home/back back(Audio日記)/ back/ next

Audio日記 MSB編(2000/12/04〜2000/12/30)

 この期間の私のシステムは、スピーカー:AE2Signature、パワーアンプ:Ayre V1、プリアンプ:Ayre K1、DAC:WADIA15i、CDトランスポート:エソテリック P2S 、ボイシング・イコライザー:アキュフェーズ DG28です。


 2000/12/28「新居の下見」

 新居の下見の前に、鍵をもらうため、難波の営業所に立ち寄りました。久しぶりの難波です。
 土地勘というものは恐ろしいもので、都内ならば始めていくような所でも迷うことはありません。しかし、今回は地下街で、高島屋内で、南海サウスタワーで、そして電気街で迷いまくりました。地下鉄からわずか5分程度の営業所にたどり着かないんですから。
 お陰で 時間もなくなり、やっぱり電気街散策は年明けです。電気街は昔と変わらず華やかそうでしたが、看板を見る限り 寡占化が進んだような気もします。気のせいでしょうか。

 会社が決めた新居は街道沿いから一歩入った普通のマンション。近くを高速道路も走っているため、窓を閉めていないと車音が心配です。機器のSNを気にするよりも環境のSNを気にする方がきっと効果的なのですが、これがなかなか難しい。深夜の山中のような自然の静けさが欲しいですねえ。贅沢?
 入口側の掲示板には 早速「夜11時以降は音量を半分に」という張り紙がしてあり、不安をかき立てます。どうぞ 口うるさい人がいませんように!

 妻に頼まれ、部屋の寸法を測り、写真に収めました。築5年ですので新しいのですが、さほど良い家のようには感じませんでした。ふすまもきちんと閉まらず隙間があるし、梁が所々出っ張っていて家具とかは置きにくそう。
 でも 永住するわけじゃないから、とりあえず住んでみることにします。

 オーディオ機器の配置を最優先には出来ませんが、それでもどのように設置すれば効率的なのか、探してしまいます。ここがいいのに というところにはTVアンテナが出ていたり、コンセントがなかったり、なかなかうまくいきません。隣家の影響を与えにくい場所にもしたいし、直射日光も当てたくない・・・。選択肢はそれほどないだけに、工夫は必要です。

 年末年始は家族会議ですね。オーディオの設置場所、もめそー^^;


2000/12/26「修理から戻る(Re2:夢膨らむ? 新居)」

>>>  下見にはいずれ行くとして、広くなったのはオーディオにとって好都合でしょう。
>>> セッティングの自由度が広がるだけでも儲け物です。間取りを見ても、遮音はいいのかとか、
>>> どこにスピーカーをセッティングしようかとか、天井高はあるのかとか、そんなことばかり
>>> 気になります。
>
>  趣味ってその人の生活を楽しく豊かにしてくれるものだけど、趣味によっては条件が揃わないと
> なかなか実践できないものもありますよね。 私みたいなサーキット走行ファンにはサーキットが
> ないことには始まらないみたいに。
>  その点オーディオファンは身近に趣味を楽しめるのかな。 新居がの生活が落ち着いたら一度
> おじゃまさせてもらいます。 60Hzはいいよ!

 ハッハッハ。大井川を超えれば、オーディオにいいと噂の60Hzだね。そういえば 妻が電化製品が全部使えるのかどうか調べてました。今の機器はほとんど大丈夫でしょ。あっ、レコードプレーヤーだけだめか!?

>  CDプレーヤーが修理から返ってきました。点検の結果、どこにも異常はなく、また症状の再現は
> できなかったとのことでした。音飛びしたCDをかけてみても確かに正常に再生するし、いったい
> 何だったのでしょうね。
>
>  廉価版DVDプレーヤでしばらく聴いていたんだけど、やっぱり雲泥の差。そりゃそうか。

 故障の再現性が出来ないと困るんだよね。データに現れないとかさ。
 買ってしまった後のフォローというのは、その機器だけではなく、メーカーのイメージまで印象づけてしまうから、怖いよね(東芝事件しかり、三菱自動車のリコール事件しかり)。フォローの悪いメーカーや代理店の機器なんて、音が良くても買わないでしょ。

