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スピーカーケーブル

M2.4S
(モンスター・ケーブル)

M2.4S 1999年現在、Monster cableの最高級品(Sigma Retroという高額品もあるが、国内販売はないはず)。Monsterお得意のタイムコレクト構造(ケーブルの導体を帯域により分割し、導体の距離で時間差を解消する)やバンドワイズバランス構造(各帯域ごとに最適な断面積を持つ導体で構築した線材構造)を当然のように有している。M2.4Sはバイワイヤリング対応品、シングルワイヤ用はM2.2Sである。

 内外価格差のある製品は多いが、その最たる製品ではないだろうか。国内定価35万円、US価格598$(1999年現在)。1$=120円換算でも約5倍! 当然USAで購入。割り引きもあって、8ft(約2.4m)を530$で購入した。

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: M2.4S
PA: Ayre V1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Wonderlink1
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子 / 魔法の手
山下達郎 / Cozy

 MonsterというとJBLの内部配線にも使われているくらいだから、あの手の傾向なのかと思っていた。ところがオーディオアクセサリー誌等読むと「曖昧さがなく、透明性を背景にエネルギー密度の高いサウンドを表現する」とある。まさに今の理想にピッタリということで購入。バイワイヤも試してみたい。

 Quadlink 5C(カルダス)との比較試聴。
 ケーブルは見た目も立派な物。太い(直径2cm)ので引き回しには以外に苦労する。
 AE2Signatureに接続してみると・・・好事魔多し! なんとAE2の端子周りはバッフルよりもくぼんでいるため、大きく堅いYラグはうまく接続できない! おかげで Y-Banana(Goldmund)を新規購入する羽目になった(9,500円也)。しかもアンプ側のYラグの内径が狭く、ほとんどUラグだっ! 今はアンプのSP端子に強引に差し込んでいるが一考の余地はある。うーん。

 音は、バイワイヤリング接続しただけのことはあったかも。やっぱり音量が上がったような感じになるのだ。しかも細かく。ただ、思った以上に細身でパンチ不足。
 エージングが必要だろうから、もうしばらく様子を見る必要がありそうだ。

(1999/06/08記)

試聴システム
同上

 アンプ側の端子がUラグで接続に苦労し、Yバナナプラグを使わないとバイワイヤ接続できないというのは全く予想外だった。インターネット通販も良いのだが、実物を見ないで購入することの危険性を痛感した。特にAE2SignatureはQuadlinkのような薄いYラグならば問題ないが、一部製品の厚いYラグへの接続は難しい(バイワイヤは不可能)。

 あいたたた。

 輸入代理店のONKYOに言えば端子は変更してもらえるのだろうが、直輸入しただけに言いづらい(自分でやってもいいのだが・・・)。AEへの接続はバナナ端子の方が確実のようだ。
 そういえばこんな過ちをQuadlink購入の時も犯していたなあ(MA88にYラグが入らなかった)。人間(私だけ?)なかなか進歩しないものだ。

(1999/06/10記)

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: M2.4S
PA: Ayre V1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Wonderlink1
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子 / 魔法の手
山下達郎 / Cozy
Bill Evans / Waltz for Debby

 カルダスのJumper Cableの項でも書いたが、低域・高域と分かれたバイワイヤ構造に疑問を持つようになった(バイワイヤが目的だったんじゃ・・・なかったけか?)。大体どこからが高域でどこからが低域なんだ?

 Quadlink5Cを二本使ったときほどバイワイヤの効果がないし、接続しにくいということもあって、結局シングル使用し、ジャンパーケーブルを復活させることに・・・。高いケーブルほどバイワイヤの効果が薄れてくるような気がするのは気のせいだろうか。それならシングル使用でもっと安いM2.2Sでも良かったんじゃないか?

 最近はエージングの効果か、当初の妙に薄での音ではなく、引き締まった瞬発力の良い、音圧を感じる厚手の方向へ変化した。これについてはまずまずなんだけど。

 一時売ってしまおうかとも思ったが・・・ちょっと考え直すか。

(1999/07/11記)

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: M2.4S
PA: Ayre V1
ICcable: Belltech901
PreA: Ayre K1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Wonderlink1
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子 / Toko-Best Selection
Bill Evans / Waltz for Debby

 カルダスのGolden CrossとMonster Cable M2.4Sは日本定価は同じくらいだが、本場USA価格はM2.4Sの方が半値近い。双方比較して、方向性が違うがM2.4Sはよくできていると感じていた。Monsterはかなりの大手メーカーの様だから、量産効果がでて値段が抑えられているのかもしれない。USAではいくつかの受賞もしているようだ。

 日本での(特に店での)評価は今ひとつのように思えるのが残念だが、やはり価格設定に問題があるように思う。Monster Cableの製品はUSAでは製品ごとの価格差が小さいために、商品の価格差(差別化)をはかる値付けなのか? ケーブルは様々な長さに対応するため在庫管理が大変なのはわかるが、インターネットで海外価格が直ぐにわかるこのご時世、高すぎる価格設定は代理店自身の首を絞めると思うのだが(私のように直輸入する輩もいることだし)。

 さて、肝心の音だがすっかり落ち着いた。シングル使用は変わらないものの、密度の高い高解像度系は相変わらず。スコット・ラファロのベースも胴鳴りの量感ではなく、「ガシッ」とした感触が伝わるのだ

(1999/10/10記)

 

 いまさらながら、99/10/10の感想を見ると「いいヤツだった」と思う。でもなんか心の底から愛せなかったのだ。美人だし、こちらも心を開こうとしたが・・・結局破局、みたいな。
 で、売却。値段は記さないが思ったよりもいい買い取り価格だった。現行品の強みかな。

 一度に色々処分したので、勢い余って後継のスピーカーケーブルを決める前に売ってしまった・・・。暫定的に店で借りたケーブルにしているけど、2000年初頭から落ち着かない船出になりそうだ。

(1999/12/25記)

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