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Audio日記 ME-G編(2004/08/30〜09/12) この期間の私のシステムは、スピーカー:AE2Signature、パワーアンプ:エアー V1X、プリアンプ:エアー K1X、DAC:WADIA15i、CDトランスポート:クレル MD20です。
2004/09/10「機器の大幅配置換え(その1)」
昨夜から機器の大幅配置換えに挑み始めました。21時から始めたけど、25時になっても終わらず。でも途中で止めちゃうとまたそのまんまになっちゃうから、今回はちょっと根詰めてやりますよ。
配置を換えるとケーブルが入れ替わります。インターコネクトはまぁいいんですが(ベルテックやMITのラインケーブルが不動の地位を確立しているし、長さのこともあって動かせない)、ACはベルテックタップ361の位置をコンセントから2.5m → 2mの位置にずらしたこともあって本当に総入れ替え、いや、再検討となりました。この長さならカルダスのGolden Power Cordを基幹ケーブルにしてもいいし、新しく来るであろうMIT Magnum AC2(そう、もう一本買っちゃったの^^)をそれに当ててもいい。
昨日はひゃおさんにお借りしたS/A HH3をそれに当てました。S/A labのケーブルも全部売っちゃって持っていないかと思っていたら、アナログラインの基幹(タップからカンノのアイソレーション・トランスIT-100Aまで:ここからプレーヤーとフォノイコに出力してた)にHH3.5を使ってました。昨日ひゃおさんと秋葉原で切り売りされているHH3.5に触りましたが、皮膜の締め方が以前よりきつくなったような気がします。S/Aも大阪の時はクーラーの電源から(確か)Wadia15iに刺していたけど、あんまり恩恵を感じなかったからこそその長尺は売っちゃったんだと思います。でも今聴くと・・・割といいですねえ。というか、この環境だからいいのかしらん。
環境といえば、場所が違うと効果の違うものは数多くあるはず。
Ayre K1Xの電源部〜本体まではカルダス製の2mのラインで接続されています。私は今(というか、相当前から)ここに一時話題になったNTTアドバンステクノロジー製の電磁波吸収テープ「ノイズビート」を巻いているんです。大阪の時も似たようなノイズ遮断テープみたいなものを巻いたことがあったけど、何の効果も見出せず。だけど東京では極めて微妙な効果があるような気がします。SNがよくなると言うよりも、小音量時の‘満足感’が上がる。細かい音が聞こえるよりも、主旋律をよく追えるようになる、そんな感じ(アースを落とすと尚いいという噂も聞きます)。この土地柄の差は、というよりも大阪の時は携帯電話も入らない部屋だったから、部屋そのものがノイズ遮断していたのかもしれませんけどね。今回購入したスパイラルチューブをノイズビートの上から巻き付け、見た目を整えました。
でもケーブルってラックの裏にあることが多いから結構汚れる。そこで取り出しましたるはレイカのドクター・ケーブル^^ 最近ちっとも話題にならない、というかこういう商品って、オーディオ業界の小さなマスコミがワッと騒いで、スッと忘れ去られていく。今も売っているのかもしれないけど、目に入ってこないからなあ。今これを使って、大絶賛する勇気のある人いるかねえ。とはいえ、ワタシは今回使いました。後生大事にためておいても致し方ない。同じレイカの"金属なおし"と共にね^^
2004/09/12「機器の大幅配置換え(その2)」
それにしても前述したけどACケーブルも結構持ってるなぁ。
・カルダス:Golden power cord
・ベルテック:301
・PSオーディオ:XStream power
・MIT:Magnum AC2(×2となる予定)
・S/A Lab:3.5
・オーグライン:あ、これはまだ借り物か(爆おっと、いつの間にか自作のケーブルがないぞ!
