00/06/26,27,7/1 「マリブ」
昨日はスピーカーの自作コンテスト「ヒノオーディオ・クラフト大賞決戦大会」が秋葉原で開催され、見に行くつもりだったのですが・・・開始時間に間に合わず、結局参加せずでした。原因は免許証をなくして探していたから。ちょっと焦りました。
それでも選挙に行った後には秋葉原へ。雨も上がっています。
気分的に今日はオーディオ店には行かず、パソコン店めぐり。使わなくなったモバイルツールをソフマップへ売却したら5,500円と結構高額な買い取りになりました。
そのお金を使って本日購入したもの・・・それが表題の「マリブ(写真右)」です。なんのこっちゃ、ですね。Jazz Speakers 製のPC用スピーカーなのですよ。お値段2本で2,500円也。PC用としても安い部類でしょう。なぜこんなものを急に買ったのか。iMac用じゃありません。
実は「マリブ」はアンプ内蔵フラット・パネル・スピーカー(NXT方式)なのです。そう、オーディオ・ワールドでも好印象をもったAirbowの補助ツイーター「CLT-1(左写真)」と同じ動作原理なのです(波動式というカーボンパネルを磁石により励起される振動子で駆動することにより、カーボンパネルが波動モーションで振動し空気を圧縮、音波を発生する)。
NXT方式のスピーカーはNECのモバイルパソコンには搭載されていますので、珍しいものではないのですが、単売で買おうとすると以外に大変でした。取扱店が少ないんですよね。ホントは試聴してみてから購入したかったのですが、それも叶いません。
無謀にも 対CLT-1を想定して遊んでみましょうか。マリブは大きさが W128×H212×D82mm、うちパネル部分が120×140mmですから 結構大きいでしょ。インピーダンスは4オーム、再生周波数は200〜20,000Hz(これは後で実測してみます)、当然の防磁型です。方チャンネルにアンプとボリュームとヘッドホンジャックを内蔵しています。
パソコン雑誌で見たときはそうでもなかったのですが、実際手に取ってみるとCLT-1と比較にならないほどしょぼい! CLT-1のがっちりとした金属フレームと比べ、成型の、薄いプラスチックはいかにも値段相応です。しかもマグネット重量がないため、異様なほど軽い! 特にユニットのみの方は、フルボリュームで鳴らすとパネルの振動で前後に移動するくらい軽いのです。(箱の重さのほとんどはACアダプターが原因でした)。パネルは何製でしょうね、私にはただの銀色の厚紙に見えるのですが(CLT-1はカーボンパネルでしたね。重さも4kgだったし)・・・やはり CLT-1はあまりに遠かったか・・・。まあ お値段もお値段ですので、気軽に聴いてみましょうか。とはいっても、再生側はいつもと同じ(P2s 〜 DG28 〜 Wadia15i)ですので、アンバランスなのは確かです。テーブルの上に50cm間隔で置いて、いわゆるニアフィールド・リスニングを 開始します。PC用ですからこういった使い方が最も実力を発揮するでしょう。
目の前にあった、オーディオ機器の試聴には使わないけれど愛聴盤の桑田圭祐「フロム・イエスタディ」から聴き始めました。・・・しかしこれは結構驚きましたね。思えば我が家で鳴らした初めてのダイポール型、こんな感じに鳴ったのですねえ。
説明書には「360度広がるリスニング・フィールド」というようなことが書いてあります。確かにその通りです。でも、卓上で(しかも2,500円で)それが展開するのですから美味しいと思いませんか? AE2Signatureではあり得ないボーカルの立ち方です(なんとなくAEよりも前後感があるのが悔しいぞ)。定位は大きめながら、自然体のよさ・・・でしょうか。ドラムスの低音「感」も味わえます。アタックはちょっと鈍いですね。もっともこれはディスク本来のせいかもしれません。
Jazz Discからソニー・クリスの「go man!」を聴いても、なんかいい感じ。妻なんぞは「アルト・サックスが飛び出してくる感じ」などと言っています。AE2で再生してもそんなこと言ったことないぞ、おい。
確かに低音は「ない」し、ボーカル帯域にも荒れを感じます。全体的にちょっと薄口で、シャリつくところもあります。ただ、低音などカタログデータの200Hz以下も再生しているように思えますし、安物にしては切れ込みの良さを感じます。他のPC用スピーカーはいかに小型で低音感が稼げるかを競っているように思いますが、全く別の視点ですね。ニアフィールドではなく、通常のスピーカーのようにセットしたらどうでしょう。AE2Signatureのスタンド上にマリブを乗せ、2.5mほど離れて聴いてみます。
