afutura オーディオ訪問録 〜bonさん〜

2003/01/18「エンファシス」

 Bonさん宅をKyrieくんと共に訪れてきました。システムは事前にわかっていたので、訪問前に二人で人物&音予想。結論として「若そうだ」「独身じゃないか」「低音が寂しいかも」ということに。

bonさん宅

 予想は大きく外れていました。

 店が押すモノを黙って買ってきたわけではなく、自分で情報を入手して、自分で聴いて、自分で納得して構築したシステムはこちら。

スピーカー:B&W エンファシス + ムラタ ES103
プリメインアンプ:シャープ SX100(吉田苑バージョン)
デジタル・リコンストラクター:インフラノイズ DR-3000
CDトランスポート:P0s

 書いていないけど、アクセサリー類も凝っています。これでオーディオ歴2年で、長岡鉄男もリアルタイムで知らないと言うんだから、恐れ入るしかない。貧乏性の私には絶対にまねできない芸当です。
 特に最近では新宿・ガンジーでしか聴いたことのない、B &W エンファシスの勇姿はどうだ! フォルムの美しさを兼ねた壮大な実験機というと失礼でしょうが、B&Wはほぼ同時期にノーチラスやSS25の開発も行っているわけで、企業としての先見性はさすがとしかいいようがない。陳腐化がおきず、価値を高めていくんだもの。

エンファシス ノーチラスもマトリックスもそしてこのエンファシスもスピーカーの箱は必要悪という観点は同じ。そして共鳴管構造のこのスピーカーは正に箱がない!

 いわゆるリビングダイニングの中央にエンファシスをセッティング。横壁はほぼフリー、後壁からも大きく空いているので、エンファシスは十分生きるはず。我が家にも通じるセッティングです。というか、自分を除いて壁に頼らないように(その無駄な空間が重要)スピーカーをセットしている人をあまり知らないので、こりゃ楽しみだ。

 一音聴いて、ここ最近訪問した中では一番私と趣味が合ってると思いました。

 強調感なく、ボーカルがスピーカー中央にぽっと浮かぶ。そしてストレスなく音が広がっていきます。刺激的でない音です。我が家も中央に定位がパシッとは来ますが、「浮かぶ」感じではなく、「在る」感じです。最近のB&Wはどちらかといえばこっち寄りじゃないのかなあ。どちらがいいかは好みの問題。

 我が家と全然違うのは中央の定位の動きが少ないこと。例えばスピーカー右で聴いても、ボーカルは中央付近に定位しますし、その高さも大きく変わらない。これは見習いたくても、スピーカーの左右背後の音圧が急に落ちる(ユニット面からしか音が出ないことが顕著な)AEにはその素質がないと思います。自然な感じなんでしょうね。やっぱり。
 それともう一つ。聴く前の私のイメージではエンファシスの音像は遠いものでした。ところが意外にオンっぽい。オンで細かく暖かい。

P0s スピーカーの支配力が強いと思うので音は軟調、そして低域は恐らく60Hz以下くらいがスッポリとないのですが、P0sの掘り出す桁違いの情報量を吉田苑SX100でエンファシスに送り出しているので、ここまでの説得力が出るのかと。低音がないと言い放つのは簡単ですが、エンファシスは重低音という鎖から逃れることで、その華麗な姿と宙を舞う羽を手に入れたのでしょう。バランス極めて良し。ハイエンドの香り。

 しかし、繰り返しになりますが・・・これでオーディオ歴2年か・・・金銭的背景が大きく違うとはいえ、うらやましいような、遠回りしてよかったような。

 そうそう、最初の予想の結果はこうでした。

若そうだ → 30代前半でした
独身じゃないか → ご結婚されてました(あのセッティングができるというのはかなり理解がないとね)
低音が寂しいかも → 完成された世界です

 最後に我が家にエンファシスのカタログがありましたので、そのスペックを。

エンファシス


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