今回の機器移動でだいぶ選択肢が増えました。週末にかけていろいろ聴いてみます。差がわからない、あるいはどちらでもいいということであれば、引き回しを重視 すればいいもんね。
そうそう、もしかして設置で一番条件が変わったのは電源部(361タップ、カンノのトランスIT-100A、Ayre K1xの電源部、Roksan Radius2の電源部)かも。今まではタップは厚手のMDFの上、その他はあんまり評判よくないタオック・ラックの棚板の上に乗ってたんです。それを同じタオックのアンダーボードの上に、そして一カ所にまとめました。ACケーブルが長さ的に余るというデメリットはあるものの、差し替えだとか、安定だとかを考えたときにはこちらのほうがいいはず。これも金玉来宅の際「P0の電源部の置き方で音が変わる」と言っていたから着手したこと。雑誌では見るよりも、知り合いに言われると信憑性が増すのは不思議なこと。目の玉飛び出るような差ではないにせよ、少しでもよかれと思うことはやっておきたい。
ついでにもう二つ、電源の取り方の話。
カンノのトランス(ちなみにコンセントはオヤイデ“SWO-DX”に変更済み)に刺さる機器をアナログ系 → デジタル系に変えたんだけど、これは「ノイズ源から守る」という発想 から「ノイズを出さない」という発想に変えたから。これは検証また後ほど。もう一つはタップにおけるクワイエットラインの刺し方の話。実は電源ノイズがあると"ビ〜ッ"と鳴るクワイエットラインの販売促進グッズ“ノイズ・スニファー”で試すと、クワイエットライン一個じゃ全然ダメ。二個刺すとピタッとノイズ・スニファーが静かになります。
日内変動や日間変動の大きな電源ノイズの話故、いつもそうかどうかというと違うんですが、とりあえずクワイエットライン二個刺し採用です。これだけ状況が変わると、何が原因でどう変化したかはわかりにくい。思いつきと直感で決めていくつもりです。
結構大きく変わった配置。電源部はボード上に。お、EQA1000Tαもこっち向いたねえ^^
2004/09/07「P0 vs VRDS25XS改(その1)」
先週末の土日、ワタシは東京ドームにいました。都市対抗野球を観戦するためです。これが結構盛り上がる。全く関係ない(例えば今回ならJR九州とか)応援席にいても、応援団にあわせて絶叫しちゃうもん^^
ドーム内はいいけど、日曜日関東地方は大雨。そんな中、金B選手がエソテリックのPO(S&VUK)を持ってきてくれました。パチパチ!
なぜか。我が家でお借りしているVRDS-25XSベルテック改と戦わせてみたいという申し出があったからです。そういえばアイクさんもこの改造品はトランスポートとしてP0並の実力があるって言ってたっけ。改造費入れても4倍以上の価格差のある両者、本当に勝負になるのかしらん。楽しみ楽しみ。
それにしても金B選手、この大雨の中、あの重いP0をエレベーターのない5階まで、夜の21時近くによく持ってくる気になったねえ。人付き合いがいいというか、オーディオの魔力恐るべしというか、ホントに関心しちゃう。しかも(さすがにやらなかったけど)この時間から“蕎麦を打とう”と蕎麦打ちセットまで持ってきたんだから・・・なんというか、アホですな。2004/09/09「P0 vs VRDS25XS改(その2)」
とにかく重い思いして持ち込んだP0(S&VUK)、少し暖機してから試聴開始しましょう。いろいろな設定の出来るP0ですが、とにかく全くのノーマル状態にして、ACケーブルはベルテックで統一、オーグラインのデジタルケーブルのみを差し替えるという非常にシンプルな比較としました。この方が切り替え時間もかからず、判断も正しいでしょう。
我が家に初めて来たP0しかしP0でかいね。大げさだね。うるさいね。CDを聴くのにこの仰々しさはねぇ。
と思っていた不満は、その音で吹き飛びました。なんじゃこりゃ???
あちらこちらで聴いたP0です。比較試聴もいろいろなところでしました。確かに緻密ないい機械です。でも音の良さ、というかその雰囲気も含めた再現力の確かさを全面的にP0のせいだと思ったことはありませんでした。しかしこれは・・・同じVRDSメカ搭載でもVRDS25XS改とは4馬身くらいの差、いや、VRDS25XS改の方が若干設置条件が悪いから、それを差し引いて1.5馬身差くらいか・・・いやいや、そもそも設置条件云々という差じゃないの。もっと本質的なもの。音が細かいとか、定位が確かだとか、立体的だとか、そんな月並みなことはもういいの。
生まれついての能力差だね、これは! 試聴で“一曲通して”聴きたくなりました。
これって、最大級の賛辞でしょ?
