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Audio日記 AC cable編(2001/08/12〜08/28) この期間の私のシステムは、スピーカー:AE2Signature、パワーアンプ:Ayre V1X、プリアンプ:Ayre K1X、DAC:WADIA15i、CDトランスポート:エソテリック P2S 、ボイシング・イコライザー:アキュフェーズ DG28です。
2001/08/13「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その1)」
やっとだな^^。
実は試聴もすっかり終わって、結論が出ているんだけど、時を遡り書いていきましょう。その経緯からね。
実はパワーアンプAyre V1Xの電源ケーブルを変えてみたくなったんですよ。なんとなくで理由はないんですよねえ。今さらながらACケーブルに興味が出てきたというか、買ってもいいかなという気になったというか(この時点では財布も落としてないし、クーラーも買っていないし、眼鏡も割っていないから強気だった)。そこで、まずはケーブルをレンタルすることにしました。ダイナミックオーディオからはベルテックのACケーブル「301/1.5m(定価70,000円)」、オーラルシンフォニックス「ML-Cube/1.2m(現行品ではなく初期オリジナル品、当時定価105,000円)」、ロビン企画からはPADの「ACドミナス Rev.B/1m(138,000円)」を借り出したのです。
ブランドの選択理由はベルテックは今までの実績から、そしてPADは前回の比較の時からどうも割り切れない思いがあったからです。オーラルははっきり言って店の好意で付いてきたもの。これで我が家のカルダス「ゴールデン・パワーコード/1.5m(95,000円)」、S/A Lab「ハイエンドホース3.5AC(5,800円/m切り売り)」それにJPS「ユニバーサルAC(5,000円/m切り売り)」との比較試聴ができます。
ベルテックは全くの新品ですのでエージングが必要、オーラルは中古品、PADは・・・新品には見えないなあ。いずれにせよしばらくエージングしてみましょうか。
エージングにはPADやXLOのディスクもありますが、今私はもっぱらこれ、「セイシェル・鳥の歌(CBS/SONY1650)」です。最近流行のエコロジーもので、鳥の声や波の音、虫の音が満載。エージング中とはいえ、家人も聴くし、夜中も流しっぱなしにするわけですから、ピーガーいう無機質な音よりも自然音の方がはるかによいでしょう。効果は変わらない、というかこちらの方がいいと思いますよ。2001/08/18「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その2)」
高松〜琴平(金比羅)〜高松〜かずら橋(大歩危)〜神戸(元町)、と旅して帰ってきました。無駄な動きが多いのは無計画なローカル線の旅だからで、ご愛敬。日記代わりに感想を一言ずつ書こう。あ、「大歩危」の読み方、「おおぼけ」ね。
高松はほとんど讃岐うどんを食べに行っただけです。駅舎が新しくなってからは初めての訪問でしたが、仕事でも何度も訪れているので新鮮味はなし。ただ、ここは中四国の中では一番好印象の街です。
こんぴらさん(金比羅宮)には初めて行きました。ここは有名でしょ。1368段の石段を登り、奥社まで行ったら、どっと疲れました。街を一望する景色も社殿も良かったけど、問題は何の新鮮味もない寂れた門前町かな。先月 伊勢神宮の繁盛している門前町を見ているだけに余計にそう感じました。
かずら橋はローカル的に有名か? 剣山国定公園内にある文字通り「葛」で出来た吊り橋のこと。一回見てみたかった(渡りたかった)んですよ。でもここは思惑とのギャップがあったなあ。
橋も川も山々の景色もいいのに、川上に建つ観光案内看板と小汚い土産物屋&食堂に興ざめでした。大体日本の景勝地をみすぼらしく見せるのはこいつらなのに。どうしてこういう手首を切りながら輸血を頼むようなことを地元がするのか、理解に苦しみます。JR阿波池田駅からの往復のバス代2,260円を払う価値なし。あるとしたら、ここに至るまでの山村と大歩危渓の素晴らしい景色でしょう。さて、本題。
