2003/10/12「4355」
普段私は個人のオーディオのホームページをあまり見ません。ですので、ネット上で何が起きているかに関しては‘ひとまかせ’。結局複数の人から情報をもらうことになるわけで、そうするとその会話の中に登場してくる“ネット上の有名人”が複数名いらっしゃいます。今回ご訪問させていただいた紫音♪さんもそのお一人。JBLユーザーで、地下に専用ルームがある、そしてみんながその音に感心するらしい、ということまでは知っていましたが・・・ビートサウンド誌読んどいて良かった!
紫音♪さんがJBLの15inchダブルウーハー搭載愛好会であるDobble Woofers'を中心に活動されてると知ったのも、ご訪問3日前のこと。前日に同じAE2ユーザーと
「AE2もウーハー2発搭載なのになぁ。セミダブルウーハーズじゃだめかねー。」
なんてバカ話をしていたくらいだもの。38cmウーハーと9cmウーハー(こうやって比べると9cmをウーハーというのも恥ずかしいナ)を一緒にしたらアカンでしょう。だいたいJBLじゃないし。
さて・・・
> 昨日、「妖怪の館」紫音♪邸へ二人でO崎さんと行って来ました。 出会いはごんたさん繋がり。
> 紫音♪さんは、彼の師匠格だそうです。
> まだまだ、ロック野郎には敷居が高いんで、またもやO崎さんを引き連れての訪問。
> 色々な雑誌、Webなどで情報満載の処にお邪魔する時には、どうしたらいいか?
> O崎さんは、さすがに「自然体」。
> ボクは今回のキーワードは、月並みだけど、ブラック・ミュージック系での「音キメ」を
> キーワードにしました。その音に、ボクの好きなロックがJBLサウンドにのっていけるか!?
またpippin-boyさんに連れて行ってもらっちゃた。“積極的に人の家に音を聴きには行かないけど仕事では全く知らない人と平気で話をする酒に弱い夜遊び火遊び大好き行動”派としてはありがたいことで。
私は前も書いた(と思う)けど、JBLは今ひとつ。pippin-boyさんとも帰りがけの電車内で話しましたが、感受性豊かな頃の4344のイメージが悪いんですよねー。だからのめり込めない。購入対象にもならない。
でも今までのJBLユーザー(ごんたさん、shuksさん、kazさん)のおかげで狭量なアレルギーも解消されつつあります。ダブルウーハーがそのアレルギーの特効薬になればいいな。定位派だけど。
> で、吟味して持ち込んだCD。
> クラフトワーク、プリンス、オールマンブラザース、ボブ・ディラン、クイーン、キング・
> クリムゾンなどなど。秘密兵器は、クラフトワーク。さてさて、どの瞬間にかけてもらおうか!?
>
> 前日夜遅くまで考え込んだら、寝坊しちゃって、起きたら、お昼前の11:30。こりゃ、
> またもや遅刻かぁ〜〜!? 以前もO崎さんに迷惑かけたんで、今回は速攻で身支度&
> 選択したCDを鷲掴み!!
へ〜、そんなに吟味したんだ^^
私はいつも人の家でも店でも持っていくディスクは一緒。CDケースに入れっぱなしです。これはやっぱりソースが変わると評価も変わると思うから。
んが。
今回そんな“掟”を簡単に破り、ソニー・クリスとデビッド・ゴードン・トリオを抜き、倉木麻衣とサザン・オールスターズを入れ替えちゃった! こうやって文章を書いている今もなぜ入れ替えたのか理解不能・・・
> 品川で合流した後で、京浜急行で最寄り駅まで。
> ベンツで迎えに来ていただき、到着したのは閑静な住宅街。その地下室へ誘導されて
> 出てきたのは、いまや誰もが知っている「紫音♪の館」。
> JBL4355からは、バーニングCDが大音量でかけられていて、我々を迎えてくれる優しさ、
> 気遣いを感じました。こりゃ、色々作法を学ばねば・・・・。
バーンインCDは優しさ・・・かな? まあそれはいいとして、オーディオを聴くために、玄関入って下におりたのは初めての経験。いや〜イイですね、地下室。26畳(でしたっけ?)という広さ、3mはある天井高、オーディオ以外のもののなさ。こういうの見てしまうと、将来マンションを買ってオーディオしようというのが怖くなる。なんか趣味の将来を自ら制限したような錯覚に落ちるから不思議です(って、オレは借家じゃねえか!)。
> 今回のメンバーは、O崎&pippin-boy に Dobble Woofers'の会員であるTASOさんも一緒。
> 紫音さんも言っていたけど、色々集合体が混じってきた感じ。でも「小型SP」のグループに
> 「DW」ってのも不思議な縁です。O崎さん曰く「DWとは全く違う異次元だからなぁ〜 〜」。
もちろんですが、TASOさんも初めてお会いしました。でも、Dobble Woofers'ってオーディオという共通の趣味を持つ集団の更に輪をかけた限定集団なわけだからイイ集団だなって思います。「小型スピーカー友の会」なんて漠然と作ったってダメでしょう。コアがないと。
> さて、紫音♪さんが奏でる演奏。アクリル好きには、もう隠微な輝きを放つCD、メトロノームに
> セットしようとする時、おもむろに、紫音♪さんの右手には、白の手袋が・・・。がぁ〜〜〜!!