オリジナルP0が発売になってもう何年経つのでしょう。我ながらようやっとその真価に気づいたかぁ。
思えば自宅試聴したのは初めてのこと。なんでも自分の環境で聴いてみないとわからないもんだねえ。そもそもデザインと機械騒音で購入対象外と決めつけていたのが悪かったのかもしれませぬ。って、主役はVRDS25XSベルテック改だっけ^^
実際4倍以上の価格差(120万円以上の差)を考えたら、これはとってもいい機械。ただお世辞にもP0並とはいかなかっただけ。VRDS25XS改がP0より優れているなと思ったのは、なんかこっちの方が、音が奥から出てくるような気がすること。前後のレンジ(?)が広いと言えばいいのかしら。ダイレクト感に優れるというメリットも健在でした。実はワタシは複雑な心境なの。だって、つい先週までうちの現状システムと比較して、VRDS25XSベルテック改はいいんじゃないか?とか言ってたわけ。今回時間の都合で直接比較していないけど、じゃぁPO(S&VUK)とKrell MD20を比較したら・・・あんまり考えたくねえな^^;)
いやぁ、金B選手ありがとう。いい機会になりました。
2004/09/03「MIT再び?(その1)」
愛するエソテリックからSACD/CDトランスポートとモノラルDACである「P01/D01」が発表になりましたな。
ワクワクしながら早速サイトを熟読しましたが・・・どうも釈然としない。最大の困惑は数あるメディアと規格を睨みながら、値段の割に“オマエはどこに行きたいんだ!”というのがよくわからないこと。と考えていたら、AMOKさんが9/3の日記でワタシのいいたいことの80%を書いてくださいました。パチパチ。
ま、雑誌じゃ絶賛されることでしょう、って実際自分も聴いたら絶賛したりして^^さて、ひゃおさんがMIT Magnum AC1を持って我が家を訪れてくださいました。ワタシもMIT Magnum AC2をAyre V1Xに差し込んでますが、とにかくMITはひゃお家でも絶大な効果を聴かせたらしい。そんでもって早速オークションで落としたらしい。
>> 電源に関してMITは明らかに何か掴んでるね。他社に対して1歩先いった次元の音してる。
>> コレ聴いちゃ買うしかないよ〜...> おぉ〜〜〜〜、此処はひゃおさんを信じてみるかなぁ〜〜(笑
> アンプでは、変わらないの??アンプでも変わりますよ。でもCDPの方が如実でしたね。アンプとCDPで2本使った時は近所のY君と二人して笑っちゃいました。「この音のどこに問題があるの?」みたいな。^^
威力は僕が保証します。ダメだったら買い取りしますよ、安く。^^
いや、マジでMITのマグナムには驚きました。うちではもう好みうんぬん言わせぬ威力でしたのでこのケチな僕も本気で購入を考える訳です。
10万の電源ケーブルは僕的に”ナシ”な価格帯ですのでこう考える事にしました。
「6、7万の保証金を払って借りてる」んだと。
こう考えれば買えるのだ!!^^; この保証金を払う代償は音を思えば決して高くないのです。
そのくらいの威力がありました。5万前後の電源ケーブルとは次元が違う...マグナム聴いて自作でお茶を濁そうなんて思わなくなりました。素材に10万掛けてもケツさえ見えそうにない...
ただ、システムが電気的に健康な状態じゃないとこの威力は味わえないと思います。
持ってきてくれた近所のY君自身も効果に驚いていました。こんな感想書いてくれました。
「MIT挿入後は色々な意味で確変が起きて面白かったです。小型SP+1bitの枠を完全に超えてましたからね!!」
ワタシもMITのAC cableに関しては同じく絶賛中。悪法のおかげでAC cableの購入の難しい昨今、店頭中古じゃ手に入らないわけで、そうなると益々聴きたくなるのが人情じゃないですか。以前からパワーアンプ以外の機器が接続されているタップ(経験上デジアナ分離に余りメリットを感じていないの)につながるAC cableの弱点をいろいろな人に指摘されていたので、こりゃちょうどいい。今は自作の6N単線使用ACケーブルだもんね。そこもMITにしてみたかったんです。
2004/09/04「MIT再び(その2)」
MIT ACの交換に先立ち、ACプラグ内を確認してもらいました。聞けば、MITは末端処理が値段に似合わぬほどいい加減とのこと。どうやらひゃおさんは自分で確認して憤慨、Magnum AC1の末端処理をやり直したらしい。
Magnum AC2のプラグ内は、適切に処理されていましたが、導体の止めネジは緩いです。力を入れずとも、ドライバ1/3 周程度の増し締めが出来ました。こういうのは知らなきゃいいんだけど、知ってしまうと精神衛生上よくありません。しっかり締め直しておきましょう。しかしこうやってMITの線を見ると、ホント普通の構造だし、導体も凝った構造はないっぽい。
ということはいかに“箱”に秘密があるかよくわかりますね。箱のないMITなんて買う気しないもん。では早速自作6N ACケーブルとMIT Magnum AC1を交換しましょう。MITのACケーブルは通常2mで、本当はタップの位置をずらしてもだいぶ短い。宙に浮かぶ感じになってしまいます。それに対して自作線は短く見ても5m40cmはある。これはスピーカーケーブルを流用したからなんですが・・・ちょっと我が家に長く居着きすぎたかな?