これはちょっと無惨。パワーも足りませんし、パネルがバタバタいいだします。低音も益々なくなりますし、何よりもダイポールのステレオ感が消失してしまいました。(話がそれますが、説明書にアンプ部のパワーが320Watt(PMPO)と書いてあります。こんなにパワーのあるアンプ部のわけがないのですが・・・これはなんなのでしょう? 技術無知の私に誰か教えて下さいな。)
ヴォイシング・イコライザーDG28を用いてマリブを実測してみましょう。右写真のようにAE2Signatureのスタンド上にマリブを乗せ、50cmの距離にマイクをセット、スピーカーの伝送特性を測定してみます。50cmなら部屋の影響もそう大きくはないでしょう。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、測定結果が右下写真です。
低域はひいき目にみても120Hz止まり、315Hzに大きな谷があり、逆に2KHz〜3KHzに大きな山があります。がたがたですけど、聴いた感じはこういう印象ではありません。低域はこの通りかもしれませんが、10KHz以上の高域はもっと伸びているかと思いました。
今度は軸上2.5mの距離にマイクをセット、スピーカーの伝送特性を測定してみます。試聴上では悲惨だったその特性はいかに?
写真左が2.5m離れたときの特性、写真右が50cm離れたときの特性です。圧倒的にニアフィールド向きですね。2.5m離れると350Hz以下がすっぱりと再生されていません。これはさすがに薄口に感じても致し方ありません。今さらですが、同じスピーカーでも聴く距離は大事なのですね。![]()
しかし このマリブ、ツイーターとして使えるくらい高域が伸びているのではないかという淡い期待があったのですが、さすがにそれは無理でした。CLT-1の代わりにはなりそうもありません(当たり前?)。
でも色々と対策のし甲斐がありそうです。ものすごくフレームが振動しているので、最近流行のレゾナンス・チップとか、制振金属とか、ジルコンサンドとか著効を示しそうです。対策グッズの方が高くつきそうなのが難点でしょうかね。
軽すぎて使いにくいところもありますし、安いものですから、分解していろいろいじってみたいと思います。アンプをおごったり、立派なフレームを宛ったら(どうやって?)、結構いい線行きそうな気もします。そういえば本来の使い方のパソコン用に用いるとどうなのでしょう。iMacのヘッドホン端子から出力します。
少なくとも我が家のiMacのシャリシャリスピーカーよりは遙かに良いのですが、スピーカー間にiMacを持ってくると(これが普通です)マリブの好ましい音場感が一気に消え失せてしまいます。ここら辺が今ひとつメジャーになれないところなのかもしれません。普通に使ったらダメなのですから。
最後に、マリブをDG28でフラットに補正してみましょうか。自動補正で見事にフラットな特性になります。ただし、100Hz以下は出ません。どんなに電気的に補正しても、スピーカーの能力は超えないのです。
この特性でニアフィールドで聴いてみると・・・無理した感じは受けますが、補正前とは全くの別物です。詳しい感想は止めておきましょう(^^)。
Jazz Speakersのサイトにはモナコ(写真)というスーパーウーハー付きのスピーカーも紹介されていました。デザインもこちらの方が洗練されていますし、非常に興味深いです。どこかのパソコンショップで取り扱っていただけませんかね。
00/06/14 「X」
週末にステレオサウンド誌135号のステラヴォックスの広告ページを見て手を止めた方も多いでしょう(ホントかよ)。そうです、Ayreの新しいプリアンプ「K-1x」とメインアンプ「V-1x」の発表です。
Ayre Acoustics社のホームページでは6/7より発表されていましたので、そのうちに日本でも、とは思っていましたが、まさかこんなに早く広告が出るとは予想外の驚きです。輸入元のステラヴォックスのホームページにもアップロードされていなかった(今もしていない)のですから。
実はAyre社のページでも「K-1x」「V-1x」という型番は発表になっていますが、私が使っている「K-1」、「V-1」とどこが変わったのか(そして変わらないのか)は書いてありません。というよりも、写真も含め文章も以前のままなのです。詳細は不明ながら、ステレオサウンド誌135号の広告から" X "シリーズの変更点は以下のようです。型番から言ってもマイナーチェンジなのでしょう。