 タイミング良く、こちらも修理に出していたビクターのビデオデッキが帰ってきました。電源が突然入らなくなってしまったんですよ。
 修理に問題はないのですが、金額をみてビックリの12,849円也。修理伝票にはコンデンサからピンチローラから締めて10品も替えられてました。ただの接触不良と思ったら、そんな重症だったのね。
 プリアンプの修理代も確かこんなものだったけど、あの時はもっと重症かと思ってたから・・・思いがけない出費というのは痛いなあ。


2000/12/23「夢膨らむ? 新居」

 この二ヶ月、他所で聴かせてもらう機会は多かったものの、肝心の我が家は開店休業状態。セッティングは以前通りなのですが、なにせアンプの主電源まで落としていることが多かったわけで、これはオーディオ趣味にとって明らかな後退でした。
 それもこれも振って沸いたような転勤話がいかんねん・・・。会社員の宿命とはいえ、ちっとも落ち着けん。(どうでもいいけど「おちつけん」を変換したら、うちのMacは「お膣件」とやらかしました)

 で、昨日 味気ないA4一枚の内示をもらって「ホントに転勤するんだ」と思いました、大阪へ。今でも週の半分は仕事で西日本にいるわけで、その点からすれば抵抗はないのですが、住居ごと移るというのは・・・やっぱりいろいろありますね。

 昨日はついでに新居も決まっていました(一定額以上の住宅補助を求める場合、会社が勝手に決めてくる)。今の社宅より30年も築年が若いにもかかわらず、家賃1.4倍で今までより1.7倍も広くなってる^^。東京ってやっぱり高いのね。
 それに考えてみれば、マンションに住むのは夫婦共々 生まれて初めてだ! 将来、住居購入を目論んだときの肥やしにもなるでしょう。 

 下見にはいずれ行くとして、広くなったのはオーディオにとって好都合。セッティングの自由度が広がるだけでも儲け物です。間取りを見ても、遮音はいいのかとか、どこにスピーカーをセッティングしようかとか、天井高はあるのかとか、そんなことばかり気になります。(そしてなによりも気になるのは、音にうるさい近隣住人はいるかということ!)
 2LDKなのですが、収納箇所が少ないので、きっと一部屋は納戸のようになってしまうのでしょう。そうするとオーディオ機器は・・・なんだ、やっぱりリビングに置くしかないのね。

 妻に間取りを見せたら「板間だ・・・」と呟きました。そんなにフローリングが嬉しいのかと思ったらそうではなく、「我が家にはテーブルやイスや絨毯はないのよ!」。そうなんです。今までは畳の生活だったから、我が家には座卓しかないんですね。
 今さらテーブルを買う気もないので、地べたの生活は21世紀も続きそうです。


2000/12/19「小柳ゆき in ベルファーレ」

 久しぶりに六本木のクラブ「ベルファーレ」へ。それというのも 小柳ゆきのクリスマスライブのチケット(4,000円也)をタダでもらったからです。
 開演1時間前にベルファーレ地下3Fのフロアに入ったときは、男女のダンサーがユーロビートに任せて踊りまくっていました。(それにしても「サンバ・デ・ジャネイロ」はいつ聴いても名曲だね。) 場所柄もありましょうが、来場者の年齢層は高目です。

 鳴らすスピーカーはJBLのPA用。定位や音場など微塵も感じません。「浴びるように受け止める」、そういう用途です。かなりの大音量でもあまり耳に残らないのは、大胆なハイカットとローカットをしているためでしょう。
 ベルファーレですから、バックバンドは当然いないのです。打ち込みというかカラオケが小柳の伴奏となります。ちなみにステージはありますが、ダンスフロアなのでイスなんて当然ない(少ない)んですよ。

 真っ赤なセパレーツを身につけた小柳ゆきの登場です。声援が飛びます。
 その第一印象は「小せえ!」。ホントに小柄なんですね。

 生小柳は体躯の割に声量があります。1年半前まではただの女子高生だったことを考えれば、驚異的ですし、魅力的です。ダンスもいけてる! 
 歌も意外に上手いですね(音程は滅多に外さない)。CD通りという感じです。少なくとも「be alive」を歌わせたら、日本一では^^。
 ただ、ソウルフルということでいえば、レベッカ時代のNOKKOの方がソウルフルだったし、パワフルということでいえばバービーボーイズ全盛時の杏子の方がパワフルのように思います。人間、過去は美しく思えるということでしょうか???