タップの線が変わると、トランスポートから、DACから、プリアンプから、とにかく供給される電源の質が変わってしまいます。ということは極めて影響力が大きいわけですが、なぜか手付けず。ず〜〜〜っと放りっぱなしになってました。
本日それを反省しましたわ。
ずいぶんと粗末な電気を食べさせていてごめんよぉ、ボクの愛する機械達!とにかくいとも簡単に底上げされちゃった(><)
やっぱりMITの持つ見事にストレスのないピラミッド形の音調と、ハイエンド・エネルギーに満ちあふれた、濃く、直線的で速い音に変化しちゃうの。今までの6N線ACは普通のちらかった部屋、MIT ACは自分の好みに合うようにリフォームされちゃった感じ。部屋から要らないもの(ゴミね)を捨てて、住みやすいように、気分的に快適に暮らせるようになったみたい。MIT独特の“箱”で情報がスポイルされるという人もいるけど、そんなことみじんも感じません。現場でひゃおさんも言ってましたが、O崎家2004年度最高高値あっさり更新です。自分でビックリしました。MITを最初に導入した時の印象がよみがえります。
なんだぁ、MITって? あの箱はなんだぁ?
大トロがうまいっていったって、マグロにかじりつく奴はいない。切れ味良い包丁で切ってこそ。
秋栗がうまいといったって、殻ごとくわえる奴はいない。普通は渋皮だって剥かないと。
骨付きカルビがうまいからといって、焼かずに食う奴はいない。適度にあぶってこそ。
泥付き大根がうまいといったって、泥ごとかじりつく奴はいない。きれいに洗わないとね。
朝堀のタケノコがうまいといったって、皮を剥かずに食う奴はいない。きちんと皮をはいでこそ。電気だって一手間加えないと“生”じゃだめなんだ。そりゃ、マグロだってタケノコだって食べられますよ。でも手間掛けないと美味しくないでしょう。味付けしろとはいいません。でも、機械だって粗末な電気を食べさせてちゃいけないのねえ(^^;
ひゃおさんの感想(長文なり)。
パワーアンプ以外を給電しているタップまでの電源ケーブルをO崎自作ケーブルから持参したMIT マグナムAC1に変更。
とたんに音の出方が整理されオーディオ的品位大幅アップ!! あっさり年初来高値更新!!念願のO崎システム真の姿を垣間見ました。電気的に健康な状態で何を聴いてもいい感じで鳴ります。本人もCDとっかえひっかえで「よか、よか」連発。^^
先生、この状態でマニアどもを迎え撃ってください。まず不満の出ない音だと思います。しかし、O崎システムはここからが真のスタートなんだと思うんです。
O崎さんとはそれなりに付き合いも長いし、同じく小型スピーカー使いとして、その時々で変化するO崎システムと接してきました。格上の機器で構成されたO崎システム、お手本であり目標として、どうしても評価がアラ探し的になってしまう事お許しください^^。
そんな非常にシビアな状況での感想です。今回はある一定のレベルを超えた音でした。それゆえに今までマスキングされてきたアラをさらけ出す1面もあったと思います。
1つはシステム固有のカラーを感じました。これは家の臭いと同じようなもので住んでる人が1番気付きにくいと思われます。もちろん僕にも同じくある事だと思います。無味無臭の感覚も人それぞれといいましょうか。演奏するソフトによっていかにシステムが変化するか、曲中での楽器の描き別けなど、このあたりにO崎システム固有の傾向を感じました。
若干ですが上への周波数レンジが狭く、無色透明というよりちょいとグレーがかった渋い感じといましょうか。原因の1つとして考えられる事は、電気的に健康な出音なので逆にボリュームを上げると部屋の響きがかぶってきて固有の音色を付加しているのではないかと。
その証拠?に小音量時の方が音離れ、定位感、分離感が向上すると感じましたし、リスニングポジションによっても”音色”が変化していました。<<O崎システムの特徴>>
