やチェロの「ずうずうしさ」(チェロってそういう楽器です)を如実に表現します。そう、チェロの音は今のオーディオ・セットを使い始めて以来初めてリアリティのある音になりました。弦の鳴りとボディの響きのバランスが絶妙で、決してブーミーではないけど量感もあります。これでゴールド・ムンドなんざ怖くありません(ユーザーの皆様、ゴメンナサイ)。
唯一困ったのはコントラバス/ウッドベースの音で、いや、でも、この方がホントの音なのは判っているのですが(私はアマチュア・オーケストラでコントラバスを弾いてます)、えぐいモニタ調(定電圧電源の音はここまで転落してしまいました)のウソっぽい生々しさはちょっと快感だったんですが・・・(すでに過去形になってます)。
ついでに、充電されたバッテリーの出力電圧が12V以上あったので(超過は1V未満ですが)、定電圧電源の敗者復活があるかもしれないと考えて出力電圧を上げた音も試してみました。ちょうど1割上げて13.2Vにしてみましたが(取り説によるとApogeeは+15Vまで受けます)、不思議なことに電流は0.01A(1%)しか低下しません。で、少し音に厚みが加わったような気がして、これはこれで効果は皆無ではないと思いますが(バッテリーの音を聴いてなければBBSの話題ぐらいにはしたかもしれません)、バッテリーにした場合との違いからすると「誤差の範囲」でしかありませんでした。
実は、フォーマットチェンジャのことでMutecの輸入代理店に電話したときにも「Apogeeを使っているなら」とバッテリー駆動を薦められたことがあります。きっと、Apogeeの上級ユーザー(って何だ?)は昔から知ってたんでしょうね。
それにしても、D/Aコンバータの音が電源でどうしてこうも違うのか、オーディオの底知れぬ深さに戸惑うばかりの日々でございます。あ〜ぁ、困った。私は「オーディオ・マニア」ではなく「音楽ファン((c)レコ芸)」のつもりでいたので、こんなにややこしいオーディオ・システムにする気はなかったのですが・・・。
投稿者 Neoribatesさん(2004/02/14投稿)
PC回復おめでとうございました。
回復記念にショート・レポートを1つ。
1月10日付Audioquest社Cheetahの24V化その後です。
あれから1ヶ月ほどたちました。だいぶ印象が変わってきました。高域方向のヌケはもうすこし改善されました。同様に低域方向もやや張りを感じさせるようになりました。決して悪い感じではなくなってきましたよ。駄耳がCheetahの音に慣れたばかりではないと思います。普段そんなに聞かない奥方も、「ちょっと変わったんじゃないの」と言ってましたから。
でも、国内価格1.5m \17万じゃ手を出さないよなあ〜。
投稿者 Hashiokaさん(2004/01/17投稿)
始めまして。
早速ですが、去年の12月に(おそらく日本で始めて)手に入れたD/Aコンバータを紹介します。
その製品は 米Benchmarkmedia社の DAC1です。(多数の技術資料やレビュー、直販ページもあり)
某掲示板で情報を得て、当時(2003年11月始め)は直販ページも無く、サウンドハウスに取り寄せを依頼して手に入れました。価格は合計で12万円を下回る位です。 (本国価格 $850 直販価格は送料不明)
製品について話をしますが、 このD/Aコンバータの最大の売りは Ultralockと名付けられたジッター除去技術により、デジタル信号の品質に関係なくパフォーマンスを発揮できる事です。海外レビューを見るとデジタルケーブルの違いや超長距離の引き回しでも音質に影響ないとか・・・(ただ、電源の品質には結構左右されると思いますので、電源ケーブルには多少こだわった方が良いかも)。
他には常時192KHzへのアップサンプリングを行っている事でしょうか。
後、Stereophile2003年10月号で、Digital Processorsの Class Bにリストアップされました。(参考までに
CHORD DAC64がClassA ESOTERIC D-70がClass A+)
肝心の音ですが、一聴して非常に高い解像度と音の広がりを感じました。これまで持っていた数年前の定価25万DAC(DES DAC520)よりも完全に上です。ヘッドホン端子も付いてますが こちらの音質も (単体でこれ以上の価格のヘッドホンアンプは別として)十二分とは言えると思います。
ただ、最大の難点は国内代理店が存在しない事でしょうか。
この製品が日本でもっと有名になって適正価格で手に入るようになればいいのですが・・・。
参考までに海外でのレビュー です。(他にも本家サイト内に沢山有り)
投稿者 Neoribatesさん(2004/01/10投稿)
寒中お見舞い申し上げます。
今年最初にAudioquestのインターコネクトケーブルCheetahのインプレを書きました。これに12Vの電池パックがついていることは既出のことです.
