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Audio日記 御開帳編(2003/06/03〜06/08) この期間の私のシステムは、スピーカー:AE2Signature、パワーアンプ:エアー V1X、プリアンプ:エアー K1X、DAC:WADIA15i、CDトランスポート:クレル MD20 、ボイシング・イコライザー:アキュフェーズ DG28です。
2003/06/08「遺品」
大々的に書いていいやら、悪いやら。
故朝沼予史宏氏の一部機器やソフトが販売されると聞いたのは先月のこと。それは是非行かねば思っていたのに、案の定、旅行だなんだで忘れておりました。本日別ルートから「やってるよ」とのメールをいただき、思い出した次第。ちょうど妻も出かけるとのこと。家で掃除に精を出す予定でしたが、しめしめ、お出かけしましょう。眼前の段ボール箱から、朝沼氏の遺品となったソフト(LP、CD、SACD、LD)を一枚一枚見ていきます。結構枚数あったような気もしましたが、これでも当初の2/3程度は売れてしまったとのこと。そりゃそうだよな。いい盤あったんだろうなあ。
とはいえ、ロック、ジャズソフト多し。ディスクをめくっていても手が止まることが結構ありました。予算無制限ならば、両手いっぱいに買ってしまったことでしょう。当然押さえているであろう定番ソフトから、パフィや松任谷由実、デュラン・デュランといった個人的には嬉しい盤まで、拝見することができました。ご自宅ではひっそりとユーミンを聴かれていたりしたのかしらん。
サンプル盤や賃与品が多いのはご職業柄でしょう。同じ盤が複数あるのもそうかもね。でも雑誌で親しんだ朝沼氏の品となると、聴き込んだような盤を買うか、聴いていないようなきれいな(あるいは未開封の)盤を買うか悩むよね。値段は一緒だったから。
Dinu Lipatti : EMIの7枚組ドイツ盤。盤も綺麗だし、なぜこういう名品が売れ残っているのか、チト不思議。みんなリパッティを知らないな? David Bowie/Let's Dance : USA盤。最近CMにも使われているボウイの大ヒット盤。 Arne Domnerus/Antiphone Blues : プロプリウス・レーベル。これはオーディオマニアには有名な一枚。 Jean Michel Jarre/Equinoxe : 70年代シンセサイザー音楽の逸品。しかもモービル・フィディリティ盤じゃん。 Frank Rosolino Quintet : これは183gの重量復刻版。この状態からしてたぶん聴いていないな。 Harold Mabern Trio/Falling In Love With Love : ご存じビーナスレーベルのサンプル盤CD。 Steve Kuhn Trio/Waltz : これまたビーナスレーベルのサンプル盤CD。 The Jacky Terrasson Jazz Trio/Lover Man : またまたビーナスレーベルのサンプル盤。24金CD。 Billy Joel/52ND Street : SACDプレーヤーを手に入れたら、絶対に買おうと思っていた一枚。ん、SACDプレーヤー、まだ持っていないのに^^; これは見本盤。 TOTO/TOTO IV : 同上。 Miles Davis/Kind Of Blue : US盤SACD。実は国内版もあったが、こちらが妙に聴かれた形跡がある。US盤の方がお好きだったのかな、と思わせた一枚。
数枚の予定が結局11枚購入。加えてステレオサウンド誌別冊4冊とYEAR BOOK 1999も購入。
重かったけど、家に持ち帰って見ると、もっと買ってもよかったな、なんて思いました。SACD以外は早速聴いてみます。我が家にも大量に残された朝沼氏の文章を読みながら。2003/06/08「遺品2」
昨日購入した故朝沼予史宏氏のソフト、LPだけですが早速聴いてみました。ソフト購入後、3ヶ月くらいため込んでからから聴くという悪癖も今日はおあずけです。
クラシックには全く明るくない私にしては珍しいチョイスだったDinu Lipattiの7枚組。鳴らし始めたら、妻に特等席を取られました。珍しい。妻もLipattiに詳しいわけではないようです(名前だけしか知らないと言っていた)。それでも、技巧派ではなく、その分わかりやすく心に染みいる演奏だと申してました。ディスクが終わるとパチパチと拍手。私もクラシックピアノはつまみ食い程度しか知りませんが、そのつまみ食いの中でもLipattiは群を抜いているような気がする。
