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Audio日記 Wadia編(1998/03/06〜1998/03/29) この期間の私のシステムは、スピーカー:AE2Signature、パワーアンプ:ラックスマン MA88(管球式)、DAC:WADIA15、CDトランスポート:エソテリック P2S +アナログシステムで、プリアンプは未使用でした。
プリアンプ購入を考え出したり、DACのバージョンアップやイコライザーの導入検討、電源周りの整備など落ち着かなく、そして楽しい時期です。98/03/06「Wadia 15 のバージョンアップを決意」
Wadia 15 をバージョンアップすることを決心いたしました・・・。29万円か、うーん(まだ悩んでますね)。29万円も出すなら、Wadia 15 を下取りに出して40万円くらいにして、新製品を買おうかとも思いましたが・・・スタイルは気に入ってるんです。DACの差はスピーカーほどではないことは重々承知してます。でも、期待してしまいますねえ。
東京はまた雪です。今年は多いね。
98/03/06「Wadia のバージョンアップ考」
こんにちは。今日はいい天気であるにも関わらず、どこへも出かけませんでした。
> Wadia というメーカーは内部の電子部品のバージョンアップという形でユーザーに
> 新しい技術を提供するという、ユニークな会社のひとつですね。 既存のモデルとそ
> のユーザーのどちらも大事にしていこうという姿勢がなければやれないことでしょう。コンピューターの世界では当たり前のバージョンアップという考えは、オーディオの世界では一般的ではありません。ことに50万円以下位の製品やスピーカー(モニタースピーカーは別)においては皆無に近い状況です。バージョンアップではWadiaやEsotericが有名ですが、やはりもっと普及して欲しい考えです。
海外製品では見かけられないこともないのですが、バージョンアップできるとしながらも実際は行われない(新製品がない)ケースや、バージョンアップの値段が本体価格の7割近い場合などなかなか理想通りには行きません。ちなみにEsotericは購入者の約3割がバージョンアップするそうです。多いと見るか少ないと見るか・・・。
Wadiaの場合、バージョンアップとは基盤の全交換です。PCでいえば、CPUの交換レベルではありません。つまり、シャーシと電源意外ほとんど別物になると思います。そう考えると・・・ちょっといいでしょう? 音質向上がどのくらいかはいいづらいですが、部品は新製品のWadia 850のDAC部程度になると思われます。
3月中にメーカーに出して、帰ってくるのは4月中旬かな。S君が上京するまでに間に合えばいいけどね。> 個人的に興味あるのはMA88を買ってきてバイアンプで鳴らすことなのです。
もちろん考えたことはあります。ただ、部屋の状況や維持費を考えるとあんまり現実的じゃなくてね。MA88を4台って、この部屋じゃ夏は暑くて聴けないんじゃ???
99/03/10「試聴機器の目星の付け方」
最近、オーディオ誌を過去から読み返してます。面白いねえ。
流行廃りがあるので、あっという間に流行ったり、ぱったりなくなったり・・・。そういう製品を掴んでしまうと後々苦労します。特に海外製品は輸入が途絶えてしまうとメンテナンスにも不安が残るしね。ステレオサウンド誌の125号は買ったかい。ベストバイにはあまり興味がないけど、各評論家の論評には興味があります。
このベストバイの見方は、自分の気に入ったモノ、例えばJBL4344にA氏、C氏が三ツ星を、B氏が二ツ星を付けていたとします。そうするとその人達は別のスピーカーにも重なって印を付けているはず。要はそれを試聴すればよいわけです。アンプもCDプレーヤーも同じことです。
欠点は、毎年違う機種を選んでいる人がいることですかねえ?(何年分も雑誌を持っているとすぐわかるんだけど)。つまり自分と波長の合う人を見つけることです。僕の場合は評論家の中でM氏とY氏あたりが選んだ機種を目安に、店に行って試聴しています。中古購入の際にも参考になります。98/03/14「いい音の順番」
S君こんばんは。
> 例えば、スピーカーならスピーカーの値段をとってみると、それこそかなりの
> 開きがありますよね。 いくつかあるスピーカーを試聴してみて、自分にとって
> 「いい音」の順番を付けていくとすると、その順番は必ずしも値段の順番とは
> ならないものです。