ある程度のエージングを終え、表題5種類のACケーブルをパワーアンプ Ayre V1Xに差しての試聴会となりました。V1XのACケーブルのみを差し替え、壁コンセントから直接給電。試聴システムはいつも通り、DG28も通しています。選曲はいつもの古内東子とビル・エバンス・トリオのみ。
判定者は我が家で最も信用できる耳を持つ妻です。当然、妻はそのブランドも値段も何がつながっているかも知りません。方法は、初日はドミナスAC → ベルテック 301 → MLキューブ → ゴールデン・パワー・コード(以下GPC) → 3.5AC → GPC → ・・・として往復、二日目は順番を崩し、MLキューブ → 3.5AC → ドミナスAC → GPC → ベルテック 301で往復しました。順番は適当です。本来は一本基準を決め、総当たり的に聴いて行くべきでしょうが、現実的には不可能。感想は直前のケーブルと比較してどうか、ということでもらい、それをまとめたものです。
ちなみに最初に書いておきますが、妻は二日連続して「そんなに違わないけど、強いて言えば」と前置きしておりました。
妻が一番いいと感じたのは「PAD ACドミナス」、よろしくないと感じたのは「GPC」のようでした。これじゃ常々GPCをリファレンスとして使用している私の立場がねえじゃん^^;。ちなみに一番高そうな音のするケーブルはどれか、という問いには「MLキューブ」を指名していましたよ。
常時通電で電源を普段切らないAyreのACケーブル比較は心臓に悪い(壊れるんじゃないかと思って冷や冷やする)ので、これでおしまい。我がシステムでの大体の傾向はわかったし、一番のお気に入りケーブルも選べました。私はこれらのケーブルをどう聴いたか、それは次回書きます。
2001/08/21「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その3)」
私も妻の傍らでずっと聴いていたわけで、それぞれACケーブルについて感想を持ちました。コストパフォーマンスについてはもう書きません。約14万円のドミナスと3万円のハイエンドホース3.5ACの変化量は同等だと思ったからです。ただ、その方向性が違うだけ。いずれにしても、今回の変化は東京和室時代よりもはるかに大きいものです(特に正規輸入品ドミナスと今回の並行輸入品ドミナスを比較してそう思いました)。
右写真は並行輸入品ドミナスの液体シールド部分、正規品と比べるとデコレーションがないのでずいぶんと簡素な印象を受けます。
低音がどうの高音がどうのというのではなく、もっと全体的に捕らえた感想を書きましょう。
- PAD ACドミナス(Rev.B:並行輸入品)
- 銀座の一流クラブのホステスみたい。夜の女のイメージだ。上品さ、話題の豊富さ、気配りの良さ、つまり接客態度は超一流で素晴らしい。スタイルは細身なのに彼女のつけた香水がその存在感の大きさを示しているよう。王様気分の時間が過ごせるのは魅力的だが、ここが自分の居場所かと自問自答し出すと・・・う〜ん。ちなみにお値段も最高級なのは当たり前。
- ベルテック 301
- 理知的で退社後はスポーツクラブに通う丸の内OLタイプ。細身で巨乳、しかもかくれ筋肉質という肉体的ダイナミックレンジの広さを感じる。こういう娘と不倫をすると、90%の男は泥沼から抜け出せないと思う。私はすすんでお付き合いしたいが。
- オーラル・シンフォニックス MLキューブ
- さりげなく高価な服を身につけた小マダム風。若干太めで、二の腕や下腹の弛みは隠せない。上品だけどちょっとおバカっぽいのも難。でも、160cm台の身長にグラマラスなスタイルは、30代になって初めてわかる腐りかけの良さか? 毎日つき合うと飽きてくるのか 慣れてくるのか、難しいところだ。
- カルダス ゴールデン・パワー・コード(GPC)
- ゴージャス系かと思ったら比べてみるとそうでもない。それよりもずっと健康的なイメージだ。普段は普通の学生でプレイメイトに選ばれたから脱いじゃったの、みたいな感じ。人生の深さを語り合うタイプじゃないけど、別な意味で癒される(興奮させられる?)。