非常に個人的なことながら、1. 、3. は「あっ、そう」という感じです。チョークにはそれなりの良さがあると思うし(最近じゃWadiaのPower DACもNIRO1000 Power Engineも積んでいるはず)、通常から定電圧電源 CSEのFP500を使用しているせいでもあります。パワーアンプのコンデンサー量を増やすというのもどうなのでしょう。大容量のコンデンサーがスピード感を妨げる、というメーカーもあります。Ayreの単純な良さをなくしてほしくない、ですね。
ただ、2. はいいですねえ。K-1は電源部と本体が2m程のケーブルでつながれたままで外すことが出来ません。それがショップで扱いづらい一因だったと聞いたこともあります。ステラヴォックスからのリクエストだったのではないでしょうかね。改造して欲しいくらいです。ちなみに価格はK-1、V-1のまま変わりません。バージョンアップ分を円高で帳消しにしたんでしょうか。現地価格でもそのうち調べてみましょう。
外見もフロントパネルに「K-1x」「V-1x」という文字が刻印されている以外、変わらないようです。が、広告の「V-1x」は我が家のV-1と異なり、ヒートシンクがアルミパネルと同色です。「当社取り扱いのエアーは、厳密な外装仕上げと徹底した品質管理を施した日本仕様です」と小さい字で書いてあることから、外見は立派になっているのかもしれません。雑誌に記事が載り始めるのは夏以降なのでしょう。その頃にはショップでも触れることが出来ると思います。Ayreユーザーの私としてはすごく楽しみです。
00/06/11「デジタル・シグナル・アイソレーション・エキサイダー」
6/3、4に東京秋葉原で開催されたオーディオ・ワールドの熱研のブースであのDSIXの商品化の話を聞いたことは音処探訪に書きました。
DSIXとはデジタル・シグナル・アイソレーション・エキサイダー(デジタル信号絶縁励振器)のこと。すごく簡単にいえば電源の必要なデジタルケーブルのことです。ピンジャックとピンプラグの間に、信号増幅用アンプと1対1のアイソレーション用パルストランスを挿入したものです。それにより、ゼロクロス付近のスルーレートを約5倍、伝送エネルギーを25倍にできます。DSIXはオーディオ評論家の柴崎 功氏が1997年9月と12月に「無線と実験」誌(以下MJ誌)に発表しました。実は私も作ろうとパーツを買い集めたのですが、未だに完成せず・・・ラックの上に置きっぱなしになっています(部品点数が少なかったので行けるかと思ったんですけどね)。
なぜ電気的知識のない私がこれを作ろうと思ったのか、それは柴崎氏のこの一文を見たからです。
「DSIXの制作を思い立ったのは米国コニサーディフィニションズのADIとの出会いが発端です。ADIは23万円という高価な伝送システムですが、これを使用すると異次元とも言える雄大で生々しい音場が得られ、インターフェイスの工夫次第で、CDの音質がまだまだ改善されることを知りました。・・・」(MJ誌1999年9月号より抜粋)
実は私も 文中のデジタルケーブル、コニサーADIを聴いて、昔 たまげたことがあったんですよ。当然高くて買えませんでしたが。時間の都合でDSIXの試聴は出来ませんでしたので、熱研のブースの方にお話だけうかがいました。
スペック的にはMJ誌発表上のものと変わらない様子。ただ、あれから3年近くが経とうとしていますので、内容は改良されているのでしょう。外見は今後まだ検討するとのことです(電源ユニットが大きすぎると注文は付けました)。
気になるお値段については、「MJ誌に載ったパーツ代だけなら15,000円もかかりませんよね」と前振りした後、「・・・6万円程度でしょうか」との回答を得ました。今秋には発売の予定だそうです。本番がいくらなのか楽しみです。最後に再びMJ誌に掲載された柴崎氏の試聴結果を抜粋しましょう。
「一番顕著な効果は、音場のスケールが劇的に大きくなり、重圧でパワフルな低音が得られる点です。(中略)また音場の奥行きが深くなって楽器の前後感がはっきりするため、ライブ演奏のCDでは臨場感が一段とリアルになります。しかも瞬発力や制動力が向上するため、演奏のノリも格段に良くなります。」
ああ、試したい!(作りかけを完成させればいいような気もしますが。)00/05/07「板橋銭湯探訪」