> ショック。愛器に対する「思い入れ」が全然違う。こんなんじゃ、持ってきたCDを事前に拭いて、
> RD-1で磁気消去するんだった・・。
>
> 部屋の中には、オーディオ以外なにもなし。シンプル!ルームアコーステッィクされているものの、
> コンクリ剥き出し。紫音♪さん曰く「このコンクリ剥き出しは、わざとデザイン」「音に悪影響が、
> あってもこれだけは絶対に」っていう信念の館らしいです。このコンクリ剥き出しのイメージが
> 強いんで、かけてくれる曲はブラック系なんだけど、ボクには「超高級ノイズメタル・ミュージック」。
> ノイズって雑音ではないです(念のため)。工場を視察する時に感じる大迫力な音をサンプリングした、
> 鉄人28号!!
>
> 低音は、ドンドンド〜〜ン! JBLレンズから拡散する放射の嵐。突き抜けるドラムスの音。
> 一番オーディオ的な場所で聴いた自分は、既にクッションの歪みに身をまかせて、音圧を身体全体に
> 受けられるように、いつの間にか横たわっていました。こりゃ、女性だったら危ない態勢だね。
> ボクには幸い「子宮」がないけど、これじゃ完全に参っちゃう。
紫音♪さんは美しいものが美しいままに保たれているのがお好きなんでしょう。だからこその白の手袋かと。私もそうですが面倒が勝ってしまうので、いつの間にかなし崩しになるのがいつものパターン。傷が付いてもあきらめも早い。ホントに綺麗にしているものなんて、AE2Signature本体ぐらいなもんです。

さてさて、紫音♪さんは大音量派だということは知ってました。実際そう。でもこれ大きな部屋での大音量なので、小さな部屋で音量を上げるような不快感がない。床が震える家は数あれど、スピーカーから遠く離れて座っているビーズのクッションが振動するなんて想像できる?
しかし、JBLを使ってゲインが足らなくなるなんて話、初めて聞きましたわ^^。音量にはこだわりを持っていらっしゃる。でかければいいというわけじゃない、もっと崇高なこだわりを、です。
> エスコートに慣れている紫音♪さんは、お客さんそれぞれの好きな音楽を事前に調査されてチョイス。
> ボクは勿論ビートルズ。O崎さんは、YMO「ライディーン」。O崎さんのHPを本人より熟読されて
> 相当研究されている模様。
>
> スピーカーセッティング、音場空間、センターラック嫌いなどなど、O崎さんとは同意見らしい。
>
> 「ビートルズ1」のCDを差し出されて、「どれがいいですか?」 考えちゃったけど、この音でなら、
> やはり「Come Together」かな? 一瞬ポールの曲とも考えたけど、ジョンの曲を選択させた
> ところにも、紫音♪マジックが潜んでいるのかも。
>
> 出てきた「Come Together」。ジョンの「シュー」っていう銃の音を真似た音でリードされる
> ポールのベース。真ん中に、口びる小さく立つジョン。こりゃ、すげ〜〜!!