小型SPらしからぬ密度感とウエイト、太く厚みのある安定した音調にある種のリアリティーを感じさせます。帰って自分のシステム聴くとわかりますが、うちには無い本物の質感があります。ピッチなんかも明瞭で5弦ベースの低い方なんかもぼけません。筋肉質で速い。エアーの底力かはたまたAE2の能力なのか、そのあたりは機器の持つ潜在能力の高さを認識させられます。しかし、上に書いたようにスタートはここからなんだと思うんです。O崎さんの目指す定位感やボーカルの口元の大きさなんかもまだまだセッティングで追い込めるでしょうし、周波数レンジなんかも録音の良いソフトではもっとワイドレンジでストレスフリーな感じが表現されるはずです。
このあたりは2、3日前のスギモトーンさんとやったスピーカー回りの再セッティングも影響しているのかもしれませんね(LRのSP間隔が以前より狭められているとか、上にも書いた部屋の鳴りとの関係もスポットから外れてるかも?)。エアー&AE2のエネルギーをもってすれば、もうちょっとLRを広げた所に(前後も含め)スイートスポットがあるかもしれませんね。今の感じだとエネルギーが固まりすぎて以前よりSPからの音離れが劣っている感じがしないでもない。そういった意味で今回非常に良い状態で鳴っていましたが、今後の可能性も感じさせる音だったと思います。
これで年初来高値を更新し続ける事は約束されました。ちゃんちゃん。
いや〜O崎さんの所いいですよ〜!!
こんなアラばっかり書きましたが、結構うまくいってるはずの自分システムの音聴いて物足りなさを感じたもん^^。
うちは規模、機器の性能から考えて、結構目一杯いってると思うんですよ(このへんはO崎さんが実際検証してください)。でも如何せん1600CCのボーイズレーサーカリカリ公道チューン的なんですよ...意のままにチューニングはしたけれども絶対的な速さが無い...体感的な速さ。実際、目一杯いってもTVRのような高級スポーツカー(O崎システムね)にはかなわない現実も感じますね。直線で置いてかれるような^^。音に話しを戻せば、うちのはオモチャっぽいんですよ。O崎システムにある潜在的なパワー(力感だとか、厚み、重み、渋み)に関するリアリティーが足りない。
しかし、モニター的な見通しの良さや透明度、鮮度、純粋性、SPから発音されていないようなホログラフィック感なんかはうちの長所だと思います。このあたりは日頃の異常なメンテのたまものかと^^。あとはクロック交換の恩恵がうまく受けられているかもしれません。
こんな所にスポットを当てて試聴してもらえれば面白いと思います。よろしくどうぞ。ひゃおさんの自分以外に自分のシステムに詳しい人がいらっしゃると非常にいいですね。自分が感じていることをズバリ指摘してくれることもあるし、全く気づかないことを指摘してくれることもある。オーディオって、音楽を聴くのが主目的なのに、何かと“比較して”どうこういう趣味の側面が強くないですか? 音の記憶って感情に左右されやすいし、何より曖昧だもん。だからこそ繰り返し聞いてくれて、かつその時の感想を正直に言ってくれる人の話は勉強になります。
これはひゃおさん宅にお礼に行かないといけませんねぇ。MIT AC欲しくなっちゃった。
2004/08/30「Musikelectronic geithain(その1)」
こんなとこ行って来ました、塔のへつり(福島)ですさて、エンジニアから転職したスギモトーンさん、転職先はなんとあのアルテックの日本代理店の“バラッド”でした。
そのスギモトーンさん来宅。メールやBBSではやり取りしていたからそんな久々という感じでもなかったのですが、よくよくみれば、トルク管理以来だから一年半ぶりじゃないですか。いやぁお久しぶり。そのスギモトーンさんが前回いらしたときに、“一部のスタジオにしかない、ものすごい音のいいスピーカーがある”という話をしてくださりました。ワタシも当時それを調べたのですが、あの時は見つけられず。実はそのものすごい音のいいスピーカーの現在の国内代理店こそが“バラッド”だそう。
スピーカーの社名はMusikelectronic geithain(MEG)社。ドイツ連邦共和国に1960年創業、本格的なスタジオモニターへの参入は1985年「RL900」という同軸型だったらしい。
