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Audio日記 Musicalizer編(2002/05/20〜06/14)

 この期間の私のシステムは、スピーカー:AE2Signature、パワーアンプ:エアー V1X、プリアンプ:エアー K1X、DAC:WADIA15i、CDトランスポート:クレル MD20 、ボイシング・イコライザー:アキュフェーズ DG28です。


2002/06/14 「Ayre CX-7」

 AyreのCDプレーヤー「CX-7」が発表になっています。
 デザイン的には先に発表されたプリメインアンプ「AX-7」とほとんど同じです。違いはディスプレイ部がAX-7は中央下にあること、AX-7には放熱口があることくらいです。大きさも同じ。発表では重さまで同じ(11.5kg)です。

 注目すべきはアップサンプリング機能を搭載していること。えっ、Charles Hansenはアップサンプリング否定派じゃなかったの?
 CX-7の機能紹介を要約したいのはやまやまですが、専門用語はチト難しい。そのまんま載せます。そのうち代理店のページにも紹介されるでしょう。

 簡単に言えば、24ビット176.4kHzまでアップサンプルするデジタルフィルターを搭載し、ゼロフィードバックのアナログ回路を持つと言うこと。

 これだけじゃ何だけど、欲しい。欲しすぎるゾ!!!

2002/06/21 「CX-7発表!」

 ステラヴォックスからAyreのCDプレーヤー「CX-7」が発表になりました。発売は7月とのこと。54万円也。
 ま、あちらこちらで話題になるでしょうから、紹介は簡単に。

 Ayreらしいといえばそれらしい。
 クロック、アップサンプリング、バランスアウト、AES/EBU XLRデジタル出力と言うことないんですが・・・でも個人的にはデジタルインが欲しかったなあ。特にこれだけ画期的なDACを全面に押し出しているなら・・・。まあ、それもこれもデジタルイコライザーを使うという前提あればこそ、なんだけど。

 ステラヴォックスのHPの売り文句がすごいです。

 「音が良い!!! チャールズ・ハンセン入魂のCDプレーヤー」

 今時「音が良い」なんてストレートな言い方するか^^


2002/06/12「感想もらいました」

 audiolikeのwebマスター yamaさんからO崎家の感想をいただきました。音を表現するには当然語彙がいるわけですが、私よりもはるかにそれが豊富であることを感じさせます。

 先日は訪問の機会を与えて頂き誠にありがとうございました。感想をお知らせいたします。

 最近の録音のCDからLP〜シングルと様々な年代の録音を聞かせて頂けましたが、 そのどれもが、録音年代特有の音の特徴を捉えて聞かせるのはAE2Signature のソースに対する高い忠実性を感じました。 このように書くと、モニター的性格の冷たいような無機質な音をイメージしがちですが、 私の持参した坂本龍一のメディアバーンライブでは、ライブ録音なので多少アラのある録音なのですが、 それを逆に音楽的な勢いと活気に変えているようで、楽しめました。

 またLPのオーディオ・ラボのレコードでは、骨格のしっかりとした中域にツヤと密度のある音で、 演奏の雰囲気が良く伝わる印象でした。 ジェリー・マリガンのシングル盤では、この年代ではオーディオ・ラボのレコードに比べるとナローレンジな録音だと思いますが、 そのナローレンジを無理やりワイドに引き延ばそうとせず、むしろナローレンジ録音らしい密度と厚みのある“味のある”音でした。

 私の持参したフィリッパ・ジョルダーノでは、彼女特有の力強い表現と、チャーミングな潤いのある声で適度な緊張感のある印象で、曲が大きく盛り上がってもストレスフリーで伸びやかに鳴っていました。中央で聞いていた私はかなり力強く感じましたが、それでいて粗い質感にはならずに、声を含めツヤのある印象でした。

 どのような録音が来ても、肩ひじを張らずに素直に特徴を伝えるのは、エアーのアンプのシンプルな設計から来るのでしょうか?
 エアーのプリアンプとパワーアンプは、雑誌のアンプ試聴特集等の企画ではよく登場してますよね、
それで今回実際に音を聞いたわけですが、シンプルとか、冷静で端正、ベジタリアン的とゆう雑誌の評価は「ちょっと違うぞ」と感じました。

 グライコ、DG28で気になる部分を補正しているということでしたが、 普通気になる部分を下げたり補正すると、平坦な音になりがちでだと思うのですが、そのあたりはO崎様の適切な補正がかけられているように感じました。
 実際様々なジャンルの音楽で聞けた音はイコライジングその他のコントロールが効いた上で、音楽的跳躍感がありスケールの大きな音でした。