> 感覚性能は値段に比例しないものなのでしょうか。難しい質問です。概して大きな(低音感のある、迫力のある)スピーカーは高いし、輸入品は高いというのもあります(大体本国の価格の1.5倍以上)。要は気に入ればいいんですが、ちょっとオーディオにはまってくると、高いものほどいいような気がしてきます。雑誌の評価が非常に気になったりさあ。そこから解脱するのが大変なんだなあ、これが。
「いい音の順番が値段通りでない」とは悟ってますねえ。98/03/14「WADIA 15のバージョンアップを申し込み」
今日はちょっと動きがありました。
まず、D店で、WADIA 15のバージョンアップを申し込んできました。約30万5千円です。出来上がりは以外に早く10日間くらいとのこと。今年の大出費第一段です。
あと、整流管5U4GBを1300円で購入、異音を出していたLUXMAN 純正の5U4GB-GOLDと交換しました。おかげで異音はなくなりました。LUXに頼むとこの5倍はします。選別管を使っているんでしょうけどね。98/03/21「出力と能率の関係」
先日ちょっとだけ話しましたけど、パワーアンプ(PA)の出力とスピーカー(SP)の能率の関係をお話ししましょう。
音圧レベル(部屋でどのくらいの音量で聴きたいか)でいえば、通常90dB程度と言われています。これは男性の怒鳴り声と同じです。この程度を部屋で再現することを目標としてみましょう。
それには部屋の広さとSPの能率が問題です。S君の部屋だと15畳くらいかな。まあ、普通(ライブすぎたりデッドすぎたりしない)の部屋とします。
次は能率です。ボレロはカタログ上90dBです。(以外に高いですね。これはメーカーによって測定方法が違うため、実測はもっと低いと思います。)
ここに部屋の大きさと必要な音響出力のグラフ(そういうものがあるんです)をあてはめます。そうすると、15畳で90dBのSPだと音響出力として0.055wが必要です。
次にこれだけの音響出力をSPから取り出すには、PAからSPにどれだけのパワーを入力しなければならないのか、これにも変換のグラフがあるのです。それに当てはめれば、変換能率は約0.63%だから、
0.055×100/0.63=8.7(w)
ということです。PAの最大出力は8.7wあれば、音量的には大丈夫ということですね。これは非常に簡単な目安です。実際は2w程度のアンプでボレロを鳴らしても、それほどの問題はないと思いますし、85dBのSPをEARで鳴らしても大音量は出ないかもしれませんが、音色が悪いということはないでしょう。上にも書きましたが、能率の測定方法がメーカーによって違うし、それはアンプの最大出力についても同様だからです。聴く側がSPに近づけば大きな音で聴けるわけだし、一概にはいえません。ユニット数やネットワークによっても違います。
大出力アンプというのはセダンみたいなもんで、小出力アンプは小型スポーツカーみたいなもんでしょうか(すごい大ざっぱな分け方だ!)。それぞれの利点を生かし、使い分けたいものです。
98/03/21「ソースはここのところLP」
さっきの続編・・・かな。
LINNのアンプKarinを借りているときに、試そうと思いつつ時間の関係で出来なかったことがあります。それはフォノアンプのチェックです。つまりLPを聴いてみたかったこと。
WADIAがないため、ソースはここのところLPを中心になってます。うちにもなんだかんだ言って400枚以上のLPがあるため(聴いたことがないものも多い)それを聴きあさってます。それに今日明日は嫁さんが病院の懇親旅行で伊豆に行っているため、やりたい放題です。この家にきて一番制限されているのは機器の設置条件ではなく、やはり音量でしょう。気兼ねなくだせる音量! 家人がいない昼間ならではですね・・・幸せ。午前中はJAZZを中心に聴いていましたが、今は桑田佳祐の「Keisuke Kuwata」がかかっています。アナログ再生機の電源周りをだいぶ整備したせいかもしれないけど、CDにはない持ち味がでて非常にいいです。レンジがCDよりも狭いためか、音量を上げてもうるさくないし、実体感があります。CDの再生音が未熟だからか? (「Keisuke Kuwata」は大学生の時に発売になったアルバムですが、当時知人がCDを買って、あんまりよくなかったといっていたのをふと思い出しました。)
いまのうちのシステムだとアナログプレーヤー→フォノアンプ→アッテネーター→パワーアンプという経路ですが、やはりアナログ再生の時は、ゲインの関係もあってアッテネーターをプリアンプにした方がいい気もします。CDが再生の中心にあることは間違いないだけに難しい選択です。