ちょっと前に「キース(ジャレット)は天才だ」というメールをもらいました。ジャンルが全然違うけど、キースが天才なら、この人は天然。それも真摯な天然です。素晴らしい。全録音CD化されているはずですが、これはレコードで聴きたいね。
確か33歳くらいで夭折しているんですよね。若くして亡くなった朝沼氏と重なりますなア。
Jean Michel Jarre「エクイノックス」にはビックリ。YMO好きだったから、シンセ関係は富田勲からクラフトワークから、とにかく五目で聴きまくりました。エクイノックスももちろんその中の一枚なんですが・・・あまりに昔とイメージが違う。この美しくも吸い込まれるような音場はなんだ? それにスピーカーを全面に大きく張り出して左右斜め前の定位が見えるレコードなんて、希有の一枚ですな。モービル・フィディリティ盤だから良いというわけではないでしょう。
メロディラインについては受け入れられない人は全くダメだと思います。ボクも20年前聴いたときは「つまんない」の一言で終わらせたような気もするな^^; でも今時のハウスやニューエイジの直系の先祖であることは間違いなし。今度誰かが我が家に来たら、冒頭の30秒だけ聴かせてあげよっと。
見直したと言えば David Bowie「レッツ・ダンス」。「モダン・ラブ」「チャイナ・ガール」そしてタイトルの「レッツ・ダンス」と、ボウイがチャートを賑わした80年代最高の一枚です。
これは一曲目の「モダン・ラブ」からぶっ飛びました。台所にいた妻を思わず呼びに行ったくらいです。これまた 昔聴いたはずのボウイ君のカッコいいこと! こんなんだったっけか? すげえ・・・この一枚はボウイの本性ではないと思うけど、ここまで決まるとケチのつけようもない。ああ。突き詰めたオーディオの(アナログの、か)方向性は間違ってませんでした。ボクの中のイメージと実際に出てきた音を比べて、「現実が理想を上回る」というのは、これはもうある種「あがり」なんじゃないかい? (← 自画自賛モード)
朝沼氏のディスクに神を見ましたわ。
思えば、AE2Signatureにはオーディオ・フィジックがいいと私に言ったのは朝沼氏。そのオーディオ・フィジックの「Luna」が今我が家にあってAE2Signatureと強力タッグを組んでいます。氏に忠告されなかったら、Lunaを導入することはなかったかも知れないと思うと、今更ながら感慨深いものがありますね。
2003/06/07「最後の来客」
昨日、PippinBoyさんとキョーソク先生の上京に伴い、新宿で落ち合ってオーディオ談義。なにやらキョーソク先生、プリアンプをA&M MODEL C101(管球)から買い換えたい様子。私が合流する前もお二方で、マッキントッシュのプリアンプ「C40」と「C42」を聴き比べていらっしゃたらしい。どちらも好みの差はあれ名高い名機だし、年代的にもC34V、C36、C40、C42あたりはオーディオ誌に頻回に紹介されていたこともあって、使用経験などもちろんない私でも印象深い機種です。
で本日、そのPippinBoyさんとキョーソク先生、そしてPippinBoy奥様の3名が我が家にご来宅となりました。最近この日記もオーディオネタそのものはちょっと少なかったでしょ。私も一年通じて音楽を聴いているわけではなく、割と小さな波がありまして、2週間アンプのスタンバイモードが解除されないなんてことはざらにあるわけ。今回も5月初旬からその波の谷間に入っていましたので、(せっかくいらいていただいて申し訳ないけど)自分自身のオーディオに渇を入れるにはちょうど良かった。さぁまたやるか、みたいな気分の盛り上がりを感じます。
今のところこんなセッティングだけど、ちょっとセッティングの変更を考えているんだよね。パワーアンプ Ayre V1X をスピーカーの側に持っていこうかな〜、なんてさ。そもそもV1Xを手元に置き、スピーカーケーブルを長く使用していたのは「V1Xをプリアンプ K1Xと一緒にいつも見ていたい」という音質とは全然関係ない理由もあるもんね。今でもその思いは変わらないけど、これから夏場を迎えるにあたって、発熱体をリスニングポイントのすぐ側に置くというのはどうも得策でないわな。大々的なケーブルの入れ替えも計画しているので、本日いらしたお三方、大いなる変化する前のきっと最後のお客様でしょう。