 あっという間に1時間ちょっとのライブは終了。二部構成でしたし、持ち歌が少ないのですからこんなもんでしょう。シングル曲は全部歌ってましたし、アルバムを買ってこようかな、という気にはなりましたよ。
 それに当の本人が楽しそうに歌っていたことが印象的でした。NHKの紅白歌合戦のPR用CMの無愛想振りが嘘みたいです。

 ではでは。


 2000/12/13「手ごろな山」

 間が抜けた返信になります。ご容赦を。

>  AFUTURAのトップページで、素人にオーディオの面白さを伝えられたらいいけどね、
> みたいなこと書いてたよね。とても素晴らしい発想だと思います。
>  今のページ構成だとそのあたりのことが分かりづらいかもしれませんので、
> もう少し間口を広げられればいいかも。

 それができれば苦労しないんだよね。やりたいのはやまやまなんだけどさ。
 ただ、餌はまいておこうと、弟からオートバイとダイビングのリンク集をもらってきました。オーディオのホームページとは知らずに、ロボット型検索で誤って来訪する人間も年に10人くらいはいるでしょう。
 キーワード「トップレス」で引っかけて、エロページと思って来た人もいるくらいですから^^。(目論見通りだ!)

>  ディスカウントショップなどで売っているオーディオ一式と比べたりすると、
> 場合によっては10倍以上の出費になってしまうのが本格的オーディオの世界です。
> いわゆる「常識」的な考え方をする人たちが、音楽を聴くのにそこまで
> 出費することに足踏みしてしまっもなんら不思議ではありません。

 私も毎日のように車に乗りますが、S君のようにサーキットを走りたいとは思いません。コーヒーも生まれてこの方何百杯と飲んでいますが、別にこだわりはありません。
 一歩踏み出すには、何かのきっかけが必要なのでしょう。このホームページがその一端を担えればいいのですけど。

>  山登りで例えれば、誰もがエベレストに登るわけではないし、だけど、手ごろな山に
> 登りその見晴らしを楽しんだり澄んだ空気 を吸うことだって、楽しいものです。
>「手ごろな山」のようなオーディオをフィーチャーしていけば、もっと層が
> 広がることかと思います。

 私もそうですが、高額の機械を使っている人には引け目を感じます。相手が優れているような錯覚に落ちます。「手ごろな山」の素晴らしさを忘れがちです。
 ハイエンドオーディオもいいのですが、生活に根ざした「山」も探求していきたいですね。

2000/12/15「Re2:手ごろな山」

>>>  一歩踏み出すには、何かのきっかけが必要なのでしょう。このホームページが
>>> その一端を担えればいいのですけど。
>
>  生活を圧迫するような買い物はしてはいけないと思うけど、多少の覚悟がないと
> オーディオに限らず楽しみは広がらないだろうしね。
>  私などは覚悟の上でクルマを改造しているから、逆に、犠牲を払った分はきっちり
> 楽しもうと取り組むようになりました。

 そうだね。やはり元手の回収はしないと。でも趣味は金銭感覚がにぶるからな〜。なにも試さずに直感と欲求だけで、どうなるかもわからないものにお金が払えるのは、趣味のものだけでしょう。普通は。
 冷静に考えれば、「音が変化した」、だからどうしたっていうのあるもんね。

>>>>  山登りで例えれば、誰もがエベレストに登るわけではないし、
>
>>>  ハイエンドオーディオもいいのですが、生活に根ざした「山」も探求して
>>> いきたいですね。
>
>  EAR859とボレロの組み合わせで音楽を楽しむようになってもう何年になるのかな。
> どちらも明確な設計意図があって世に出てきた製品だけのことはあるのでしょう、
> 聴き飽きることなくいまだに楽しませてくれます。上を見たらきりがないけど、
> この組み合わせは明らかに「上」への系譜を感じさせます。
> 「手ごろな山」っていうのは、そのあたりのことを指すのかもしれませんね。
>  私などはこの辺がちょうどいいのかなって見切っているけど、 音楽を楽しく
>聴けているからなにも問題はないのです。
>  オーディオにも通じるはずだろけど、その製品の性能を十分に発揮させられない人は、
> 端から見るとすごく格好悪いものです。高性能な製品になればなるほど、その傾向は
> あるかもしれません。うーん、やはり手ごろな山が一番かな(笑)