- S/Aラボ ハイエンドホース3.5AC
- 体脂肪率が一桁で締まりきった身体を持つマラソンランナータイプ。しかも若く、体躯が大きい。ただ、色気とか女性らしさとかしなやかさとか、そういった素因は見つけられない。身体機能の高さは多分今回のケーブルの中でも随一。つき合いたいとは全く思わないが。
イメージだよ、あくまでもイメージ^^。
少なくともAyre V1Xにつないだときのお気に入りは、「ベルテック 301」です。「少なくとも」と書いたのは、組み合わせ次第でそれが生きもすれば死にもするから。接続される側の機器によっても全然違います。ちなみにDG28に一番合うと思ったのは、S/Aラボ ハイエンドホース3.5ACでしたし。ベルテックももちろんいいのですが、いわゆるDG28でいくらでも補正が効く範疇の変化だったのです。月並みですけど 今回私にはベルテック 301が、(1) 情報量が多く、(2) 解像度が高く、(3) 立体的で、(4) 適度に明るい、と感じました。当たり前ですが、妻の好みとの違い(というか聴くポイントの違い)も改めて認識しました。
2001/08/22「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その4)」
しかし、V1Xはケーブルに対して目茶目茶シビアというアンプではないですね。エアー・コンディショナーというクリーン電源みたいなものを元々装備しているせいかもしれません。それでも吟味したいのですから困ったものです。ACケーブルの細やかな差を聴くのが楽しくて仕方ないのですから。
どの機器にどのケーブルを差せば最大の効果が発揮できるのかを探すのは非常に難しいものです。その組み合わせは無数なほどあります。ベルテックが気に入ったから、PADが気に入ったからといって、すべてをそれで揃えたらいいかというとそんなこともないでしょう。評論家の福田雅光氏はまず第一にフロントラインでのACラインの吟味を奨めていますが、周りの状況と本人のやる気や価格バランスにもよると思います。
で、私の場合はまず、パワーアンプ用にベルテックの301を固定しました。ということは購入を決めたということです。あとは残りの機器にそれぞれのケーブルを差してみるだけですね。
どこに使うか考えましたが、1本ずつしかないわけですから、CDトランスポートのP2S、イコライザのDG28、そしてDACのWadia15iが接続してあるベルテックのタップが良さそうです。P2S、DG28には付属ACケーブルを、Wadia15iには長さの関係でS/Aラボ ハイエンドホース3.5ACを使っています。まずはWadiaの付属ケーブルをベルテックのタップにつないで試聴してみました。だけどこれがもうダサダサ。AyreとAE2Signatureが泣いています。パワーアンプ以上の変化です。
2001/08/22「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その5)」
では他のケーブルをタップにつないでみるとどうでしょう。
実はMLキューブとS/A Labがどうも冴えない。というか、良さが全く引き出せていない感じなのです。オーラルの厚みのある感触は薄れ、3.5ACの冴え渡る鋭さは丸まってしまう感じ。このケーブルでなけりゃというものがなにもありません。
残るはドミナスとゴールデン・パワー・コード(GPC)となりました。この2本は正に一長一短です。ドミナスの、女性Vo.の表面的な美しさだけでなく声帯の揺れまで明確にする表現力、90年代ジャズのレコーディングルームの壁面の種類までわかりそうな再現力にはACケーブルとしては驚くべきものがあります。ただ、自分の好みとして、全体的にもう少し硬質感を伴ってもいいと思うこと、PADに合うソフトと似合わないソフト(最もこれはCDのせいだが)の差が大きいことが気になりました。
PADはパワーアンプよりもフロントラインのような弱電系の方が効果的なように感じられます。また、全体的な組み合わせで、先に挙げた欠点(?)も改善されるのかもしれません。フロントにドミナスを1本導入というのは非常に魅力的なのですが・・・。