Audioquest社ではこれからは24Vパック付きで販売するということを聞いたものですから、購入先の業者に連絡したところ、Audioquestが送ってくるのでロハでいいよ(但し、送料はもってくれとのこと)との連絡がありました。すぐに全て込みで2,777円を送りました.もしかしたらAudioquestはアップデートとして電池パックはタダで配ってるのかもしれません。でも、日本代理店のマランツが果たしてロハでくれるかどうかは分かりません。
1月4日に品物が届きました.電池パックは12Vの1.5倍くらいの長さでしょうか.さっそく12Vと交換して試聴です.ウーン.......あまり変わりないな〜と思って翌日まで慣らし運転。
ああ、少し違うな! 何が違うかって、透明感というか、つまりSNが良くなったということでしょうか。高域の伸びが改良されたという言い方ではないのですが,SNが改善されたことで埋もれていた音が頭を出したと言った方がよいのではないか、という印象です。音全体にどれが言えます。それなりに効果があります。
もし、これから購入される方が居られるなら、12Vより24Vです。従前の売り方で12Vが付いていたら24Vにしろと言うべきですよ。もっとも、日本価格では果たしてどのくらいの方が手を出すのでしょうか?という疑問は残りますが。
投稿者 MIYOSHIさん(2004/01/07投稿)
本年も宜しくお願いします。
で、早速ですが、今回もあまり一般性の無い(早い話が非常識な)レポートでございます。
ここのところアナログディスクの再生系はずっとお休みだったのでそろそろ復活せねばと思い立ち、中古でオラクルのLPプレーヤを入手しました。と言ってもあの高名なDelphiではなく、Alexandriaという廉価版です。見た目は普通のキャビネットのプレーヤですが内部的には例の三本足で、サスペンションパーツ等の補修部品も、日本の正規ルートで入手できるDelphi用と共通です。
・・・でも、本稿はLPプレーヤのレポートではありません。
AlexandriaはACアダプタを介して直流で動作するように作られているのですが、「日本仕様」がないモデルだそうで200V>27Vという珍しいACアダプタが付属しています。で、私の入手したものには、さらに100V>200Vのステップアップトランスも付属していました。プレーヤの周りにトランスだのアダプタだの(と余った電線)をぞろぞろ並べるのは嫌なのですが、せめてアダプタだけにしようと思っても100V>27Vなんてものはあまり見つかりません。そこで、理科の実験室等で使われる出力可変式の直流安定化電源に目をつけ、とりあえずヤフー・オークションで手頃なものを入手してみました。
ブツは、高砂製作所の「TP035-2D」と菊水電子工業の「PMC18-3」(18VまでなのでAlexandriaには使えないのですが・・・これは伏線です)。いずれもシリーズ・レギュレータ型の標準的な構成のものです。
ところで(ここいらからやっと本題)、かねてから使っているApogeeのD/Aコンバータ(DA1000E-20)も電源は外付けユニットです。この電源ユニットは、DAC本体と同じ引抜き材の筐体に入ったなかなかオシャレなもので、同シリーズのA/Dコンバータと3つ合わせて標準ラックにマウントできるようになっています。当時の民生用の流通では、けっこう立派な値段でDAC本体と事実上抱き合わせで販売されていました。この電源ユニットの出力が12V(1.2A)であることはマニュアルにも記載されていたので、件の直流安定化電源(何しろ「出力可変」ですから)を代わりに使ったら何か変化があるだろうか、とちょっといたずら心を起こしたわけです。