 機器もこれだけ愛されれば幸せでしょう。さすがですなあ。


 2000/12/04「MSBのDAC(その1)」

 この週末、お仲間達と もしかしたら今世紀最後となる秋葉原訪問をしてきました。
 人がいると自分一人の時とは違うペースで店々を回ります。
 駅前ラジオ会館内の3店に始まり、ダイナ・マインドショップ、イーディオ、ヤマギワ、AVAC、ハイファイ堂、サウンドクリエイト、サウンド・パーク・ダイナ、ダイナ・サウンドハウス、テレオン、そしてお茶の水のオーディオユニオンまで「半日で」行ったのですから。しかもその間には、本屋とかCDショップも混じっています。
 一人だったらこんなには行かないわな。

 しかし良い店悪い店は別にして、自宅から1時間内にこれだけのオーディオ店があることを素直に感謝しないといけませんね。引っ越している場合ではないということを痛感します。

 今回行った店の中で、最大の収穫はイーディオです。初めて行きました。入りにくい店というのは数ありますが、オーディオ店じゃなく、雀荘だったからというのは初めてです。一人でなかったからいいようなものの、こりゃ普通入れん! ホントに雀荘なんですよ! 

 で、イーディオに何をしに行ったかというと、BBSで投稿があり、オーディオアクセサリー誌で評論家の藤岡誠氏が絶賛したMSBのDAC「Platinum Link DAC (定価42万円)」を聴くためです。人が誉めたものには素直に飛びつく、これが私のオーディオのモットーです。そうでもなかったら、一般の店に置いてないMSBのDACを聴こうとなど思わなかったでしょう。

 お店には予約なしで行ったのに、快く迎えていただきました(コーヒーもいただいた)。
 早速試聴、とはならないんですよね。雀荘だから^^。

2000/12/07「MSBのDAC(その2)」

 イーディオのこと、雀荘呼ばわりしましたが、ここはあくまでも実験スペース(兼店舗)。本業は輸入業ですし、ここも基本的には週末しか開いていません。

nOrh9.0 「nOrh9.0(37万円/ペア)」という変形スピーカーをセッティングしてもらいました。詳しくはイーディオのホームページを見ていただきたいのですが、天然大理石のキャビネット(タイ製)にスキャン・スピークのユニットを組み合わせた製品。大理石のキャビネットはウーファによるキャビネットの鳴りを抑え込みますので、低域ばかりでなく高域においても振動板以外からの余計なノイズが極少であることが予想できます。
 見た目はなんといえばいいんでしょう。メガホンの開口部にユニットを付けたような・・・そんな感じです。

 アンプもイーディオオリジナルのプリメインアンプ「AEDIO-1i(120万円)」。ショップブランドは筐体がチープなことが多いのですが、妙に頑丈な作りです(荒いですけどね)。50W(8Ω)、F特:10〜100KHz±1dBとのこと。F特は多分 家のエアーV1よりいいなあ。

 トランスポートはこの手のお店では定番のCEC「TL2X」です。ここからマスタークロック発生器を経由して、問題のDAC、MSBの「Platinum Link DAC」につながるわけです。

 我ながら、こんな一つも耳にしたことのないような機器を、しかも来たことのない部屋で聴いてDACの善し悪しだけを判断するなんて芸当ができるんでしょうか。(できないね、きっと^^)