> よくキャバーン倶楽部で演奏されるけど、みんなこのイメージで演奏したいけど、うまく出ない音。
> 改めてビートルズはハードロックの元祖とも確認できる。
> 帰りの車中では、O崎さんとはこの「Come Together」論で盛り上がり。
>
> O崎「あれが一番良かったかな〜〜。だけど、果たしてジョンはあのイメージで作ったんだろうか?」
>
> アビーロード自体、リードベースのようなポール主体のアルバムだけど、ジョンの存在感を唯一示す
> この楽曲。その心意気を理解したかのようなポールの迫力あるベースだけど
>
> Pippin「アビーロードスタジオでは、あの音で決めたんだろうか?」
>
> これって不思議な疑問。オリジナルをも上回るようなシステムって、もはや言葉なし。
人間想像できないものが目の前に現れると戸惑う。異質のものに戦く(おののく)。「Come
Together」なんて何回も聴いたけど、こういうイメージすら浮かばなかったなぁ。これこそ、紫音♪マジックが降りかけられた瞬間。そそり立つジョン、地を這うポール、荒れ狂うリンゴ、それを見て涙するジョージ^^。攻めてくるビートルズに対し、自分の(耳ではなく)身体が受け入れのために前のめりになるとは! これからすると、世の多くのスピーカーは(ユーザーは、か)実に冷静に音楽を「奏でている」気がします。もちろん我が家も。
しかしpippin-boyさんもさすがですね。家に帰ってから「ビートルズ1」の27曲を聴き直しましたが、「Come
Together」は紫音♪邸にふさわしい一曲だもの。元々ジョンが小さく録られて、ベースが大きくフューチャーされている、その対比がいいんだな。ワイドレンジでない一曲が紫音♪邸の音量で生きてくるもん。
でも、仮にオリジナルより良くても、ジョンは紫音♪邸の再生(あるいは録音)のイメージを浮かべてはいなかったと思いますよ。
> 次は、紫音♪さん自ら、「ボクのテーマソングです」とかけてくれた曲。
> Toni Braxtonの“You're Makin Me High” (ここらへんはビートサウンド誌に詳しい)
> やはり、そうですよね。この感じですよね。うん、納得。
> しからば、プリンスから「サイン・オブ・タイムス」をリクエスト。
> この曲、録音レベルは低いし、スカスカだし、再現するのは難しいけど
> 「ちょいと待ってね」
> レビンソンのプリにて、ゲインを調整。再度音だし。 80年代に
> 「ブラックミュージック」の進化系として出したプリンスのこの曲。
> 圧倒的な仕立て直しで、またもや再現。
>
> ウエスタンラリアートばりに、システムの力で、制作者の意図するところさえ上回ってしまう
> 紫音♪システムの再現力には、完全に脱帽です。これじゃぁ、デジタルリマスターってなに?
> になっちゃうね。
> 紫音♪さんは、きっと、決然とCDへと移行した「意気込み」を、システムの力で維持し続けて
> いるんですね。確信こそロックと歌ったツェッペリン後期を想い出してしまう。
紫音♪さんのシステム書き忘れた。
スピーカー : 言わずと知れた片チャン15inch × 2 JBL4355
パワーアンプ : クレルの名機 KMA200Mk2 × 4
クロスオーバー :コレじゃなきゃダメ クレル KBX
コントロールアンプ : これまた不朽の名機 ML LNP2L
DAC : お仏蘭西の最新機 メトロノーム C2A Signature
CDトランスポート : これだけが持つ美しさ メトロノーム KALISTA
DVDプレーヤー : 僕は当然大好き Ayre D1X
ちまちました感じは受けないでしょう? 再生音はその通り。ビートサウンド誌にご自身が「オーディオ的要素よりも、むしろトニー・ブラクストンがいかに『エロい』音でなるようにするか苦労した」と述べられています。この『エロい』というのを私はうまく文字にできないのですが、この場でこの装置でこの音量で聴いていれば、感覚的にうなずけるところはあり。豊かで適度に緩い、下から回り込むような低音と、流し目で視殺されるような胸にくる高音のコラボレーションでしょう?(←自分で書いている方がよっぽどわからんわ(爆)) 後は動きというか、仕草が見える感じ(目視できるイメージ)がお好きなんじゃなかろうかと想像しました。
小型スピーカーの良さが生きるセッティングを取り入れたとおっしゃってました。だからこそ壁からずいぶんと前面に4355がセッティングされているわけですが、そのメリットは生きています。中央の定位とか、音量にしては想像以上にいいですもんね。ごんたさん宅でも思いましたが、そろそろ‘多口径スピーカーは定位が悪い’という悪しきイメージから脱却しないとダメだねえ。もっとも脱却できないからこそ「刷り込み」なんだけど。
しかし広い空間だなあ。この高さは相当効いていそうだもんね。だって、元々照明は控えているとはいえ、デジカメで普通にスピーカーの写真を撮ると、光量が全く足らず、こんな感じよ。(今回デジカメを忘れ、pippin-boyさんのパナソニック製をお借りしました)

PCで強引に補正して、ようやっと見られる状態になるんだもん。

> 実は、京急の電車の中で、O崎さんに今回持っていったCDをみてもらってました。
> 頭の中に入れて置いてもらえば、なんかの場合に役立つかな?と。
>
> おもむろに、「クラフトワークありましたよね?」
>
> これですよ、O崎さん。なんとまぁ、この台本でもあったかのような掛け合い。
> 確信へと進化したロックを聴くには、リアリティを追求すべく「アウトバーン/クラフトワーク」。
> 吟味した甲斐がありました。
> JBLレンズから放たれる放射能、高速性能の再現、無機質な存在を示すメタルっぽいテクノ元祖。
> これも制作者の意図を上回っているのかも!?