電源側がバナナ・プラグ、DAC側がDサブ15ピン(PCのモニタやシリアルのケーブルに付いているのと似たようなやつです)という訳の判らない「電源ケーブル」を作り、電源ユニットを入れ換えてみました。ケーブル素線にはたまたま手元にあったS/Aラボの2sq.の電源用を使いました。Dサブ・コネクタにはピンが15本もあるのに使っているのはプラス・マイナス2本だけで、隣り合った小さなピンに2sq.のケーブルをハンダ付けするのはえらく苦労しました。
さて、電源ユニットの出力電圧を12.00Vに設定して電源ユニットのスイッチを入れてみました。負荷をかけると(DACの電源を入れると)0.99Aの電流が流れ(電源ユニット搭載の電流計の表示です)、これは動作中でもアイドリングでも変わりません。で、音なんですが・・・;
あまりに良いのでちょっと困ってしまっています。とにかく圧倒的に情報量が増えました。まあ、考えてみれば、標準の電源ユニットは10年ぐらい使い放しで何のメンテもしてませんからかなり劣化していたであろうことは容易に想像されます。
が、さらに困るのは、前記の2つの電源ユニットで、かなり鳴り方が違うことです。
入手した当初、とりあえず単独で電源を投入してみたら菊水の方は少しうなりが出たので、高砂の方を本命としてまずつないでみました(高砂のはほぼ完璧に無音です)。と、これが、もう絵に描いたような(というか、絵にも描けない)これ見よがしな「モニタ調」です。ばきばきの辛口ですが解像度は大変なもので、シンバルを叩くスティックのヘッドの形が判るような、さらに、ヘッドが当たった瞬間にへこむシンバルの表面が見えるような音です。また、ちょっとだけ思いつきで入れたような標準編成以外のパーカッションの存在を克明に浮き立たせます(あ、ここいらは軟派にRoutine JAZZ#2を聴いてます)。
一方、菊水の方に換えると、一瞬、音量が落ちたのかと思うぐらい静かになり(アンプのボリュームを固定したまま比較してみました)、音場も少し引っ込みます(というより、高砂だとステージの真ん中に突っ立っているような音場になります)。では、省略された音があるかというとそうでもなく、だんだん慣れてくると、こちらの方が「正しい」バランスのようにも思えます(が、高砂の音も痛快です)。
何より不思議なのは、「描き分け方」の違いです。高砂を使うと、それぞれの楽器固有の音は極めて細かく描きわけるくせに、各楽器の奏法による音色の変化にはちょっと鈍感で何でも辛口にしてしまいます。これが菊水になると、楽器の配置なんかはちょっとあいまいになる代わりに、弦やポジションの選択、クラッシックだと弓使いの違い等による音色の変化にはむしろ敏感になります。これらはいずれも捨てがたく、どうしたものだかまだ迷っていますし、更に他の電源も試してみようかとさえ思っています。
それにしても、アンプならともかく、DACの電源でこんなに音が違うというのはどういうことなんでしょう(まあ、DACにもラインアンプはありますが)。半端な違いではありません。BBCモニタとしてのKEF(昔の話ですみません)と(当時の)JBL・43xxシリーズぐらいキャラクターが変わります。また、高砂を使ったときは絶対位相にえらく敏感になり、この長く使ってきたDACで初めて確信を持って逆相を選びました(正相だとモロにブーミーになります。これも謎です)。
電源の基本構成はどちらもシリーズ・レギュレータですし、仕様は18V・3A(菊水)と35V・2A(高砂)ですから回路の容量もそれほど違うわけではないと思います。これが、仕様の違いなのか、メーカーのキャラなのか(といってもオーディオ用品ではありませんが)、他に何か理由があるのか、迷いは深まるばかりでございます。あ”〜・・・困った。
電源と何の関係もない追伸;