それはいいとして、キョーソク先生、昨日のマッキントッシュとともに気になる出物がある様子。ははん、PippinBoyさん、キョーソク先生にだいぶ吹き込んだな^^ 音楽を聴きながら、ここ十年くらいのオーディオ書籍数には自信のある我が家で、そのアンプの製品評を読み解くということに・・・。
その後の予定もあって、1時間あまりの短時間滞在と相成りました。後で聞くと、なんと試聴した店でその気になる出物を買ってしまったらしいじゃないですか。思い切りいいなあ。何かを買うと決めて上京したとのことながら、さすがですな。所有欲が100%満たされないまま購入しても後々後悔することが多いので、わずかな金額で妥協するよりも最終結論としてはよかったんじゃないかな?買い物は楽しい。自分が買っても、人が買っても楽しいですね。キョーソク先生が買ったレビンソン、いいねえ。ボクも聴きに行きたいです。
2003/06/03「帰省する」
誰が5月に台風が来ると予想したでしょう。しかも本州直撃ときたもんだ。でも、当初から予定していた5月末の長野行き、今更止めるわけにもいきません。
だって、7年に一度の善光寺御開帳に行くんだもん。どうしても御柱にさわりたい。
わざわざ雨風の中突撃せずに、次の7年目に行くか? でもねえ、7年経ったら40代だぜ。自分自身が信じられない。思い立ったが吉日。ちょうど3連休だし、帰省も兼ねて行ってきましょう。ここからはできるだけ短くね。
5/31
東京も雨、でも妻を引き連れ、上野発の新幹線に飛び乗り長野へ。東京から2時間弱で長野に着けるなんて夢のようだ。車で8時間もかかっていたあの頃は一体何だったんだ? 長野でバスの運転手も言っていたが、長野オリンピックが30年かかる公共事業を3年でやりきってしまった。公共事業も悪いことばかりじゃない、恩恵にあずかれる人だけにとっては。
長野も雨、でも善光寺まで歩いていくことにする。仲見世は傘の海、そしてオシャレな通りだ。普段から人も集まっているんだろう。事実GW中の人出は博多どんたくよりも多かったらしいじゃないか。この狭いエリアにどんたく以上と言うことは・・・考えただけでも凄い光景だ。今日は御開帳の最終日ながら、さすがにそこまでの人出じゃないのはありがたい。ありがたい。台風のお陰か?本坊まで来たところで、いきなり周りが一列に並び始めた。高飛車な警備員(警察か?)がしゃがめだの傘を引けだのやかましい。何があるのかわからなかったが、とりあえず従うことにする。
始まったのはお数珠頂戴。高僧が信者の頭を数珠で触れていくというもの。いいタイミングだねえ。でも、これって朝の6時頃からやる行事じゃなかったっけ? ま、いいや。ありがたい。ありがたい。
やってきました善光寺。みんなお数珠頂戴に気を取られてます。 結局このお数珠頂戴にみんな注目しちゃってさ、その隙をついて、本堂前に建つ御柱にタッチ! 満足満足。あとは本堂にお参りして、ハイッ、終了。
なんだよ、早いじゃん。仲見世歩き出してから1時間もかからなかったじゃん。・・・にしちゃ、本堂の中に並んでいる人が多いな。何に並んでいるんだ? ここで図書館で借りてきたガイドブックを開く。
ガーン! 御開帳って、7年に一回、本尊と同じ姿の前立本尊(まえだちほんぞん)を拝めるのね。善光寺のご本尊は門外不出で誰も見たことがない。その身代わりに前立本尊が本堂に迎えられる・・・いつの間にか柱にさわることが主目的になってましたわい。大体「御柱」じゃなく、「回向柱(えこうばしら)」だっちゅうねん。脳内で「諏訪御柱」と混ざっとる。
回向柱にさわりまくる。御利益はワシのもんじゃ〜っ!! 知人宛に前日に出したメール。
そんな嵐の中、明日善光寺の御柱に触りに行く私。最終日だから、TVカメラ来てるかも。傘差しながら御柱に抱きついている奴が放映されたら、それが私です。
アホ丸出し。もうここら辺から勘違い甚だしい。「前立」という字を見て「前立腺」しか思い浮かばない、バチ当たりな輩としては、もうアップアップ。
よくよく周りの放送を聴けば、本堂を全部回る(内陣、お戒壇めぐり)には3時間以上かかるらしい。本堂内に並んだ人たちはお祓いを待っている人じゃなかったのね。ここで帰るのは当然惜しいので、500円の参拝券を買って、列の最後尾へ並びました・・・。おいおい、本堂を取り囲んでるじゃん(><)おびんずるさまをなでまくり、暗いお堂内をゆっくりと進む。テスト中に前日見たCMのメロディがこだまするように、並んでいる最中、なぜか頭の中では「エマニエル夫人のテーマ」がずっと流れてた。神聖な時に触れて、かえって煩悩が鎌首をもたげたか?