この頃既にpippin-boyさんはビーズのクッションに身体を横たえ、天井を向くようなカッコでアウトバーンを体感しておりました。もう、定位も音場もあったもんじゃないですな。俗にツイーターを耳に向けるようにスピーカーをセッティングすると言いますが、おいおい、ツイーターに向いているのは尻の穴じゃないか(爆)
しかし、時同じく同じ曲が聴きたくなるとは、正に「以心電信」ですね。(おわかりとは思いますが、漢字間違っていないですから^^)
それはさておき、先ほどのYMOは再生前にある程度の想像がつきました。ただ、10年ぶりくらいに聴くクラフトワークは予想とは違います。
小型スピーカーって、車が走るとか、波音とか、雷が落ちるとか、とにかくそういったSEの再生が苦手だと思いません? やっぱり物理的に小口径は再生できるエネルギーが足らない感じがする。それは振幅ではカバーできないものです。汗かきながらのシャウトみたいな熱気の再生も不得意。というかもっと言ってしまえば、“点”のような場所を表現するのは得意でも、“動き”を出しにくいように思います。アウトバーンを車が疾走するイメージはこういった大型スピーカーの独壇場ですね。

ここで、映像のプロの紫音♪さんに3極管プロジェクターを見せていただきました。Ayreはやっぱり画に色気があるとのこと。
> ブラックミュージック系4355。O崎さん曰く「超進化系のディスコサウンド」
> 圧倒されたのは、クール&ギャング。匂いがきつい香水をバシャバシャかけられているかのような実在性。
> やはり、色気を求める紫音♪システムは、世界で一番プライドを持って取り組んだプロジェクターに
> 「気」を導入していました。
>
> バードのネエチャンもよかったなぁ〜〜。あの関西弁の「セリフ」に、関東の男性は弱いんだよね。
> なんでかいな?? 堪忍してぇ〜〜とか言われたら、ますますだもんね。
ボクはビジュアル、全然わからない。ただし、見せていただいた画が素晴らしいというのはよくわかったつもり(一般人でも画の良さ方が音よりわかりやすいでしょ?)。
クール&ギャングが素晴らしいのも同意見。私はこのDVDを見ながら、いや4355を聴きながら、3週間前に行ったマハラジャのことを考えていました。音はチープなのに、マハラジャの盛り上がりって一種異様なわけですよ。クオリティは比較にならないほど4355の方が高い。でも、この音の前でみんなあの熱気が持てるほど踊れるかなーって。「超進化系のディスコサウンド」というのは、私がpippin-boyさんに送った感想の一報です。答えはマハラジャに4355を持ち込んでみないとわからないけど、「超進化」したが故に無くなった部分もあるかなと。それが何だと言われると、場の雰囲気かもしれないし、ヒトにとっての尾っぽみたいに、そもそもいらないものかもしれないんですが。
あと、紫音♪さんってサラウンドしていないんですね。曰く「不要」とのこと。確かに全面からこれだけのエネルギーが出ていれば不要というのもうなずけます。4355に釣り合うリアスピーカーもないし、AVアンプもないんでしょう。でも潔し。私は機能があると使いたくなってしまうし、人の意見に揺れ動くので。こういう潔さとは一生無縁です。

> 今度はO崎さんがリファレンスの位置に。
> かけた曲は、最初に「倉木麻衣」。
> 「オーディオ的には、よくない!ってことがわかっただけでも・・・」
> 紫音♪さん曰く「倉木は、やっぱり、この曲だよね」
> 続いてサザン。これはO崎さんの印象を待とう!!