スピーカーキャビネットにかけるのならば、家具用のワックスがお奨めです。ウォルナット用など特定の材料の特性を意識したものもありますし、アンティーク家具用のものは品質も高く、マットな質感を損ねません。ホームセンターや東急ハンズなんかでも売ってます。
投稿者 杉ちゃんさん(2004/01/01投稿)
5年目になるB&W M802-S3をひゃおさんの記事(2003/12/23投稿)にそそのかされて(笑)試しました。
802もウッドの化粧張りで、ワックスで擦るのに如何かなぁ〜と思っていたのですが、決心が付きました。とりあえず、ひゃおさんの指南どおり楽器用のオイルワックス(レモンクレンザー入り)を購入して、目立たない裏側からワックスがけをしました。
・・・・すると、如何でしょう今まで乾いてパサパサの表面が楽器同様ピカピカに光沢を取り戻しました。(^^/
M802はもともと仕上げが悪く(56万のSPとしては最低)、いつかは手を入れなければ、と思っていたので、大正解でした。ひゃおさん、ありがとうございました。
投稿者 Neoribatesさん(2004/01/01投稿)
あけましておめでとうございます。
ワクチン接種をしたにも関わらず、娘はインフルエンザでダウンの正月を迎えました。
で、今年最初のケーブル・リポートです。できるだけメジャーなものよりこれ何?というケーブルを試している小生ですが(ジャズでも所謂メイン・ストリームのジャズ・ジャイアントといわれるようなプレーヤーのはほとんどもってません(^o^))、昨年末から試しているのはどういうワケか、もう世界的ブランドになっているアメリカの老舗(?)AudioQuestの最新インターコネクト・ケーブル"Cheetah"(チータ)XLRです(上から2つ目のランクです。なお、最高峰はSkyです)。国内価格1.5mで173,000円。もちろん小生は日本では購入してません。極めて状態の良いミント・コンディションで1.5m、$800でした!)。
このケーブルの最大の特徴は Dielectoric- Bias System(DBS)を採用していることです。12Vの電池パックが送り出し側に装着してあり、そこから電圧をかけ、ケーブルの全ての誘導体を比較的高いDC電圧の場に置いて誘導体物質が帯電状態に適応する時間を早めるという、つまり最初からバーンインした効果を出させるというしくみです。シールドや導体の外部スパイラル部分をDBS電池パックの(−)に接続し、ケーブルの中心部分にケーブルがあり、そこに電池の(+)を接続してあります。
で、1ヶ月以上使用しましたが、まさに最初から普通の音でした。変化がほとんどありません。最初から普通の音ですから、従来のような劇的な変化とか、最初がくぐもっていて後に晴れ渡り、その比較効果で高域のヌケが良いという勘違い評価を出してしまうようなタイプのケーブルではありません。
まさに「癖のない素直な」と表現されるケーブルの類ではないでしょうか、どちらかというと中低域から低域の出る音です。バーンインされているという前提でも、高域の方はスカッと抜けきるというタイプではないです。チータのような音の速さは感じられませんが、チータのように速くバーンイン状態になっているとは言えそう。小生のレファレンスCDのUna Sera Noche(MA recordings)を試聴しても高原の教会の冷徹とさえ言える響きの表現がもうちょっと欲しいという感が拭えません。SNが大変によいというような記事がオーディオアクセサリー誌などに載ってますが、そうでしょうか? むしろPSオーディオのStatementクラスで同等のSNのような気もします。
正直、国内価格で買うなら購買欲は萎えますね。従来ラインの最高峰であるAmazon(国内価格1.5mで495,000円!?)も使っていますが、確か線材はチータと同じはずです。音はわずかにAmazonの方がヌケがいいかなという感じです。