ドミナスの空気感を維持しつつ、もう少しソリッドな表現をするケーブルはないかねえ。これに対し、GPCはもっと大胆、直接的、硬質、そしていい意味で大雑把な感触があります。女性Vo.や打楽器など聴くと一発です。「ひだ」がないもん^^。でもこれ欠点ではないですよ。わかりやすいし、普段の私の聴き方だとこちらの方があっているような気もします。マルチモノ録音のロックやポップス、レゲエなんかもこちらの方がGOOD。
GPCのわかりやすさを維持しつつ、もう少し和らいだ空気感(エコー感)を表現をするケーブルはないかねえ。GPCの上級ケーブル、ゴールデン・リファレンスなら・・・どうでしょう。2001/08/26「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その6)」
タップにはゴールデン・パワー・コード(GPC)を固定することにしました。手持ちのソフト内容を考え、わかりやすいほうを取ったのです。GPCは2mとちょっと長いので、引き回しには気を付けましょう。ACケーブルは長くても音へは悪さをしないと思います。
で、残ったドミナスとMLキューブ(S/AのケーブルはDG28がお似合い)をどう分けるか、ですね。残りの機器はCDトランスポート P2SとプリアンプのK1X。
ん、当初の目的(パワーアンプ用のACケーブルを見つける)と違ってきたな・・・。他の機器用のケーブルなんて探す予定じゃなかったぞ。結論から書いてしまうと、P2SにはMLキューブ、K1Xにはドミナスがいいみたい。逆だとパワーアンプにMLキューブが合わなかったのと同じような結果になってしまう気がしました。微妙なもんですが。
P2S&MLキューブの組み合わせは「若干太めで緩い」印象のMLキューブを「厚く熱くマイルド」という方向は同じながらも良い点を評価できるような感じに変えるのです。
かといって(他のケーブル、例えばJPS「ユニバーサルAC」に比し)透明感が後退するわけでもなく、インパクトが丸くなるわけでもないのです。このケーブル、右写真の通りの極太構造なのですが、正に見た目通りの音がします。S/A LabのケーブルがP2Sの長所を伸ばすのであれば、MLキューブは短所を埋める感じでしょうか。K1X&ACドミナスもK1Xの短所を埋めるイメージです。パワーアンプにベルテックの301を固定して聴いているわけですが、ビル・エバンスのピアノのタッチ感(上手く表現できないけど)はPADの方が明らかに上質でした。プリにPAD、パワーにベルテックを用いることで、なにかバランスが取れた気もします。全くピアノが気にならなくなったんです。パワーアンプの時ほど「夜の女のイメージ」でもないし。前回も書いたけど、ACドミナスはパワーアンプよりも弱電系の方が効果的なケーブルのように感じられます。
味気ない、薄口と評されやすいエアーのアンプですが、この音を聴いたら評価が変わるんじゃないでしょうか。潤いと活気が両立しているのですから。前のメールで「GPCのわかりやすさを維持しつつ、もう少し和らいだ空気感(エコー感)を表現をするケーブルは」と書きましたが、プリにPADの組み合わせでそれが実現できるかもしれません。中古品で値段も非常に安かったことからMLキューブも購入することにしました。太さの割にはそこそこの引き回しも可能だし、なによりも今のシステムの中では、P2Sでベターな結果がでましたので。
ではPADのACドミナスはどうしたか。
実は悩みに悩んだ末に返却してしまいました。あれだけ誉めておいてなんなんでしょう。すんごい いいのに何が足りないのか自分でもよくわかりません。購入に踏み切れないのは金額のせいだけではないと思います。ホンの少し背中を押してくれる人がいたら買っちゃったでしょうね。結局、プリの電源ケーブルはJPSのユニバーサルACにアルミ箔でシールドを架けた、私特製のケーブルにしています。いつもの通りです。ユニバーサルACは4,000円/m程度で購入可能なわけですから、ACドミナスの138,000円(何度も書くけど並行輸入品だからこのお値段)とは格段の価格差があります。かといって、再生音に値段ほどの差があるかといえば、それはありません。方向性は全く違いますけどね。