最新機種の「RL901K」(下写真:MEG社HPより引用)は40cmウーハーをベースにした3Wayで、最大の特徴は32Hzの低域周波数まで指向特性が制御されている点らしい。確かに公開データを見ると、ホーンロードでもないのに、32Hzで-10dBという結構な値を実現しています。ということは他の大型スピーカーよりも部屋の影響を受けにくいというか、セッティングが容易であることは想像できます。エンクロージャの背面に設けられたスリット状の開口部が位相を相殺させ、正面からの低音の回り込みを激減させているとのこと。
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こんな大きな板(MidとTwが付いた板)がウーハー前にあったら、鳴いちゃってダメなんじゃないかと悪態付いたら、実際の再生音は笑ってしまうほど気にならないらしい。承知の上の音作りとのこと。
写真のスタンドも純正品らしいけど、いただいたカタログを見ても二本の棒を立てただけでへなちょこっぽい。ところが筐体の重心に掛けるのでとても安定している上に、底板がフリーになるのがミソとのこと。底板を押さえ込まない良さというのは確かにあるかもしれませんな。ワタシも実践しているスピーカーのマグネット・フローティングだって、そういう恩恵もあるのかもしれません。
2004/08/30「Musikelectronic geithain(その2)」
さて、スタジオ用の40cm口径のスピーカーをエレベーターもない社宅の5階に持ってきてもらうわけにはいきません。持ってきていただいたのは本邦初公開(?)のコレ、MEG社の「ME25」です。
同軸タイプですが・・・細かいデータを聞くの忘れちゃった(^^;) 18cm口径くらいでしょうかね。大きさはAE2より一回り小さく、見た目に比して重さはずいぶんと軽いの。たぶん5kgないと思います。作りの良さは普通かな。能率は公称91dBのAE2Signatureよりも高いようです。
40cm口径のモニタースピーカーがそんなにいいのなら、この小型にもちょっと期待しちゃいますな。
実は我が家でスピーカーの試聴というのは極めて珍しい。AV用のPMC TB1ですらAyreにつないで鳴らしたことがないんですから。もしかしたら初めてかも。
それもこれもMFBからAE2Signatureをスタンドから降ろすということに抵抗をなくしてくださったDWs'会長のおかげでしょうか。
とりあえずはAEのスタンドを利用して、そのままの位置で聴いてみましょう。AEのスタンドはもちろんAE専用で底面積フラットでなく、AEよりも小さいスピーカーを聴くには向かないのですが、やむを得ませんな。
いつもの試聴の際に聴く何枚かを短時間試聴してみました。
当たり前といえば当たり前ながら、AE2Signatureはちょっと相手が悪すぎましたな。高校生クイズと司法試験くらいの差があります。鳴りっぷりよく、バスレフらしい音ですが、メリットとは言い難く、全体的に大ざっぱで細かい音を楽しむ印象ではありません。モニター・スピーカーの血を引く割には大音量に弱そうだし(これはAE2Signatureもそうなので部屋のせいかも)、同軸なのに口元などの定位も大きいのです。アルテックのように美味しいエッセンスがビンビンに伝わってくるというわけでもありません。
2004/09/2「Musikelectronic geithain(その3)」
なんだ、期待はずれじゃん。で、終わるわけにもいきません(でも店頭などの一期一会の試聴だと一聴でそのブランドイメージが決まっちゃったりするから怖いよね。○○はこういう音、みたいな)。ME25には推奨セッティングがあるのです。出来るそれに限り近づけてみましょう。こういては何ですが、Ayreのペアでは(相性はともかくとして)駆動力不足ということはあり得ないでしょうから。
どれどれ、スピーカー間を1.5〜3mにして、試聴角度を60°にしろとな。つまりスピーカーを耳に向け、正三角形の位置で聴け、ということです。高さの基準もありましたが、さすがにそれは難しい(^^;
今聴いた最初のスピーカー距離は1.49m、耳前でやや鈍角に交差するような位置だったでしょうか。
1.49mってずいぶん細かいでしょ。実はスギモトーンさんが距離計をもっていて、実に厳密なセッティングができたんです。場所あわせなら逸品館のレーザーセッターでも出来ますが、距離計は便利だねえ。
