会社の会議と日程が重なりタイミング良く上京できましたので、今年もオーディオ・ワールドを訪れることが出来ました。
今年は会場が秋葉原・損保会館に代わり、試聴部屋の数も増えています。隣の音がうるさいと試聴になど集中できないわけで、その点隣接を避けるように割り振った今回の試聴部屋割りは立派です。ただし当然のことながら、ただの会議室ですが。
それに対し、大部屋の会場はうるさい(それでもオーディオ・エキスポよりははるかにマシだけど)。「声の大きなものが勝つ」みたいなデモはいかがなものかと。ヘッドホン試聴のメーカーも多々ありましたが、それでもその良さが理解しにくいのです。各ブースの協定みたいなものないんですかね。滞在時間が短かったこともあり、今年は過去二年にも増して、目に付いた商品・ブースについて絞ってご紹介します。
近年の2口タップの中で存在感No.1。エンゼルマーク(ローカルメール・オーダー)扱いの「ジュラチック・パワーホールド(IS-A1)」(45,000円・税込み)です。
「パワーホールド」とはよく名付けたもので、AC100Vプラグを横から締め付ける(厚手のプレートが中央から2分割されているわけ)ことによりプラグの振動防止と脱落防止をはかることが出来ます。
筐体はジュラルミン製。重さ1.5kgですが、固いケーブルが多い昨今、タップにはこれくらいの重量が必須でしょう。
右上の中途半端に写っているのは兄弟機のサークルタイプ「IS-B1」です。お値段がIS-A1と5,000円しか変わりません。それなら無条件でIS-A1、という感じですね。
セイシン・ブースにあった制振合金M2052製のディスク・スタビライザー「DS-SCD1」です。
ディスクの振動のみならずモーターの振動まで間接的に吸収、そのため光ピックアップ部のサーボ電流が減少し音質が改善するとのこと。
大きさは92g、外形寸法は40×13mm。SONYのSACDプレーヤー「SCD-1」とCDプレーヤー「CDP-X5000」用とのことですが、トップローディングタイプのプレーヤーには汎用性がありそう。当然我が家のKrell「MD20」にも・・・。
私が制振合金製品を使ってみた感想からいえば、雑誌に書かれているほど万能ではなく、小さいものほど効果的の印象です。
左写真はセイシン販売のブース。オーディオ・ワールドの魅力の一つに商品の特売があります。
私はここで「スノー・ホワイト」(左写真)を2,000円で購入。低域周波数30Hz〜300Hzを強力に吸音するという吸音フェルト「ミスティック・ホワイト」のカット綿形バージョンです。
家に帰ってスノー・ホワイトを見た妻が一言。
「まただまされてきた〜」 返す言葉もございません^^
逸品館&カイザーサウンドのデモの様子。ここはいつでも盛況です。そして音が良い。今年はその片鱗を少しだけ味わってきました。
SACDのマルチチャンネル再生は月並みながら臨場感あふれるもの。これは確かに2チャンネル再生時にはなかった感触です。ただこれはインストーラーの手腕が大きく問われるでしょうねえ。センターチャンネルの存在には私も未だにどうもなじめませんし。
大部屋の逸品館のブースもなかなかの再生力。スーパーツイーター「CLT-2cryo」もこういうところで聴くと(毎年のことながら)欲しくなります。クライオ処理によってさらに表現力が増したとのこと。
大阪に来て1年半になりますが、逸品館のハイエンドルームには行ったことなし。前は何度も通り過ぎているのですが・・・不思議なことに入る気にはならないんだよねえ。逸品館製品もいざ買う気にはならない。なぜでしょう。
それに対し、カイザーサウンドのブース音は同行者には例年に比し、不評。スピーカーがビビっていたというんですが、はてさて?
6C33CBが好きなのでつい撮ってしまいました。
SDサウンドのOTLアンプ、トップストーン iシリーズ「i-3」(完成品408,000円)です。6C33CB×4、6AQ5×4、12AX7A×2という構成で、38W(8オーム)というスペック。白い筐体が私の趣味ではないのですが、この球、いつか手に入れるぞ!
ロビン企画が紹介するのは新しいメーカー、Usher(アッシャー)です。
小型スピーカーは「USH-S520」。お値段ペア28,000円也。国内メーカーでもこの価格の商品はありますが、もっと小型でしょ。これは180×260×300mmといわゆる普通の小型スピーカーなんです。重さも5kgとそれなりの重量。
まあ、値段が安くても、要らないものは要らないのですが、今回同行した4名中3名が買うと言い出した逸品でした(皆で買って改造コンテストをしようと言い出す始末)。
透明な130mmポリプロピレンコーンと19mmソフトドーム(Vifa製)の奏でる音はかなりの本格派。ある程度の鮮明さをきちんと保ちながら、非常に豊かな印象です。安いのに安っぽさがない! 低域はスペック上55Hzまでですが、多少その前にピークがあって、あとダラ下がりの特性なんじゃないかな。
この他にもウッシャー製品はかなり割安です。USH-S520の隣にあるのが、フラグシップ機「CP-8872」です。見ての通り4Wayで重さは86kg、大きさ320×750×1400mm。それでいてペア100万円以下とか。これはいいぜえ。インフィニティのスピーカーを上回る「大きさ 対 価格」メーカーの誕生! 当然音も立派だ。
このシステムを利用して、コスモビレッジ主催でクライオCDの聴き比べも行われました。ノーマルCD、クライオCD、そしてノーマルCDを転写したクライオCD-Rです。ただし、クライオCD-Rのみ別の曲ですので、厳密な比較は無理。
会場での意見聴取ではクライオ絶賛でしたが、後で仲間内で本音を語り合うと、好みはバラバラ。私自身は肩肘張らずに音楽を楽しむならノーマルCD、細かい音や背景ノイズまで聴きたいならばクライオCD-Rといったところでしょうか。
今回はこんなところですが、ちょっとおまけ。
仲間内で流行っているケーブルです。手先の器用なケーブラー(cabler)が作成者の完全オーダー品ですので、線材自在、プラグ自在、長さ自在、色自在。基本的に全部自分で決めることになってます。ですので、音に関しては出たとこ勝負^^(爆)
ケーブルなど数多メーカーが存在し、どれにも長所短所が存在することなどわかっていますので、私は「音はどうでもいいから、見た目『のみ』は負けないケーブル」をオーダーしようかと思っています。もしかしたら再来年当たり、オーディオ・ワールドに出展していたりして。爆笑だね。
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