一度知ったこの味、マニアとして追求すべきなのか、セッティグやDG28で別の味付けを探すべきなのか、もうしばらく楽しく悩んでみようと思っています。2001/08/26「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(その7)」
ケーブル一本一本の細かい使用感と感想を書きましょう。
2001/08/27「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(番外編)」
岡山の野夢さん宅を訪問してきました。これがまた広い家、広い部屋。オーディオ機器がメインにおかれた板間の部屋なんざ、我が家の居間と台所と和室がほぼすっぽり収まる感じですもの。余りにスピーカーに比し、空間が大きいので、もっと吸音・拡散した方がいい印象でした・・・うらやましい・・・。デジカメを忘れたのが悔やまれます。
で、ACケーブルを持っていったんです。持参したのは返却してしまったPADのACドミナスを除いた上記4品。
では野夢さん宅のラインナップをご紹介しておきましょう。スピーカー:デュナウディオ コンター1.3SE
プリメインアンプ:シャープ SM-SX1
DAC:マランツ Project D1
CDトランスポート:フィリップス LHH300RシャープのデジタルアンプのACケーブルを交換することで、その変化を聴いてみます。試聴曲は野夢さん宅のクラシック曲(弦)中心、聴き慣れないジャンルだけに的外れな指摘をしているのでしょうけど、私の知識なんてこの程度のものです。
いつもアンプにお使いのACケーブルはS/A Labの細いタイプ、スピーカーケーブルは47研の極細線です。
変更前の音は、密度が高く音楽の表情を濃厚に引き出し、ソフトの持つ雰囲気を素直に感じさせます。低域はスピーカーサイズからいっても恐らく40Hz止まり、そして枯山水の落ち葉を見つけだすようなシステムではないのですが、音場情報の再現性の高さは部屋が広いためだけではないでしょう。デュナウディオのスピーカーの支配力の強い音だと思いました。似たようなシステムを使っている人を知っていますけど、その音は全く違いますもの。2001/08/28「ベルテック vs. オーラルシンフォニックス vs. PAD vs. カルダス vs. S/A Lab(番外編2)」
それじゃそれぞれのケーブルの感想ね。
こんなもんでいかがでしょう。ACケーブルも一筋縄ではいかないようで、つなぐ聴きによってずいぶんと印象が違います。やっぱり実際に試してみるのが一番だね。
早速だけど買ってきました、レーザーセッター。今までも三脚と糸を使ってmm単位の距離と水平方向の角度調整はしてきたので、激変を期待するものではありません。14,800円という値段はだいぶふっかけているとは思いますが、使わせてもらってセッティングマニアとしては持っていてもいいと思ったし、スピーカーの設置場所だけでなく、一次反射面やスピーカーの垂直方向の角度まで知ることができるのですから、便利といえば便利。ルームアコースティック調整にも利用できるでしょう。DG28といいコンビになるんじゃないですかね。
さて、こっちが本題です。オーディオワールドで購入を決めていたCEC製CDクロックラジオ「CD969」も買いました。逸品館で6,900円です。これでリビングで音楽が聴け、音楽で目覚めることができます。CDを聴くためだけにiMacを立ち上げたり、LDプレーヤーとTVを付けたりするのはナンセンスですもんね。
箱も小さいですけど、本体はもっと小型に感じます。ブルーのトップカバーも派手派手しいのかと思ったら、そうでもないです(これはiMacと一緒)。
アンプが何ワットなのかとか、スピーカー口径がどれくらいなのかとか、細かいデータが説明書にも書いていないのでよくわかりませんが、先入観抜きにして「音はいい」です。大音量が出せないので出力はそこそこなのでしょう。ん、そういえば、安価なCDラジオでしたっけ。
「感心する」のは店のハイエンドオーディオの音ですが、「感動する」のはこういったレンジの狭い普通の音なんじゃないですかね。これでJAZZが聴きたいとは思いませんが、中島みゆきが実にいい感じで鳴っています。さあ、明日は松山千春の「夜明け」で目覚めるか!