 以上が感想でございます。
 何だか散漫で、若いクセにナマイキな感想文ですみません。
 今回O崎様宅を訪問したことで色々と勉強になったことがあります。
 オーディオを続けていくには、自分よりもレベルの高い音を聞いて、理想を高く持つのも大切だと思いました。

 まわりに同じ趣味の同年齢の人が居ませんし、一人でチクチクとオーディオをやっており、私のシステムに比べると高価な機器の音を体験出来たので、私にとって大変貴重な訪問でした。
 またぜひ機会がございましたら、訪問させて下さいm(_ _)m。
 重ね重ねありがとうございました。

 不思議なもので、手持ちのCDというのはいつでもソコソコは鳴るんですよ。これをかけてくださいと差し出される一枚のCD、これがなかなか難しいんだなあ。
 yamaさんからの最初の一枚「坂本龍一/メディアバーン・ライブ」を聴いて、今日はちょっとアカンかな、と思いました。長々とフローティングの実験をしており、久しぶりにスピーカーを地につけたからでしょうか。小音量では冴えなかったですね。お客様用にとサブウーハーの音量をわずかに下げたのもいけなかったのかも。

 若いエキスを吸って、もっと精進しよっと。しかし、イコライザーに対する「閃き」が最近失せている気がするなあ。


2002/06/10「製図からして違う」

 W杯、日本、ロシアに勝ったな。正直な話、勝つとは思いませんでした。道頓堀には130人が飛び込み、ロシアでは暴動が起きて死傷者もでているそうです。

 マグネティック・フローティング・ボードを自作しようと、東急ハンズに板の加工をお願いしたことは書きました。妻に取りに行ってもらい、昨日開封したら・・・ゲゲゲッ?! 底板が間違ってんじゃん;; ハンズのミスかと思ったら、依頼した製図からして違う。4,000円がパアです。ま、それはいいとして、また依頼に行くのかと思ったら気が遠く・・・。

 昨日も来客あり。最近若い人多いけど、今回はaudiolikeのwebマスター、22歳。俺と一回り違うよ。それが数回のメールのやり取りで出会うんだから、今更ながらインターネット恐るべし。事件も起こるわけだ^^
 妻は初めての人を招くときは、いつも警戒して僕を一人にはしない。オーディオを趣味とする人間を信用して家に招くわけだけど、このご時世なにがあるかわからんし、妻からしてみれば心配なのでしょう。

 どういう感想をくれるかわからないけど、今の音は正直今ひとつだな。低音過多で、はまるソフトと外れるソフトの差が大きい。わけあって、今は根を詰めてまで調整しようとは思わないので、しばし工作とアクセサリー類の使いこなしで過ごすつもり。


2002/06/09「ゲロゲロ」

 先週金曜日は白金台〜白金と繰り出し、実家に戻ったのは午前3時。久々に頭ガンガン、ゲロゲロ状態でした。タクシーの中で吐かなくて良かった。
 そんなもんで翌日起きられるわけもなく昼頃ノソノソと起床。食事をしてから、青山一丁目に背広を作りに行ってきました。夏の背広は久しぶり。背広に限らず、何でも割と一度にそろえるので、一度に痛み始めるんだよねえ。歩き方に癖があるらしく、裾ばかりが痛んでいきます。今回は予備も一本作ることにしました。
 採寸をし直したわけですが、2年前に比べウエストが3cm太くなっているとのこと。このままの比率で太り続けると50代になったときにはウエスト1mを超えてしまう! 見た目はともかく、勤務中着るわけですから楽な方がよいでしょう。

 その後3時間ほど秋葉原へ行き、ひゃおさん、oyamaさんと落ち合いました。皆afuturaの表に出てこないところで激しく活動中。oyamaさんのサブウーハー選びにおつき合いしましたが、機器のセレクトはもとより、その使いこなしも含めてなかなか難しい印象。試聴した店も大したことなかったもんね。

 で、今は大阪。またオーディオ来客があるので、アンプに灯を入れたところです。来られる前にシャワーでも浴びて一息つきましょうか。

 ではでは。


2002/06/02「バストアップ」

 トップページの広告は実は何が表示されるかわからない。クリック数の多いもの、そのHPに合うと広告会社が判断したものが表示されるはずなのですが・・・アデランスのような頭髪系は私もクリックしてしまうからいいとして、「バストアップ」の広告が目に付くのはなぜでしょう。そんなにみんなバストアップに興味があるのか? それとも、このページには似合っていると判断されているのでしょうか? 不明です。