あと、音圧計もお持ちでしたが、アナログとはいえ、これもいいですね。能率の違うAE2Signatureと“聴感上ではない”音量をあわせた試聴が出来ました。
試聴で音量って大事なのに、割とみんな“だいたいこんなもの”で聴くでしょ。比較試聴なら尚のことです。セッティングやケーブルにはシビアなのに音量には無頓着。音量くらい簡単に影響を印象を変えるものはないのにね。いろいろ試してみましたが、どうも推奨された距離間隔では広すぎるようです。スピーカー間1.2m程にしてようやくピタッときました。角度はAE2Signature並にシビアっぽい。(←これ結構すごい)
音として宙空にピタピタ決まる定位、輝かんばかりのきらめいた高音、周りの温度が下がったかのようなシャープな音像、みたいなスピーカーではなく、古いタイプの音色(なかなか言い回しが難しい^^;)のように感じました。細かくない。暴れ馬っぽくて、ミッド充実、エモーションパンパンみたいな。古いJazz(Sony Crissの「Go Man!」とか)や荒井由美なんていい感じで鳴りますよぉ♪ でもこの部屋ではモニター・スピーカーっぽくは鳴らないなぁ(PMC TB1とかとは全然違う)。値段は最後の最後に聞きました。海外製品ですから円建てするのも難しいのですが、それでも一本10万円を超えたら、音や作りからして×と思っていました。それよりはだいぶ安い。店頭ならばもっと安いでしょうが、全くブランド名が浸透していないので、これを店頭でみんなに聴いてもらうのは相当大変でしょう。がんばれ、スギモトーンさん!
では、スギモトーンさんの長編感想をどうぞ^^
早速、MEG ME25の詳細情報までまとめて載せて頂きましてありがとうございます。和室でME25を聴けたのは初めてで貴重な体験。ありがとうございました。
O崎さんには価格を最後まで伝えず試聴していただきました。
私もあくまでもムジーク(Musikelectronic geithain:以下MEG)ファンの立場として試聴レポを。社員の立場では単なる営業なんで(笑)
セッティングの決まったAE2Signatureとの直接対決というのはME25にとってかなり不利な状況でしたが、ME25の特性が良く出たと思います。
afutura邸にお邪魔して以来、AE2Signatureは1年半振りなんですね。じっくり聴かせていただきました。
久しぶりに聴いても、ホントにバランスよくウットリする様な柔らかさで音楽を聴かせてくれます。持っていった盤のマスタリングの癖、ミックスの違いも結構詳細まで書き出してくれます。多分盤のラインの違いも書き出してくれるでしょう。さすがに未だに、スタジオモニタとしても活躍しているだけあります。時間が経ってもバランス崩れないですね。低域が以前より太くなっている感じが、私好みな変化でした。O崎さんによると「夏場は太くなる傾向がある」との事でしたが。湿度によるトルク変化もあるでしょうが、現状のバランスはとても良かったです。で、MEG ME25。私的には、スタジオで聴いた感じとは全く違って面白かったです。
スタジオでは他社の○F-01なんかよりは中高域の解像度も断然高く、クラッシックなんかは結構合うのかな?という印象を持ちましたが、afutura邸では聴きませんでしたね(笑)。ちなみにスタジオではamcronのDC-300Aで再生していました。(楽器的に)エンクロージャの鳴りっぷりは軽めかな?という印象でした。ただ、ミッドも充実して指向性の帯域バランスもよい感じで定位も良く、コストパフォーマンスで言えば、結構いけるかなとは思ってましたが...。まぁ、ME25、同社アンプ内蔵モニタRL900シリーズとはキレ、シャープさが違うのはしょうがないです。musikのキースラー社長が、来日当時勤めていた自社スタジオに測定の為訪れてくれました。その時「RL900A(40cmウーファ3ウェイ同軸ラージモニタ)のパッシブは出さないのか?」と聴いたら、『ここまで鳴らそうと思ったら、パワーアンプだけでスタジオが埋まるぞ』と脅されました(笑)。アンプへのこだわりもキースラー社長モノ凄いです。
最初、何も考えずに良い音のAE2Signatureが置かれていた間隔の1.49mで聴いた時の衝撃は忘れません。「なんじゃこりゃ」ですわ(笑)