ぜんぜんさっきの続きじゃなかったね。まあよしとしましょう。
98/03/22「MA88と袂を分かつとき」
今日も行きつけのD店へ行ってしまいました。
JBL4344をWadia860、Kery SLP74、EAR861というラインアップで聴きましたが、正直言ってあまり感心できません。なんかただ大きなスピーカーというような・・・。実はもう数え切れないくらい4344を聴いていますが、あまり感心したことはありません。合わないのかもしれません。その直前にY 店で聴いたJBL K2 S9500が素晴らしかった(最も再生系もマークレビンソンの最高機種だった)せいでしょうか。A氏のフロアにAE2sが帰ってきていました(「すごくいい普通の音だよなあ」といってました。ほめ言葉か?)。アンプをゴールドムンド、エレクトロコンパニエ、エアーと換えて試聴しました。皆それぞれよさがありますが、MA88と袂を分かつときは、思いっきりアンプには奮発したいと思ってます(来年以降かな・・・)。
それにしてもこの時期の中古は安いなあ。決算期と年末前の新製品発売が重なって、ちょうどよい時期なんだね。99/03/27「スピーカーの背後」
D店でAE2Signatureを久しぶりに聴いたとき、感じたことがあります。やはり、AEのように空間表現を得意とするスピーカーは音場が後ろに広がるので、スピーカーの背後を大きくあけるか、思い切り吸音した方がいいということ。
というわけで、今はなんにもしてませんが、後ろの壁を吸音する予定(?)です。スピーカーを前に出す訳にはいかないもんなあ。
しかし、もう購入して3年を迎えようとしているのに、いまだこんなことを言っているとは、オーディオは長く楽しめる趣味だ??? さすがに音にこだわらない珍しいマニアを自負するだけのことはあります。では。
99/03/29「300万円の音?」
S君。長文メールありがとう。
> 私は4344の再生音を心地よいと感じる方です。 O君と反対ですね。 もうこれ
> は理屈ではなく、ほとんど直感的に耳と心が反応しちゃってるから仕方ないようです。今日、秋葉原で聴いたJBL4344IIはなかなかのものでした。
鳴らし方が難しいスピーカーなのでしょうか。だからこそ、長い間つきあえるのかもしれません。オーディオ店のA氏は否定していましたが、ライブ感を味わいたいなら、マトリックス(又はサラウンド)はいかが? 4組のSPで再生するわけですから、最大音量も上がります。ちょうどSX-V05もあることだし、アンプも余っているでしょ? 気に入らなかったら、やめればいいわけだし、何事も経験は必要です。
僕はマトリックスは嫌いじゃありません、というより適当な余りアンプと置くスペースさえあれば、導入したいくらいです。リア用の壁掛けSP(自作)はもう用意してあるんですけどね。(注意:EAR859にいきなりマトリックス結線をすると壊れる可能性があります。)S君がボレロを購入するため秋葉原巡りをしていたときに僕が「(Sの部屋なら)もっと大きなSPが置けるだろ?」と聞いたのを覚えてますか? S君の答えは「ボレロのような小さなSPからおおーっと驚かれるような音を出してみたい。」ということでした。
わずか1年足らずの間に、要求が厳しくなっています。最初音色に求めていたものが、迫力に、低音にと広がってきています。オーディオに限らず趣味なんて満足と要求の繰り返しです。要求と時間と金額と自分の満足する点(あるいは妥協点)をどこに見いだすかが、難しいところです。
うちのMA88は購入して約5年、AE2Signatureは2年半、WADIA15は2年、P2Sは1年です。満足しているようで、やはり不満はあります。しかも自分で言うのも何ですが、その不満が高度になってきています。それを解消すべく、日々努力・・・しているわけですね。我が家の総購入金額を定価で換算するとちょっと怖いものがあります。MA88:80万、AE2S:88万、WADIA15:69万、P2S:60万、計297万円。定価では購入していないと言っても、他にアナログシステムやラック、コードなんかを入れれば300万円オーバーのシステムであることは間違いありません。その上、ソフト代まで入れたら・・・一枚2000円としても160万円分は軽くあります。しかもCDのみでLP代は入ってない! 一財産ですな。
ソフトを除けば、アンプ以外は結婚後購入したものばかりです。よき伴侶に恵まれたことを感謝しています(もっとも内緒ですが一部購入金額に虚偽の報告をして購入しています。最近は敵も耳と目が肥えてきているので大変です)。しかし、300万円の音が出ていればいいんですが?!