前立観音を拝むのに1時間半。この間行ったお戒壇めぐりは止め。ボク的にはもう充分だ。満足しました。ありがたい。ありがたいぞ、善光寺。
善光寺からは期間限定で小布施までバスが出ていて、これまたありがたかった。長野に行ったら、小布施の北斎館は欠かせないわな。ボク、北斎大好きだから。
しかし、小布施もオシャレになったもんだ。街の雰囲気がなんか鎌倉に似ている。小粋な作りの店がすんごい増えたよな〜。そもそも「obuse」という言葉の響きがフランスっぽい。「オゥ、ブッフェ〜」みたいな。
北斎館前、栗の小道。小布施といえば「栗」だよ、「くり」 ボクの田舎は小布施の隣の須坂市。そのまた山の方。夜は久しぶりに実家に行ってゆっくりとしましたわ。近くの温泉施設(仁礼の湯っ蔵んど)にも連れて行ってもらって、こりゃ言うことなし。この頃には雨もすっかり上がって、温泉に行く途中、空に大きな、ホントに大きな虹がかかってた。虹の半円を丸まる見たのは初めてかもしれないなあ。しかも、ボンヤリしたもんじゃなく、色が濃い! 台風もイカしたことするじゃねえか。虹の始まり(出だし?)も始めてみた。高い建物のない田舎ならではのことだな。
ハッキリいって、本日一番写真を撮ったのは「虹」。声が出るくらいお見事。 2003/06/04「帰省する(その2)」
6/1
翌日は宿も決めていない。夫婦揃って行き当たりばったりの旅だ。いろいろな案はあったものの、従姉妹や叔父叔母の意見を取り入れ、別所温泉に行くことにした。どうもそこにはいい塔があるらしい。塔好きなら押さえておかねばならんな。それに善光寺に行ったのなら、別所温泉に行かねば片手落ちなのだ。なぜか!
それにしても農家は朝が早い。叔父叔母は毎日5時半起き、この日のご近所の川掃除は6時半から、休日であろうと7時半に食事が終わっているし、なんと8時半までに3人の来客があった。大体、玄関には鍵もかっていない引き戸で呼び鈴もないから「ごめんください」と言われたときにはもう家の中なんだよね。
リンゴも実がつき始め。これから不要な実を落とす作業に入ります。 墓参りをすませ、叔母に車で送ってもらい長野駅へ。そこから、しなの鉄道、上田交通と乗り継いだ。別所温泉駅までは意外に遠くない。けど、高い。第三セクターの弱いところだなあ。
昨日小布施を鎌倉っぽいと書いたが、”信州の鎌倉”というキャッチフレーズはホントは別所温泉・塩田平のもの。景色が似ているからそう名乗っているのかと思ったら違ってた。塩田城が塩田北条氏の居城だったから、きちんとしたいわれがあるのね。ガイドブックに従って、常楽寺、安楽寺と歩いて回る。常楽寺の茅葺きの本堂や苔生した石造多宝塔もなかなかよい。そしてほど近い安楽寺には日本に現存する唯一の八角の三重の塔があるのさ。ちなみにこの塔、国宝。どうだい、いい景色じゃないか。
四重じゃないよ。一番下段は裳階(もこし)だから。 折角の温泉なんだから外湯に入らねばならない。別所温泉に3箇所ある外湯から、一番有名そうな石湯をセレクト。真田幸村の隠し湯とも言われているところだ。お湯は熱め、そして硫黄が含まれているのか、飲むと温泉タマゴの味(?)がする。く〜、極楽極楽。実は今回の旅行、タオルを持って来忘れており、石湯でもTシャツを何となくタオルのようにごまかして温泉に入ってた。白状しておきます。
身体を清めたとこで行くは北向観音。実はここが長野の善光寺と向かい合っており(善光寺は南向き)、両方にお参りするのが基本といわれのあるところだ。善光寺だけだと、いわゆる”片参り”で、ご利益半分だもんね。本堂もいいけど、ここの薬師堂は岩に張りつくように作られた懸崖造で、そりゃ見事なもの。どうぞ、オーディオ道楽をまい進できますように。
善光寺は来世の極楽浄土を願い、北向観音は現世のご利益を求める。 もう14時だけど、まだ目標の半分しか巡っとらん。ここから塩田平まではちょっと距離があるナ。初夏の里山を散策したいのもやまやまながら、時間の都合もあり、シャトルバスに乗ることにした。