 ちなみに昨年の広告収入、いくらだと思う? 約5,000円だぜ。安いもんだ^^

 さて、フローティング・ボードの天板・底板の加工依頼をして来ました。当日出来上がるとは思わなかったけど、一週間かかるとのこと。組立は来週末となりそうです。塗装も考えれば、完成は6月中旬だね。考えに考え、結構な紆余曲折の末、作成に至った品です(そんな大げさなものか?)。出来上がりが楽しみだ。

 フローティング・ボードの追試について。BBSには以前に書いたけど、きっと見ていないと思う。実行してくれた人のホームページを紹介しておきます。


2002/06/01「ワールドカップ」

 ワールドカップ開幕したな。
 私自身はサッカーには興味ないけど、ワールドカップはどうも思い出深い。特に1986年のメキシコ大会は。

 当時も恐らく開催は今頃だったと思います。丁度4年生が引退し、3年に代替わりしたこと。大学でバリバリの体育会系だった私ですが、サッカー好きの3年生から毎練習前にワールドカップ・クイズを出題されました。 1年生一人一人にクイズを出し、その正誤如何で(いわゆる体育会系の)キッツイ罰ゲームが待っているのです。

 3年生「デンマークのキャプテンはモアテン・オルセンですが、そのポジションはどこ?」
 1年生「・・・キーパー?」
 3年生「正解はリベロです。ハイ、腕立て50回。」(ちなみにリベロが何のポジションかも知らないかった)

 3年生「イタリアのキャプテンのシレアはどこのチームに所属する選手?」
 1年生「エッ? ツエエウウ・・・イ、イタリア?」
 3年生「(上級生爆笑)馬鹿言いってんな! ふざけすぎだから、みんな腹筋100回。」(ちなみに正解はユベントス)

 俺らバスケ部なのに。知らねんだよ、サッカーなんて。

 でもまだここら辺は新聞でも見ていれば答えられないこともない。問題は前日深夜のTV中継を見ていなければわからないような(いや、見ていてもわからなかった)質問でした。

 3年生「昨日の西ドイツ対フランス戦・・・」
 1年生「(TVも見ていたし、予想通りの一戦の質問に1年生一同ほくそ笑む)」
 3年生「・・・主審は誰?」

 もう、脱力する以外ない。
 この他にも、「ゴールを決めたのは何時何分か」とか「3番目にゴールを決めた選手の背番号は何番か」とか、まさしく無理難題を言われ続けた4週間でした。

 非常に懐かしい。
 練習して、深夜までTVを見て、大学行って、また練習して・・・我ながら若いってすごいねえ。


2002/05/31「ムジカライザー届く」

ムジカライザー ヤフーオークションで落札したインフラノイズ社の「ムジカライザー」が届きました。特殊な構造のコイルを使用してスピーカーの逆起電力をシャットアウトし、スピーカーの音質を向上させる(といううたい文句の)アクセサリーです。
 もちろんオークションだから値が上がるのは仕方ないけど、東京辺りならコレくらいの価格で買えたりするんじゃないか、と言う値段です。ま、美品でしたし、買って何カ月も経っていないようですし、文句を言う筋合いではありませんが^^

 週末に試してみます。予想通り、あの端子とあのケーブルはAE2Signatureにはちょっと扱いずらそうな・・・感じはあるね。続きはAccessory追跡調査に書くわ。

 今日で5月も終わりだけど、本日締め切りの『山下達郎「COME ALONG」(リマスター盤)応募者全員プレゼント』に応募し忘れるところだった! 危ない危ない。これは2月に発売されたRCA時代のアルバム全7枚を購入するともらえるもの。達郎ファンなら手元に置きたい1枚でしょう。予約して先の7枚を購入したのに、放っておきすぎたな。

 放っておいたと言えば、昨年買った宝くじが引き替え期限切れだったことが判明。毎宝くじで結構な額で当選者が名乗り出ないことがあるけど、私みたいな買って満足してしまう奴が犠牲者になるんだな。 最も当たっているかどうかのチェックすらしていないので、衝撃も少ないんだが^^