このCDラジオ、ヘッドホン端子が付いています。この端子の音が、我が家のどのヘッドホン端子よりも音がいい。んが、ノイズあり。商品としてはどうよ、という感じ。
2001/08/16「CEC CD969(追記)」
音楽で目覚める朝、ああステキ。
以前からAC電源の目覚まし時計が欲しかったんだよ。仕事柄、朝早いことが少なくないのだけど、今の電池式目覚まし時計は「電池切れで鳴らなかったら」なんて考えると熟睡できなかったんだから(小心者だから)。
そういえば今の目覚まし、君も知っている大学時代の彼女にもらったもの(← 妻はこの事実を知らないと思う)。19歳の時だから、もう15年だよ、15年! 毎日使っているのに、我ながら恐るべき物持ちの良さだ。そんな話はさておいて。久々に新婚当初の3ヶ月のテレビなし生活を思い出しました。テレビってダラダラと見ているよなあ。痛感します。こんな安価な製品でも、音楽は空虚な時間を埋めるのです。TVに気が行って妻の話を聞いておらず(真剣に)怒られることが多々あるのですが、その心配もないしね。
CD969の欠点をちょっと書いておきます。くれぐれも6,900円という値段を忘れないように。
もっとも最後のはこれのせいではありません。なにせ我が家は携帯もPHSも入らない電波不毛の家なんだから。
なんか、制振金属とか、レゾナンスチップとかで対策するともっと良くなるような気がするんだ。分解し易そうなんだなあ。いかんねえ、マニアはそういう目でしか見ないから。
2001/08/12「レーザーセッターを使ってみる」
プロミュージシャンS水君来る。いや、クーラー買っておいて良かったよ。8月に入って、少し暑さが和らいだとはいえ、これがなきゃ人を招くのは失礼だ。
彼はにプロの耳で色々と批評いただきました。多い語句と的確な感想に恐れ入った次第です。で、そのことはいずれ書くとして、逸品館のレーザーセッターを持ってきてくれました。レーザー光線の反射の利用してスピーカーの角度を揃える(距離は凧糸で)ことにより、スピーカーから発せられた音波の整合性を改善し、簡単にそして完璧なセッティングを可能にする商品です。
オーディオワールドで買い、自分の家で試したら効果があったとのこと。左右の拡がりが自然に増すのかと思ったら、中央部が色濃く存在感が向上するようです。買わず嫌いの商品ですから、タダで試せるのは大歓迎!詳しい使い方は逸品館のホームページを参照してもらうとして、色々と細かい注意点があるみたい。A4 3枚の説明書きも今ひとつ言葉足らずです。
すんごいシビアということですよ。特にこれは絨毯間ではやりにくい、三脚の座りが悪いですもんね。これははっきり言って板間向きのアクセサリーです。が、私のようにセッティングをよく変えるものにはいいかも。私も普段糸で距離あわせをしていますが、垂直方向の角度の調節はできないし、ここまでシビアではありません。なんか14,800円が高く思えなくなってきました。
で、その効果について。
三脚を試聴場所より前にするということはスピーカーのセッティングがかなり内ぶりになるということです。この内ぶりさが前後のリスニングポイントの自由度を生み、左右の壁の影響からも逃れることができます。
確かに「広い音場空間」と「明瞭な定位」を得ることができるようです。特に我が家のように6畳間の縦方向使用では奥行き感はいいとしても、左右への拡がりがミニチュア的になります。定位と音場と実体感の両立は難しいということです。この間購入したQRDのスカイラインでだいぶ改善されたとはいえ、セッティングでそれがカバーできればそれに越したことはないでしょう。内ぶりになることで、スピーカーの試聴位置が必然的に前に出てきて、スピーカーから出る直接音を多く聴くこと、左右のクロストークが抑えられることが原因かもしれません。結論。買ってこよっと。
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