 スピーカーセッティグは背面を大きく空けた、店ならではのもの。
 では参りましょうか。

2000/12/08「MSBのDAC(その3)」

MSBのDAC 左写真が問題のMSBの「Platinum Link DAC (定価42万円)」です。ただ これはMSBのホームページからコピーしてきたもの。実物は木目調のフロントパネルではなく、ブラックフェイスです。しかもワディア調のブラックではなく、ただの鉄板でやんの。
 ネジ山も見えてるし、足もチープだし、リアパネルには穴が開いている! オプションの拡張入力(STリンク)用でしょうね。外見には気を使っていないことは明白です。よく言えば中身勝負、ということでしょうか。(同行者の一人は「あの作りでは買ったありがたみがない」と言ってました。正直なところです。)
 この手の弱小メーカー(失礼!)はオプション対応とか、将来のバージョンアップとか、信じていいものかかどうか悩むところがあります。メーカー自体の存続も危ないし・・・ワディアクラスだってなあ・・・。

 試聴感でしたね。ディスクはいつもの古内東子とかビル・エバンス・トリオを使用しています。

 スピーカーをつなぎたてと言うこともあって、全体像の把握には時間がかかりました。
 一言で言えば「極めて滑らか」といったところでしょうか。そして、スピーカーセッティングとnOrh9.0のスピーカーの形状が効いているのでしょう、奥へ奥へと引く音場が展開されます。自宅では味わえない広い音場です。天井方向にも広がりますもの。全体的に静かだし、きっとアンプやDACも含め、SNがいいのでしょう。
 カタログ上、スピーカーの再生帯域は28Hz〜30kHzと2Wayにしては広いのですが、これ見よがしにそういう印象は受けません。音場型のスピーカーではありがちですね。アンプの力か、低重心とは思いましたけど、ごつい、量感のある感じでもありません。
(nOrh9.0に使われているツイーターはスキャン・スピークの「D2905-9900」。これって例のアマティのツイーターと同じ型番のような気がするのですが・・・気のせい?)

 で、ふとPlatinum Link DACの表示を見ると「130.2」??? そうなんです。このDAC、132.3kHzへのアップ・サンプリング機能を持っていたんです(「132.3」とは表示しないらしい)。132.3kHzということはCDの44.1kHzの3倍の周波数。当然 オン/オフもできますので、これは試してみないといけません。

2000/12/11「MSBのDAC(その4)」

 132.3kHzから通常の44.1kHzへの切り替えはボタン一つでOK。簡単なものです。
 その差が大きいCDもあれば、そうでないものもありましたが、概ね通常の44.1kHzでの再生は、暗く重い印象を受けました(重心が低いという意味じゃないですよ)。音色が暗いというのは別にいいですが、音が「重い」というのはいただけないでしょう。比較してしまうと不自然ですもんね。

 132.3kHz再生は、ビル・エバンス・トリオにしてもデビット・マレイ・カルテットにしても軽やかでスプレーで遠くまでまき散らしたかのように音場が広がります。マレイのサックスも刺激的にならず、自然です。
 古内東子は広がりという点での差は小さいものの、年齢が若干若返り、かつ赤みを帯びたよう。奥行き十分のセッティングに負うところも多いと思いますが、前後感がはっきりします。
 数枚のCDを聴いた限りでは全て132.3kHz再生の方がいいですね。

 しかし・・・dCSのDACとDDコンバーターでも感じたアップサンプリングのこの感想、なぜdCSの自宅試聴では再現できなかったのでしょう。不思議です。(妻も差がわからないと言ってたしなあ。使用中機器のせいにはしたくないけど。)

 常時使っているワディア15iとは比較の仕様もないのですが、MSBのこの「Platinum Link DAC」、特にアップサンプリングした時には、ワディアに劣るところがあるようには感じません(あっ、あった。デザインと筐体の作りです)。ただ、音色重視の人がベースやドラムスの低域の弾力性や「ゴリッ」とした感触を味わいたいならば、ワディアの方がよさそうですね。ハイサンプリングすると、こういった感触は一般に失われていくように思います。

 MSB商品の取り扱いはイーディオでやってもらえますが、私が聴いたこのDAC、最終量産(輸入)モデルかというとそうでもないみたい。主に外見面の改善のようですが、ちょっと詳しく知りたいですね。実は同行者の評判はあまり良くなかったこのDAC、私は結構 心に引っかかるところがあったんです・・・。


home/back back(Audio日記)/ back/ next/ top