2002/05/30「出血大サービス」

 リラクサ様ボード(以下フローティング・ボード)も種々実験は終わりました(書いてないけど^^)。
 スピーカー用として本製作に取りかかるため、フローティング・ボード用磁石16個を先週発注、早速届きました。その他備品(塗料、スクリューネジ、ダボ、等)も買って来ました。あとは板を切り出すだけなんですが、これが一番のオオゴトなんだ。価格との折り合いがあり一番決心がつかない部分だし、その気になればいくらでも出来るんだけど、なんか安く上げたいんだよねえ。

 以前の試作フローティング・ボードを一時解体し、本製作の検討材料としたわけですが、はめ込んだ磁石を外すのが一苦労。組立は簡単なのに分解が難しい事がよくわかりました。すんごい離れた距離から引き合い、磁石どおしがくっついたら簡単には取れません。そりゃそうだ。13kg以上の力でお互いが引き合っているんだから。リラクサはボードに磁石をしっかりと接着してありますけど、安全性を考えたらあれが正解。

 しかし、吸着力13kgというのは正に凶器だな。磁石同士が吸着するときなんて「シンッ」と音を立てるし、その衝撃で一個割れちゃったよ! 磁石と磁石が引き合って、その衝撃で片方が割れるなんて想像できるか? 1,400円が一瞬でパアになりました。
 しかもしかも、ちょっと指の皮を挟むように吸着したわけ。「痛っ!」で済んだと思ったら、気づけばMDFのボードが血の海に。挟んだ指から大出血だよ;; MDFは血の染みが付いちゃうし、これじゃもう人様には貸し出せませんナア。
 今年に入ってからオーディオでの出血は2回目。一回目はアンプのヒートシンクで親指を切るというものでした・・・。


2002/05/26「Hosさんが名古屋から」

 木曜日からのPC不調により、だいぶ復旧に苦慮しました。結局OS再インストールだよ;;。

 人の訪問は非常によい。なにせ部屋も片づくし、(一瞬だが)自分の音を省みることもできるし、知らない曲に触れることもできる。それに何より私の場合、重い腰を上げることが出来るんだよねえ。
 ということで、Hosさんが名古屋から来てくれることになり、長々とフォローティングボードの実験やケーブルの入れ替えを試していたものを、久しぶりに元に戻してみました。スピーカー右チャンネル、接地するのは一ヶ月ぶりか?

 音は元通りとはいかないまでも、パッパッと変えたにしては安定しているみたい。というか、元々過敏に反応するシステムを目指していないので、こうでないと困るんだよね。
 ソフトを選ばず、雑多にお聴かせしましたが、Hosさん、喜んでもらえたでしょうか。そのうち感想をもらえるかも。HosさんのHPを紹介しておきましょう。

Six Hands Three Minds One Heart お聴かせした中から一枚紹介。ジャケットがいいねえ。

 Mads Vinding / Six Hands Three Minds One Heart
 Stunt
STUCD00052

 低音ディスクというのは巷にいろいろあるわけ。例えば、「Eric Clapton / Unplugged」とか「Cowboy Junkies / Trinity Session」(これは強烈!)とか「Brian Bromberg / Wood」とか。

 最近聴いた中で図抜けていたのがコレ「Mads Vinding / Six Hands Three Minds One Heart」です。ただ、ディスク中ベースがボンボンいっているのではなく、例えば2曲目と3曲目の曲間に壁自体が振動するようなノイズ(?)が紛れています。初めて聴いたときに、隣人が壁にぶつかったと錯覚したくらいです(そういう低振動なわけ)。夜中に再聴し、同じところで部屋がふるえたのでやっとCD内の音とわかりました。こんな箇所がちらほらり。
 ある程度の音量で、かつ大口径(サブウーハー)でないと再生は厳しいかも。まあ、こんなもの再生できなくても音楽性に差などないし、喜んでいるのは「マニア」くらいなもんだ^^;
 曲自体は面白いのは2曲くらい・・・かな。オススメしていいものかどうか悩ましいけど、試してみてくださいな。


2002/5/22「時ソバ」

 東京にいた頃、新宿の紀伊国屋ホールに結構定期的に落語を聞きに行ってたことって前に書いたっけ?
 先週亡くなられた小さん師匠の復帰高座を聞きに行った時のこと。演題と全く違う話を始めるわけ。通常あり得ないわけよ。しかも演じたのは「時ソバ」だもの(「おい親父、いま何時だい?」とやるやつ有名な話ね)。前フリなのかと思ったらそのまんま終わっちゃってさあ。あれは・・・今思えばリハビリだったのか?

