2003/04/12「男の城」
高円寺。
環七が走っているので、通ったことはあるでしょう。でも下りたのは初めてかも。そんな高円寺駅で、Oyamaさんを仲介として、shuksさんと待ち合わせ。のはずが、Oyamaさんが到着する前にshuksさんに声をかけられました。事前情報も、顔も、服装も、身なりも全くご存じないはずなのに。
ああしまった! マニアのオーラを出しちまったか。このオーラに女達は遠ざかっていくんだよなあ・・・
そんなことはさておき、shuk's
roomというのは有名なオーディオサイトらしいですね。まことに失礼ながらネット情報ひとまかせ主義なので、今年に入ってからこの洒落たHPのことを伝え聞きました。
確かに面白い。他のオーディオサイトにはないセンスが随所から感じられます。50の手習いなんてとんでもない。ひとまかせの私がブックマーク登録したくらいですから、そりゃアクセス数も稼ぐでしょう。開設10ヶ月で65,000hitというのはすごいですよ。afuturaなんて最初の10ヶ月でようやっと30,000台だったもんね^^
駅からほど遠くないshuks room。俗に男の城などと申しますが、マンション上階のこの部屋、正にオーディオ的山城です。なにせワンルームでオーディオしかない。しかないんですよ。ということは、
ここはオーディオのために借りている10畳なわけ。事情はおありのようですが、羨ましい。家に戻ってこのことを話したら、「うちでそれをやったら、事実上の『別居』ということね。」と断罪されました。
部屋を埋める機器、機器、機器。いったい何システム組めるんでしょう。地方のオーディオショップ以上の品揃えといっても過言でなし。特にアナログ・プレーヤーは1、2、3・・・ん、6台っ!? それ一台にアームが複数付いているので、その数たるや恐るべし。しかもほとんどが死蔵でなく聴けるというんですから、一体その配線はどうなっているのか? 私なんざ、AVアンプへの接続も満足に出来ないというのに・・・。TVがないのも潔いですね。こういうお宅は壁の裏とか、クローゼットとか、風呂場とか、そういうところにまだまだお宝が眠っているんでしょうねえ。
当日のシステムは以下の通り。「当日の」というところがすごいな。
【小型システム】
CDプレーヤー:CEC TL5100Z LcLock C2にクロック交換
DAコンバーター:CHORD DAC64
アナログ:ROKSAN XerxesX &Shiraz
フォノイコ:ROKSAN CASPIAN DX2
プリアンプ:GOLDMUND √SR
パワーアンプ:HI:GOLDMUND MIMESIS√SR STREO
LOW:GOLDMUND MIMESIS√SR MONO
スピーカー:Audiophysic Brilon1.0
【大型システム】
CDプレーヤー:WADIA850
DAコンバーター:Perpetual Technology P1&P3
アナログ:YAMAHA GT2000X
AEC WE407/23&PhaseTech P-1
プリアンプ:MACINTOSH C42
パワーアンプ:SDサウンド TOPSTONE i-1
スピーカー:JBL4348
まずはブリロンから。ブリロンの上にPTR6がものすごい微妙な角度(やや下向き、やや外向き)で乗り、サブウーハーLUNAを併用です。ここから先のことはshuk's roomに詳しいので、是非どうぞ。
ブリロン単独の再生音は「AE好きにブリロン嫌いなし」の格言の通り、 馴染みあるもの。ウーハーの調子が悪く、底を打つ感じはあったものの、どうしてどうして。名機の風格十分ですね。音そのものをAEと比べると、ブリロンはとにかく次の一手を打つのが早い。それが忙しい(せわしい)印象を生むのに、なぜか暖調。動作そのものには余裕があるんでしょう。GOLDMUNDのバイアンプ駆動も相当に効いているはず。それに対し、AEは(いや、AE2は、か)、沈み込みが深い反面、音自体は寒調に感じました。
ウーハーについては補修部品として取り寄せることにしたとのこと。いや、ブリロンいいですね。非凡だわ。
それに対し、大型のJBL。43シリーズへのいちゃモンはafuturaのどこかに書いているはず。とにかく琴線に触れることがない。欲しいとも思わないのは当然として、さして聴きたいとも思わないというスピーカーです。なんでだろう、原体験でも悪いのかしらん。
そんな43シリーズの最新コンシュマー機である4348、フェアで聴いて、既存の43シリーズにはないフレッシュさを感じていたものです。でも、店頭だといつもの通り、今ひとつなんだなあ。
その最新機が眼前にあるのです。やはり大きい。そして、JBLのブルーはいい青だねえ。この青を見るのは確かに幸せ。過去のしがらみは忘れてくれよ、とささやいている(いや、咆吼している、か)ようです。
試聴開始。38cm口径のシステムを置く家もめっきりと少なくなってしまいました。だからこうスプレー状に音が部屋を満たすのではなく、波のように部屋を満たす感触は久しぶり。ブリロン+ルナで同じ特性は出せても、空気の粗密波までは再現できません(もちろんブリロンの方が優れた点も多々あり)。
印象がねえ、ずいぶんと違うんですよ。いい印象。というか、音色という断面だけで切ったとき、AEはブリロンよりも4348に似ているように錯覚しました。聴いた音楽がJAZZのみだったのが良かったのかも。あと、JBLではアナログ中心に聴いたのも好印象の一因だと思います。新しい録音から古い録音まで幅広く楽しく聴けそうです。
shuksさんは4348の低域のかぶりを気にされていらっしゃいました。そういわれれば確かにそうなのですが、この手のかぶりは洋間にありがちなものですし、今回の音量ではあんまり気にならない。ルームチューンではなかなか取り除きにくいこのかぶり、同行したOyamaさんはどう思われましたかね。私はこのレゾナンスを長所として捕らえましたが。
Oyamaさんが帰りがけに「shuksさん宅のキーワードは余裕ですね」と言ってました。私的に言えば「余力」。きゅーきゅーしていない。音もさることながら、その選択肢数が圧倒的に多いのです。通常は(2人とはいえ)5時間もあれば、十分堪能出来るはずなのですが、shuksさん宅は奥深い。機器数も当然のことながら、今日はその一面のみを見た・聴いた感じです。