afutura オーディオ訪問録 〜Studio K's〜
2004/06/○○「5way」
山本さんがCDをセットして、我々の座っている壁際のソファ脇のイスに戻るまで、ワタシはその歩数をずっと数えてました・・・
少なからずや、afuturaを訪れる人でStudio K'sという有名なオーディオサイトを知らない人はそうはいないと思います。ワタシももちろん存じ上げていましたし、半年に一回読んでました。連日更新のサイトなのに半年に一回? 理由は簡単で、重いし長々とした縦スクロールが疲れるので、紙に打ち出して見ていたんですよねえ。
それでもサイトを訪れればわかりますが、afuturaなんぞ遠く及ばないすごい人脈(“戯れる会”をずっと主催されてます。主催ってエネルギー要りますよ)。AudioBasic誌なんて山本さんの人脈で保ってると思っている人多いんじゃないでしょうかねえ。当たらずしも遠からずだとは思いますわ。
ワタシは積極的に他人様のお宅を訪れる方ではないし、特にオーディオ有名人宅じゃねえ。本来は関心の域を出ないStudio
K'sでしたが、重い腰をピピエコさんが押してくれました。平日の午後行かないかというお誘いです、仕事さぼって。
甘言にのらなくてよかったです。午後中お邪魔してましたからね。
“半年に一回”効果が見事に出て、K'sの印象が全然ない(--;) 雑居ビルの2Fだなんてわかってなかったし、そこに和室があることも知らなかったし、こんな広いとは・・・スタジオだから当たり前か? 山本さんのキャラも掴みにくいなあ。
そんなワタシでも山本さんがKEF105のスペシャリストなのは既知。スピーカー背後の空間は大きい。ピピエコさんが「O崎さんちと似てますよ」といっていたのも納得です。でも試聴位置は壁際だからなあ。
最初の選曲は山本さん任せ。理由は簡単で、だいたいどこのお宅でも(同じ曲を聴いても)最後に聴く方がよく聴こえることが多いの。言い方悪いけど、最初の曲なんて機器にとっても、私にとってもアップ程度で十分。
と思ってたら、二曲目から数曲、マイケル・ジャクソンがかかっちゃった(^^ このアルバム“ヒストリー”は最近リファレンスとしていつも持ち歩いている一枚です。
おぉ! KEFのスピーカーって昔ラックスマンの試聴室で聴いた程度の認識。でもね、さすがに使いこなしてるなあ、調教しているなぁ、と感じました。こんな表現力では伝わらない? うちのAE2Signetureもそうですが、たぶん長く使ううちにスピーカーがいい感じでボけてきているんですよ。熟成の味。かすかな甘み。
SWがたぶん効いていたとはいえ、スリラーの靴音なんて体重を感じるし、移動の感じもいいいんじゃないですか。広い部屋にポツンとスピーカーが置かれているわけだから、悪いわけがない。けど、似たセッティングでも私の好みとは違う。
で、悪ピピエコ&悪O崎の会話。文頭の一行をもう一度読み返してください。
悪ピ「音が暗いけど、O崎さんはこういう感じ好きでしょう?」
悪O「違いますよ。ボクはスピーカーを近くで聴いて奥行きを出すのが好きなんです。」
そう、ここは遠いんです。DWs'会長さんも紫音♪さんも部屋は広かったですよ。でもスピーカーがJBLだし、何よりも音を前に前に出そうとしてましたから、山本さんと全くスタンスが違う。
山本さんがCDをセットして戻るまで10歩。歩幅って80cmくらいはありますから、8m・・・スピーカーまでだって6m以上はあるでしょう。遠いなあ6mって。うち、スピーカーまで2歩だもん(爆)
バカ共2人に山本さん曰く、
と諭してくれました。なるほど、そういう聴き方があるか。でも慣れてないから、バカタレには遠くにあるスピーカーの示す前後感がよくわからないの。結構頑張ったけど、今回の訪問では理解できず。
山本さんに「こういうところで普段聴かれていると、他の方の狭い部屋に行ったときに違和感はありませんか。」とお聞きしたところ、明確に「それぞれ求めるものが違うわけで、違和感はない」というお返事。ワタシはありましたね。シャツの袖丈が2cm長いみたいな違和感がある。
その後は山本さんが大好きだとおっしゃるジョアン・ジルベルト大会になりました。これについてはピピエコさんがご自身のHP(04/06/25)に書かれたとおり。ワタシは世代的にも全然馴染みがないので言及しませんし、それよりも金子ゆかりのサザンオールスターズのカバーの方が(音楽的にも)よかったですねえ。ある種の生々しさがある。どうもK'sのシステムは口の動きの見やすいシステムのようです。それに詰まった感じがないのはエアボリュームのおかげでしょうか。普通の家より高い天井も大きく貢献している感じ。
最後の最後に○○○をリクエスト。ピアノトリオだけどシンバルワークを聴いて欲しい一枚。
とにかくワタシは音楽の内面なんかよりもズッシンガッシンを体感したいので、正直な話しKEFではどうなんだ?と懐疑的だったんです。でも音量に頼らない迫力がありますね。“音量に頼らない”というのはこれ大事なこと。ワタシは迫力を“鋭さ”で出そうとするのですが、K'sは“動き”でそれを見せようとしているようです。これぞ使いこなしですわ。
ワタシだけではないと思いますが、サイトを運営するでしょ。そうするとそこに書いているにもかかわらずトンチンカンな批判を受けるとイヤなものなんですよ。だから今回感想を書くに当たって、Studio K'sのサイトを読み直そうかと思ったんですよね。そこには山本さんの求めるものとか、反省とか、今後の方向とか、そんなことが書かれていると思ったからです。でも止めました。それはワタシがこの感想を書き終えてアップロードしたら読むことにしましょう。