結婚前に住んでいた横浜市にはなくて、板橋区に越してきてから行くようになったところ、それは銭湯です。私の近所にも歩ける範囲内で5軒の銭湯があります(流行のスパハウスや郊外型の温泉じゃないですよ、壁面に富士山の書いてある、あの銭湯です)。いつのまにかお気に入り銭湯のローテーションを組むようになりました。お湯の選り好みをするほど通ではありませんが、漂う雰囲気には大きな違いがあるのです。
何がいいって、私にとって385円(東京都均一料金)であんなに気分転換できる場所はありません。さっぱりしたいとき、ちょっとストレスが溜まったとき、広い風呂に入りたくなったとき(我が家は築38年なので風呂釜が妙に小さい)などなど、もうたまりません。思わず普段洗わないところまで洗ってしまいます。
ちょうど昨日はこどもの日だったため、菖蒲湯でした。菖蒲の束が浮かぶ中、その臭いをかぎながら、また長風呂です。銭湯に行くのはどうしても休日になります。今日も銭湯後、自宅に帰りアンプに灯を入れましたが・・・長風呂の心地よい疲れから結局何も聴かず仕舞い。せっかく購入したSonny Rollins「Way Out West(20bit K2 mastering盤)」とOJC盤の比較試聴も持ち越しになってしまいました。
00/05/05「何処いった? AFUTURA」
午前中は滅多にインターネットをしないのですが、たまたまyahoo!で調べものを行ったときのこと。新しいオーディオページでも出来ているかとエンターテイメント内の「AV機器」のカテゴリーへ行きました。おおっ、結構増えているじゃありませんか。同志の増殖に心浮かれてまじまじと見ると・・・あれ、AFUTURAがない・・・。
登録したはずなのに何処へ行ったかと思って探してみると・・・ありました、「CD」のカテゴリー内に一件だけの登録! 燦然と輝く「NEW」の文字! 新しいカテゴリー分けをしたようで、「AV機器」から更に奥へといっていました(^^)。
しかし、以前も書きましたが、CDレビューをメインにするつもりは全然ないんですよ(意外に労力を喰うんです)。Yahoo!は専門スタッフがディレクトリ登録を担当しているはず。よほどDisk Libraryが目に付いたんでしょうか。CDレビューならもっと優れたページがたくさんあると思うのですが・・・。一番更新していないページなのにねえ。アンケートやメールをいただいた方々でも、きっぱりと意見が分かれるこのコーナー、さてさて。
意図せぬCDのカテゴリーに「AFUTURA 1件のみ」というのも、目立っているような、いないような変な感じです。真空管のカテゴリーでさえ8件あるのになあ。新しい登録サイトの中でオーディオのアイコンを扱ったDE-EVOLUTIONというページがあります。iMac関係はアイコン作りが盛んだったのですが、オーディオ関係はさっぱりでした(需要が違うもんなあ)。DE-EVOLUTIONのアイコン、今後AV関係のページで流行るような気がします。Ayre製品のアイコンがあるのには感動しました。
00/05/3「雨・・・傘の値段」
GW前半は雨だ雨だといいながら、今日も日中は良い天気でした。予報が当たったのは6時過ぎ、結構な夕立となりました。
うかつにも傘を忘れてこの雨に遭遇したのは、祝日は人の少ない地下鉄六本木駅です。駅構内の1,000円の傘は皆売り切れ、500円の傘が残るのみです。安っぽい傘を買ってもその時しか使わないので購入を躊躇し、とりあえず外へ出ることとしました。
と、駅前のマツモトキヨシを見るとビニール傘が380円で売っているではありませんか。雨の激しさと500円を下回る値付けに思い切って購入。径が小さく一時しのぎですが、ビニール傘なら使い捨てでもいいでしょう。
会社のすぐ近くとはいえ、滅多に行かない六本木の街を200mくらい歩くと・・・ゲゲッ、「傘1本200円」の文字が! さっき買ったのと同じビニール傘が180円も安く売られているではありませんか。妙に損した気分の中、隣の店を除くと「傘1本180円」・・・。200円も高い買い物に胸が痛みます。iMacを158,000円で購入し、その二ヶ月後に128,000円に値下がりしても別に損をしたとは思いません。DG28を44万円で購入し、直後に中古で38万円で売られているのを見ても損をしたとは思いません。
「損」というのは値段ではなく、当の本人の価値観の問題なんですね。複雑な心境です。home/
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