 落語は生で見た方がいい芸能の最右翼だと思う。TVではその良さの半分も伝わらないぞ。


2002/5/20「ベルテック構造の謎に迫る」

 私はベルテック製品を愛用しています。ベルテックのようなバックヤードビルダーのいいところは、音の魅力もさることながら、特注が自在なこと、そして価格的・ブランド的ヒエラルキーから逃れられることではないでしょうか。
 さて、今回奇特なことにもベルテックのラインケーブルを分解、XRL仕様をRCA仕様に自分で作り替えた御仁がいらっしゃいます。素材に関しては不明ですし、同じ構造のものを作ってもベルテックと同等の製品になることなどあり得ないので、思い切って紹介しましょう。

 OYさんから譲って頂いたベルテック804 バランスケーブル、思いきってRCA化しました。(今回はプラグに黒のWBT-0144をおごりました。秋葉原で売っているエセWBTはやっぱエセだったことも判明)

 そこでバラしてみてわかった構造(つくり)が面白く、かつ意外なものだったので御報告します。

 ベルテックの音の秘密が導体によるものなのか、それとも構造によるものなのかわかりませんが、もし構造的な影響力が大きいのであれば「同じような音調」のケーブルが作れるかもしれません

 まず面白かったのが、5.5sqの線材を2本、芯として使っていて(信号はまったく通っていません)、この線と線を横に並べた谷のところに信号線があります。5.5sqの線を上からのぞいた状態を8の字にみたてたとすると、この8のくびれた部分に信号線がある訳です。コレが核となっていて大きくゆるくねじってあります。
 よって、ホットとコールドの線はどこまでも接触することがなくスパイラルな状態になります。

 ケーブルの太さの要因はこの5.5sqの線材のせいで、実際の信号線はAWG20(0.6mmくらい?)くらいの太さ(細さ?)の銅単線です。外見からも音調からも太い単線なんだろうと思っていたら大はずれでした。
 ここで5.5sqの線と信号線をAと称します。

 そのAに自己誘着テープらしきテープ(電気絶縁用の黒くて良くのびる薄いテープ)を巻き、その次にアルミ箔テープでシールドしてあります。

 次はアルミ箔テープの上に1本、錫メッキ銅単線(これも信号線と同じくらいの太さ)を入れて、また自己誘着テープが巻いてあります。
 これをBとします。

 次の行程も驚きだったんですが、B全体をブチルゴムテープで巻いてあります。
 ブチル仕様は意外でした。このブチルのせいで変更作業難易度10^^;。 お手て真っ黒、ベタベタ。RCA化をベルテックに頼むと¥24,000 かかるのがうなずけます。
 で、このブチルがむき出し状態じゃ具合悪いので次に赤の布が巻いてあります。

 最後はFLチューブで例の外見になる訳です。

 なかなか言葉で構造を説明するの難しいですが、なんとなくわかってもらえたでしょうか?

 ただ、わからないのは信号線です。これはただの銅単線なんですが、これに秘密が有りそうです。この線、裸の導体に熱収縮チューブの絶縁を手作業でかけたもののような印象です。

 例えば信号線を銀単線、6N単線、はたまた自分の好きな線材を使ってこの構造で作ってみても面白いと思います。

 その他、作業でわかった事は、ベルテックは本当に完全手作りだという事です。言い方を変えれば”極めて完成度の高い自作”と言えなくもないでしょう!?

 901や702はどのような構造になっているのでしょうか? 興味がつきません。804のポイントは5.5sqの芯とブチルでしょうか。
 両方とも振動対策なんでしょうね。マクラーレン、ACデザインWTCと較べ804のS/Nが高い(静かとも言える)のはこのあたりの素材が効いてるのかな? 音に重みを加える為の5.5sqの芯ってことか?もしくは信号線を接触させない苦肉の策なのか?

 なんて想像してしまいます。

 今回作業はメチャクチャ大変でしたが、仕上がりは皆さん笑っちゃう程うまくできましたし(見せてえ〜〜〜!!はじめからRCA仕様のようだ!)、自作ケーブルを作る上で大変参考になりました。

 長くなりましたがこんな感じです。

PS

 音の方もエージングゼロで大健闘!

 以前スピーカーケーブルの構造については少しだけ書きましたが、ベルテックのすごいところはラインケーブル、ACケーブル、デジタルケーブル、それにスピーカーケーブルと構造が違う(グレードによっても恐らく異なる)点です。こういうメーカーはあまりないように思います。

 さすがベルテック。今はあの変な手触りのデジタルケーブルがどんな構造なのか興味津々ですが・・・ばらす勇気はないなあ^^;


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