オーディオ的にはここ、というオススメの場所で聴かせていただきました。んが、コレハッキリ言って、私が頼んだ3曲とも選曲ミスでした。謝ります。スミマセン。いくら普段親しんでいるとはいえ、倉木麻衣/Love,
day after tomorrow が正統派の大型スピーカー向きでないというのは聴く前から明らかでしたし、サザンオールスターズ/マチルダBABY
にしたってもっと場にふさわしい一曲があった。紫音♪さんはディスクでとやかく言うのはお嫌いなようでしたが・・・。
しかし一番いけないのはリビングストン・テイラー/Isn't She Lovely をおねだりしたことだっ! 録音が素晴らしく、小型スピーカーの音場感表現が生きる一曲のためいつもリファレンスとなっている一枚です。音楽的にも個人的洋楽ベスト5に入る一曲。ただ今回紫音♪さんの嗜好というか、ブラック・ミュージックの権化がわかっていたんだから、スティービー・ワンダーの元祖Aishaを持っていくべきでした。そっちの方がきっとずっと良かったのに。
オレって気の利かないヤツ・・・。しかし、音そのものに力強さを感じるよなあ・・・。
家に帰って3枚とも聴き直してみました。いつも聴いているものだから、どれもそこそこには鳴りますよ。でも、我が家はグルーヴ感がない。冷静。迫ってくる感じがない。現場ではなく望遠で見ているかのよう。参加型と傍観型の違いみたいな。満たされるあるいは抱かれる感じがない。音量の問題ではなく、空気の「揺らぎ」がないんです。
> またまた、最後に、これだけは絶対かけてもらいたいキング・クリムゾン。
> 曲は「フレーム・バイ・フレーム」。
> この曲、シーケンスミュージックで、部屋中を包み込んながら異次元へと誘えれば最高だけど、
> なかなか常日頃はうまくいかず。
> それが、このコンクリ剥き出しから反射する感覚がシーケンスとマッチして、ロバート・フィリップが
> 当時のディスコへの回答として結成したクリムゾンの権化を見た感じ。
>
> この曲終了後、紫音♪さん、O崎さん二人同時に
> 「この曲聴くんじゃぁ、やっぱソナスではなくて、JBLでせう!!」
(注:pippin-boyさんはソナスのスピーカーをお使いだから)
>
> ロバート・フィリップ翁も確信してくれ! あなたのディスコへの回答は正しかった!!
> でもフィリップ翁は、どんなシステムで創作したんだろう!?
>
> てな具合です。
この後は近所のお店で酒宴になだれ込んだわけ。そこでもオーディオ話で盛り上がりました。
今回、紫音♪さん、TASOさんというJBLの15inchダブルウーハーユーザーとお話しして、気付いたことがひとつ。それは会話の中で「低音」「高音」という単語の登場回数が異常に多いこと。「低音」なんて言葉、3年分くらい聞いたような気がする。昨今、小型&トールボーイタイプをお使いの方が多いわけで、そういう方々とお話ししても「低音」に関して細々とお話をすることなんてないわけですよ。それも「低音不足は感じない」みたいな誉め言葉的な使い方をすることが多いの。今回も誉め言葉(当然自賛)で使われたことには違いないけど、“身体で感じる低音”と“耳で聴く低音”と“数値的に示される低音”とは違うじゃん。紫音♪邸は物量をベースにした“身体で感じる低音”。これはやっぱり「ある」から「話しに出る」んでしょうねえ。
結局、音符が宙を舞うようなイメージか、エネルギーを浴びるイメージか。そう言う音符ちりばめ大好きな私もサブウーハーを足したりしているわけで、双方ないものねだり的なところがあるから、一端耳にしてしまうと、紫音♪的要素はどうしても欲しいんだよなあ。物量の壁を越えたいんだ。

後日、某所でJBLの大判ステッカーをもらいました。ステッカー、なんて書いてあったと思います? 「SOUND POWER!」ですよ。紫音♪邸のことが頭をよぎり、ニヤッとしてしまいましたわ。
<追記>
紫音♪邸に行けば誰もがスピーカーとその部屋を話題の中心にしたくなると思います。でも、それを支える機器がご立派なことはいうまでもない。紫音♪さんのえらいところは、「借りてみるではなく、買ってみる」というスタンスですね。ボクも基本的にはそうだし、まねしたい。貧乏性だから、そのスパンが長いけど^^。
で、ご使用中機器の中で、CDトランスポート+DAC:メトロノーム KALISTA+C2A Signature をリンのCD12と比較して聴いた感想がオーディオ日記(2003/05/05)の中にありました。しかもスピーカーはJBL4348。
リンとメトロノームの違いは、サーカスで高度な芸を教え込まれた虎とサファリパークでのうのうと暮らす虎みたいだ。街のスターはCD12、だけど交尾まで勝手にやらかすのはメトロノーム。スターも魅力あるけど、どちらがいいかといわれればそりゃ交尾だな。470万円かかるけど。スターで勝手に交尾できるのが一番いいか?
自分も忘れてましたが、我ながら5ヶ月後のエロい音嗜好ユーザー宅訪問を見越したかのような、非常に気の利いたことを書いてる。メトロノームに軍配を揚げていたとはなあ^^ 紫音♪さん、「スターで勝手に交尾できる」機器を是非これからも追求してくださいませ。