次の目的地は中善寺。これまた茅葺きの薬師堂は重要文化財なんだけど、この長野県下最古の木造建築と言われている古寺、何とも言えぬ風格がある。屋根は微妙な曲線で気品漂うんだよなー。この寺、他と違っていわゆる柵で囲まれたような境内じゃないの。なんか里山の中にポツンと建っている。そこがまたよい。
中善寺薬師堂。微妙な屋根の曲線がわかるか!? 2003/06/06「帰省する(その3)」
塩田平の初夏の風景。雲がもうそれっぽい。 中善寺からは歩いて塩田平を散策。塩野神社〜龍光院〜塩田城跡〜前山寺と歩いていく(簡単に書いたけど結構距離有り)。
通り過ぎる子供たち全員に「こんにちは」と挨拶をされる。こういうのはこの町の教育なのかね。上田駅はバカっぽい若いモンに溢れていたのに、6〜7km離れただけでずいぶんと違うもんだ。みんな都会に出て汚れていくのかしらん。本日最後の塔は古刹、前山寺の三重塔。美しいけどたたずまいは安楽寺三重塔の方がいいねえ。この寺に着いたのは16時半頃、歩き疲れて、しばし三重塔を眺めながらボーっとしてしまったい。
未完成の完成、緑に埋もれる三重塔 さ、塩田町駅まで残り3kmほど歩こうかね。
上田駅ではシティホテル泊。温泉に泊まるほどリッチじゃないの、僕ら。6/2
実は帰りは上田から新幹線に乗るつもりで、切符先にを買ってしまったんだよねえ。これが間違いの元だった。そもそも旅のフィニッシュは小諸と決めていたんだけど、小諸の地理が長野と上田の間と勘違いしたことが原因。ああ、もっと安く帰れたのに残念だ。
朝早くホテルを発、上田市内を一回りして、いざ小諸へ。どうしても行ってみたいところがあったのだ。それが釈尊寺、通称布引観音。善光寺つながりで企画したわけじゃないけど、ガイドブックの写真を一目見て気に入った。
・・・ところが駅前の観光案内所で聞くと、「バスがない」と言うじゃん。どうも期間限定でしか走っていないらしい。今日は月曜日、観光している奴なんていないんだよなー。「駅からずっと下りで45分ほど歩いてください。4kmくらいです」とのこと。山上の寺のはずなのにずっと下り? 4kmも? 多少の疑問は抱きつつも、貧乏性夫婦はとりあえず地図をもらい、歩いていくことに。確かに布引観音の登り口までは下り坂がメインだった。小諸駅ってずいぶんと高いところにあるのね。でも、帰りは歩けんな。ずっと上りだから。
下り坂から一転山登り、眼上に建つ布引観音。すげー! すばらしー! 来た甲斐がありましたわ。この良さが写真で伝わるかな? しかしこれだけの絶景観光スポットに、だ〜〜〜〜〜れもいないとは・・・やっぱり月曜日だからか?
懸崖造の観音堂。この中まで行けるのさ。 岩肌を掠める風、木々の間の鳥たちの声、眼下には広大な千曲川を中心とした信州小諸の景色・・・はいいんだが、言いたいこともある。実は千曲川の採砂場がそう遠くないところにあり、その重機の動作音が暗騒音となりうるさい。山間だから直接的には響かないとしても、絶え間なく「ゴゥォー」と低いレベルで聞こえるんだもの。観光客の多い(であろう)週末は操業していなかったりするのだろうか。うまくいかないもんだ。
山を下り、タクシーを呼んで、小諸駅前の懐古園観光。特別何があるわけでもないし、面白いとも思わなかったけど、ここは有名なところだ。そういえば高校時代の彼女は実家がここら辺で旅館をやってるって言ってたっけ。もう20年も前のこと。宿の名前も忘れてしまった。
時間があったので、足をのばして海野宿まで行くことにした。福嶋屋の胡桃おはぎだけ食べたい。前山寺の名物も胡桃おはぎだったのに、到着時間が遅すぎて食べられなかったからな。
最寄りの田中駅でまた温泉に入り、ようやっと東京へ。それでも20時半には家に着くんだから、やっぱり長野も近くなってるのう。長野も何回も行ったけど、そもそも5月に行ったことなんてないんだよね。いやしくも「オーディオ日記」なのに、オーディオネタ一切なし。珍しく長編旅行記なんざ書いてしまいました。ちゃんちゃん。
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