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デジタルケーブル

Wide Eye AES/EBU(アポジー) ワイド・アイ 高忠実度伝送を追求した米国アポジー社のデジタルバランスケーブル。
 導体はAWG34×19と細く、ダミーを2本抱かせた2芯同軸構造である。絶縁体は発泡ポリエチレンで、シールドは金箔ホイルと銅網の二重。外径は8mmと非常に扱いやすい。
 オヤイデ電気で1,100円/1mで切り売り販売しており、4mを購入。プラグは同じオヤイデ電気で販売しているクライオ処理済みのノイトリックコネクターを使用した。

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: Belltech201
PA: Ayre V1X
ICcable: Diamond3
PreA: Ayre K1X
ICcable: Belltech901
DAC: Wadia15i
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子/Toko-Best Selection
Bill Evans / Waltz for Dibby

 大阪に越してきて、部屋の特性が素直になり、DG28を介さないでも、そこそこの音が出るようになった(まずはDG28を使わずに調整しないと、ね)。そこで、DG28を介さないルートとして、P2SからSTリンクでWadia15iに接続することとし、DG28からはSTよりも汎用性があるAES/EBU(バランスドデジタル)で出力することにした。
 バランスドデジタル接続に関しては、長い距離で使わない方がよいという評論家もいるが、いくつかの販売店に「3mを越える場合、デジタル接続は何がよいのか」という質問をしたところ、バランスを奨める店が多かったのだ。

 そうなると次はケーブルの選択。
 オーディオアクセサリー誌あたりを見てもらえればわかるが、バランスドデジタルケーブルは選択肢が少ない。
 そこで脳裏に浮かんだのが、オヤイデ電気の店頭で販売していたアポジーのワイド・アイである。私の思い込みかもしれないが、デジタルメーカー製のケーブルは音がよい。dCSしかり、Wadiaしかり、だ(Wadia15付属のSTケーブルは結構優秀と思っている)。1,100円/1mという低価格も魅力的。

 早速東京出張のおり、秋葉原でワイド・アイを購入。クライオ処理済みのノイトリックコネクターと、DG28用のAES/EBUボードも中古で購入した(これをすぐに見つけられたのはラッキーだった)。

 大阪に戻り、ケーブルを自作。バランスケーブルの接続は初めてだったので、作り方がよくわからず(おいおい、大丈夫か)、オーディオアクセサリー誌別冊の「ケーブル大全2001」に載っていたオーディオクラフトのAES/EBUケーブル(DXシリーズ)の接続図を参考とした。
 普通に音は出ているし、ノイズが乗る傾向も全くないので、まあ多分あっているんでしょ(^^)。 

 エージングも行っていない段階で早速試聴。
 P2sもWadia15iもデジタル出力端子は全て揃っているので比較試聴は楽だ。折角なので比較はST接続で行う。STケーブルはWadia15付属ケーブル3mを使用した。

 こりゃ驚いた。P2Sから直出ししたときの、STとバランスの音の違いだ。両者は(どちらがよい悪いではなく)全く音の張り出しが違い、バランスの方が前に出てくる。極端なことをいうと、音像のバランス、音場のSTである。JAZZを聴くならバランスでしょ、こりゃ。

 接続方式の差なのか、ケーブル本体のキャラなのか、クライオしたプラグのせいなのか、元々の機器のリンクの優先度なのか(WadiaはST接続を推奨している)、原因は不明ながら、これは遊べそうだ。
 エージングが楽しみである。

(2001/04/17記)

Neoribatesさんのご意見

PA: Jeff Rowland Model 2
Pre A: Mark Levinson 38SL
CD Transport: Wadia 270
DAC: MSB Platinum Link DAC
Pcable: Shunyata King Cobra、Viper; Electraglide Fatboy; PAD Dominus
ICcable: NBS Statement; PAD Dominus

 ApogeeのWide Eyeを購入してバランス仕様でくみ上げてみました。クライオ処理済みのノイトリックのコネクターは使ってません。通常の5倍の値段はあまりだしたくなかったので(それに、液体窒素ではなく-40℃のフリーザーでやっているという噂もありますので・・・)。

 オーディオは何かやれば必ず音が変わることは分かっているので、そこまでする必要は感じませんでした。−40℃のフリーザーにCDを入れたら確かになめらかになったとも聞いています。もっとも、小生の同僚が大学の研究室で研究しているので、くみ上げたApogeeを液体窒素で処理してもらおうかとは思ってます。勿論、ロハで。

 で、Apogee Wide Eyeですが、¥1,100/mの値段には似やわず、いいではないですか。中低域中心ではあり、やや高域の伸びがあればとは思いますが、へたな国産のメーカー製数万円のものよりCPは高いと思います。なんせ、3,000円以下でできるのですから。ApogeeのHPを覗くと、75オーム用のものもあるので、RCAもできます。導体は銀メッキのようで、テフロン被覆ではないのが残念(この値段では無理か)。アナログにも使えるとのこと。

 オヤイデには高周波用として他にもテフロン被覆の線があったような気がしますのでまたローコストデジタル・ケーブルでも作ってみたいと思います。

(2001/04/23投稿)

 Apogee Wide Eyeの試聴記の訂正をさせてください。4/22付でApogeeのデジタル・ケーブルを使ってDIYをやった結果、中低域よりであると記しました。
 
 そこで、実は、2番と3番に結線する線を入れ替えて作り直したら、あら不思議、高域の伸びも良いではないですか!

 オヤイデで購入するときに被覆の白色と灰色のどちらがホットなのかを店の兄ちゃんに聞いたら「灰色がホットだよ」いわれたので、そのように接続したのです。でも、もう一度確かめる意味でApogeeのHPを覗いてSpecificationを見ると、Whiteが2番のように書いてありました。そこで入れ替えをやったところこれはなな!なかなか良好のサウンドではないですか! これいいです。超CPです! NBSの出方とは違うものの結構良い線いっています!

(2001/04/25投稿)

 しつこいようですが、ApogeeのWide Eyeについての遊びの結果を一つ書かせてください。広島の某社やアメリカの眼の飛び出るようなケーブル・メーカーでやっているクライオジェニック処理をWide Eyeにやってみました。といっても、友人の研究室でXLRコネクターを付けた完成品を液体窒素に10時間浸けておいただけですが・・・。

 でも、変わりました。しかし、これが小生にとってはあまり良い結果ではありませんでした。中低域は確かに豊かになり、低域方向への広がりは感じが良くなりました。ぶわついている感じでもありません。が、高域方向はどうも丸くなってしまいました。これをある人に言わせると、ストレスが外れて歪み感がなくなったのだとも解釈できるというのですが・・・どうもね〜。

 自家製クライオジェニック処理したXLRコネクターを、処理してないWideEyeに取り付けて音を聞いたみましたが、やはりやや高域が丸くなってしまいます。クライオジェニック処理にもノウハウがあるということでしょう。

(2001/05/03投稿)

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