第8回となる「真空管オーディオフェア」が東京・秋葉原の損保会館に会場を移して開催されました。
今回から入場料500円の有料制となっています。ざっと見渡しても来場者の平均年齢がえらく高いので、500円くらい微々たるものなのかもしれませんが、「真空管に興味がある」レベルの人にとってはマイナスでしょう。 きっと。正直なところ、「真空管」と銘打ちながら、自作をしないマニアにとってはつまらないフェアだったのでは。私も参加時間は・・・最短でした。
では簡単にごく一部だけ報告。
積層型のホーンロードです。バックロードホーンの自作経験者なら、誰でも一度は考えると思うんですよね。こうすることでロードに角が出来ず、滑らかな音道が構築できます。ただ、板取に無駄な部分が多いこと、板取が難しいことから皆二の足を踏んでしまうのです。
これをバックロードホーン自作キットとして販売しようというのですから偉いですね、長谷弘工業。厚さ3cmのMDF板にホーンの形状と同じの穴を切り抜き、それを数枚積層することでBOXの内部に曲線で拡がり、折り曲げ部も完全な曲線のエクスポネンシャルホーンを造り出しています。しかも、板を積み重ねてネジ締めするタイプで釘や接着材は使わないとのこと。しかもしかも、重ねる板の枚数を増やして横幅を広げ、口径を大きくしていくことが可能。笑ってしまう発想です。
失礼ながらばかばかしさNo.1(← 誉めているんだよ)、大泉電子の真空管アンプ「Uniy Z-4212」(335万円)。何じゃ、この大きさは! 540×1,100×540mm、総重量は約165kgだと。1mを超えるアンプなんて初めてだ。インパクト大賞です。入り口側にあったので、ワインレッドの色と相まって、目立つこと目立つこと。
型番の通り 、英国製の大型直熱3極管STC社「4212E」を搭載したモデルで、出力280W+280Wの出力を誇ります。真空管アンプでこんな出力ありかい^^ 4212自体、直径93mm、高さ300mmですからねえ。その大きさが出力の大きさをそのまんま表してますね。なお、送信管ドライブ管は通常出力管に用いられる300Bが使われています。トランスもオリジナル。
オンゾウラボでは高橋和正氏設計のMFBスピーカーの小型モデル「MFB-12F」が展示されていました。真空管アダプター付きで16万円也(受注生産)。
MFBですから、ボイスコイルと同軸に巻かれた検出コイルがコーン紙の動きを検知し、検知信号をアンプとの入力にミックスすることで、コーン紙の動きを制御するわけですが・・・音は聴いていません。
見事なアッテネーターを展示していたのはアムトランス。理研のRMG1/2W を92本使用しています。いやあ、こういう部品は見ていて惚れ惚れしますね。これで58,000円は安いと思いますよ。
その他RCAプラグやバナナプラグなど、オーディオパーツが数多く展示されていました。
イーディオで目を引いたのは、アップサンプリングの草分け的存在、MSBブランドの一体型「The Platinum LINK CD Player」です。予価90万円は高いか安いか微妙なところ。姿形は相変わらず安っぽいので、音と機能次第、でしょうか。
イーディオオリジナルのプリメインアンプ&スピーカーを使った試聴会には参加したのですが、正直眠かった。秋葉原の試聴室を訪れたときのような冴えは聴けませんでした。あの雀荘も、もう2年も前の話になるんですねえ。
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