>>> 先日、アンプを、ゴールドムンド、エレクトロコンパニエ、エアーと換えて試聴しま
>>> した。皆それぞれよさがありますが、MA88と袂を分かつときは思いっきり、アンプ
>>> には奮発したいと思ってます(来年以降かな・・・)いい中古でもあれば以外に早く買ってしまうかもしれません。当たり前の話ですが、夏になるとMA88は非常に熱く、クーラーなしでは聴けない状態になります。暖房を炊きながら、冷房するような・・・そんなナンセンスがあまり好きではなく、夏は視聴時間が極端に短くなるのが例年です。ですから、次は管球式やA級アンプではなく、大きさの手頃なものにするつもりです。現状ではゴールドムンドかエアーのどちらかでしょう。
WADIAはまだ戻ってきませんが、それとは別に例のDG28を購入することをほぼ決意しました。諸般の事情があり、どこで購入するかだけが問題です。
これでSP左右の条件の違いが解決してしまうかもしれません。DG-28はデジタルグラフィックイコライザーであるばかりか、「音場補正ロボット」なんです。購入時期は悩むところですが・・・乞うご期待!98/03/29「僕の原点」
S君こんばんは。
> 私にとってのオーディオの原点というか、オーディオに強い興味を持たせたきっか
> けの一つがJBLのスピーカーでした。僕の原点は・・・特に思い出せないなあ。
もともと音楽鑑賞したいということから入っているからでしょうか(みんなそうか)。だから音質にはこだわらない、というマニアにあるまじき言葉が口をつくのでしょう。まあ、機械好きですしね。それに外見重視なんです。> ステレオサウンド誌114号の特集「ニアフィールド・リスニングの快楽」を読み返したり
> します。ボレロ、AE2sともに登場していますね。 執筆しているW氏の評価が、ちょうど
> 私の感じていることとピッタリなのは興味深いです。というわけで、読み返してみました。僕は別に意見がピッタリではありませんが・・・AE2Signatureが史上最高の小型スピーカーだとは今でも思っています。
5月に上京? するとまた楽しい潮干狩りか?
98/03/30「DG28、これはすさまじい」
Sく〜ん!!!(ちょっと興奮気味)
昨日「DG28をどこで購入するかだけが問題」、と書きました。
実は今日は休暇を取得しており、秋葉原でアキュフェーズを扱っている店を渡り歩きました。その試聴結果・・・これはすさまじいです。
オーディオでも何でも経験を積めば、感動することも年々減ってきます(下手に経験するのも考え物です)。が、これはホントにすごいです。なにがすごいって、全てが!全然説明になっていませんが、こんなに遊べて、こんなに使える機種はないでしょう。今50万円でこれほど音質に影響を与える機種はないと断言できます。イコライザーだから当たり前といわんで下さい。その効果、音質劣化のなさ、いじる面白さは他にはないものです。
これがうちに来れば・・・うへへ。しかも、供給が安定してきたらしく、値段が予想より安かった! 最も安い店で2割引でした。
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(ちょっと冷静になって)期待過剰は禁物ですね。
過去のDG28の雑誌記事を読み返しています。その中にスピーカーのそれぞれの個性が消えてしまのでは、という記事もありました(ステレオサンド誌124号)。結局、そんなことはないという結論ですが、コードの差、ちょっとした機種の差なんて消し飛んでしまう危惧(?)まで感じるほどです。
購入店はどうしようかなあ。
もっと安い店(通販等)はあるかもしれませんが、そんなに違わないのなら、やはり実際に聞くことの出来た店で買うというのが、私のモットーです。情報提供料にお金を支払ってもいいんじゃない?WADIAは今週土曜に帰ってきます。これも非常に楽しみです。S君上京の折りには、いい報告が出来るようにがんばります。
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