バスレフポートの風切り音はありますね。低域が暴れ気味なのは結構びっくりしました。でもって結局、1.2m間隔まで寄せた時は「よりベター」でしたね。afutura邸ではこの幅あたりで低域の暴れも減って...というよりミッドが充実して気にならなくなる様です。要はバランス。この幅でやっとO崎さんにも「まぁ悪くないよ」との感想ももらえて一安心。
ところで、ME25のpdfご覧になりました? ME25はかなり指向性が強いです。軸上から30度ずれると8kHzが6dB落ちるので軸からずれると吸音過多の部屋では結構もの足りなく感じる様です。
逆に言えば使い様で「特性の悪い部屋でもコントロールしやすい。暴れない。」という利点でもあります。ME25は軽いので、手で持ってくるりと一周させると指向性の鋭さが体験できますが、やりませんでしたねぇ。ただ、低域の暴れはO崎さんがおっしゃる様に、部屋に何か要因がある...かもしれません。スタジオではそれほど感じませんでしたから。まぁ和室なので原因究明はかなり大変ですね〜。試聴音圧レベルで影響も変わります。和室では押し入れ、ふすま、天井、畳のそれぞれが得意な吸音帯域や反射率も違うので、位置を各素材に寄せればその特性が表に出て来てスピーカとの合成特性が変わります。定在波の計算と対策だけじゃ対策しきれないのが日本間の特性。afutura過去記事にある様にフラットな残響が出にくいですよね。
また、違うスピーカに入れ替えて聴いてみれば「部屋のクセ」と「スピーカの特性」が良く認識できるのでは無いかと思います。という事をふまえると、現状のAE2Signatureが高次元でかなりいい感じにまとまってるのが驚異に感じました。
さすがO崎さん!(笑)
まさに追求しつづけた「出音に人柄が出ている」気がします。エンジニア職の立場で聴けば、どちらのスピーカでも共通して500Hz〜800Hzあたり2kHzあたりの立ち上がりが優し目な部屋の印象をもちました。
「ツイータのネジも結構緩んでますよ...(ボソ)」もっとピシッとでますよ。どうですか?またやりますか?
ただ、現状リスニング向けにはうっとり出来るほど聴きやすいから良いと思います。私は、あまり神経質なのはいやです。(笑)営業的には、ME25の鳴り方が解ったことはとても勉強になりました。
直接音を多めに聴ける「近めのセッティング」にして、尚かつ「中域の合成波が充実するまで間隔を寄せる」だけ。
これってアコースティックの影響を受けずらいセッティングの楽なスピーカーかもしれません。帯域のつながりよく指向性がコントロールされ「多方向に音が放射されない」と言う事は、複雑な定在波が発生しないという事ですし、セッティングだけで音をつめやすいという利点ですよね。
ん?ちと発想の根底はやはりモニタースピーカーチックの様です。
ME25は結構演出しない感じ。AE2Signatureの様につややかな演出を求めるならパワーアンプは結構古めの音...もしかするとアウトプットトランス内蔵のユルめのアンプが良いかもしれません。
〜〜〜〜〜
さて、音楽業界ではムジークファンが突如増殖してきたとは言え、標準になる為にはオセロの様に一枚一枚白黒ひっくり返していくしかありません。でも、MEGはもうその段階を通過し、既に勝手にひっくり返り初めてる感じがしますけれどまだまだ油断なりませぬ。(笑)。
RL901kはスタジオ、エンジニアマーケットだけで月に2セット売れていきます。
たとえば、NHK技術研究所にも多数納入されていますし、そうそう、「yazawa」ことエーちゃん(!)のスタジオにもサラウンドで901kが納入されます。低域が指向性を持つ事は、部屋の特性に暴れを出しにくくし、内装技術と工賃以上の音質を生み出します。アンプ内蔵でありながら飽和感無いリニアな音、性能の凄さは、口コミだけで数年で広まりました。
そろそろ給料あがらないかなぁ...もっと売らない家族を幸せにできません(笑)
娘が成人するまでは、気が抜けませんねぇ...じゃまた。
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