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電源関連(定電圧電源)

FP500
(CSE)
FP500 交流を一端直流に変換し、これをコンデンサーにためた上で、正弦波をアナログ増幅する。消費電力の激しい負荷機器に適した、低インピーダンス型定電圧電源。定格出力は500Wで出力周波数を50、60、80、100、120Hzと変えられる。常時通電用機器のためのスルーラインや突入電流を減少させるソフトスタートの機能も有する。
 W328×H174×D433(mm)で重量18kg。サービスコンセントは3極型を2つ。
 定価は22万円のところ、中古で89,000円で購入した。1995年の発売であり、現行品はFP500HG(定価25万円)となっている。

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: Quadlink5c
PA: Luxman MA88
ICcable: A2080
DAC: Wadia15
Dcable: Wonderlink1
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子 / Toko-Best Selection
Basia / The Sweetest Illusion
Bill Evans / Waltz for Dibby

 プリアンプを見に行ったのに、値段に惹かれ、つい購入。
 パワーアンプMA88に給電。効果は劇的・・・とは思っていなかったが、消費電力の多い時間帯には、少し音場が広がる(躍動感がある?)感じがする。特に高域が繊細になる感じ。
 そして、出力周波数を50ヘルツから80ヘルツにすると、スケール感に優れてくるようだ。この機械は120ヘルツまで上げられるが、80ヘルツ以上は差が分からない。また、夜中になるとその差は非常に小さくなっていくような印象は受ける(周りで電気を使わなくなるため?)。

 買った人間は何でもよく聴こえるので、妻に何の知識も入れず聴いてもらったが、「そこで鳴っているみたい」「非常にきれい」というお世辞半分のお褒めの言葉をいただいた。
 使用中のAE2signatureのような「空間に音が浮かぶ」ことを得意とするスピーカーには、マッチしているかもしれない。

 とにかく、5年以上気になっていた「なんとなく不安」という漠然とした不満が購入した安心感だけで解決しようとしているのだから、よかったというべきか? 外のゴミ処理機が回ると一瞬音量が下がるようなことは流石になくなった。
 とりあえずの不満は、思った以上に熱くなること。今は冬場だからいいが、夏場は結構きつそうだ。トランスが唸ることはなく、一安心。

(1998/02/16記)

試聴システム
同上

 「80Hzがヒアリング上よい感じ」だったのだが、意外な副作用が・・・パワーアンプ MA88の整流管5U4GBがビリつくようになった! しかも片側だけ。左右差し替えても症状は一緒なので、原因はこの球にあると思う。てなわけで、今は60Hzに設定。それにしても、80Hz以上でビリつくのはなぜ?

(1998/02/18記)

試聴システム
同上

 FP500は最大出力が500Wのためパワーアンプ用なのだが、試しにCD、DAC等デジタル機器に使用してみた。
 明瞭で鮮明になった印象(店での試聴時の印象と同じ)。出力周波数の変化はあまり感じられない。

 FP500等CSEの製品にはスルーラインがあり、常時通電の機器に使用するように説明書にあるのだが、FP500をONするためには一回電源OFFを通らないといけない(こんな言い方でわかるかな)。アンプはともかく、安定するまで70時間かかると言われているWadiaではこれでは意味ないのだが、皆どうやって使っているのだろう。スルーではなく、CSEの電源も入れっぱなし・・・なのか? 熱くないのか?

 都内で近隣に大マンションと大学病院のある我が社宅だと、もっと効果があってもよさそうなものだが・・・。中古だったからいいが、新品で18万円くらいで買っていたらちょっと悔やんでいたと思う。

(1998/04/20記)

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: M2.4S
PA: Ayre V1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Wonderlink1
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s
試聴ソフト
古内東子 / Toko-Best Selection
Gerry Mulligan Quartet

 パワーアンプをLuxman MA88からAyre V1に買い換えた。そこでV1に給電(スルーラインと80Hz固定で比較)。
 MA88への給電時よりも効果が大きく、シンバルの打音やベースの音階は少し鮮明に。さっぱり、繊細に磨きがかかった。
 ただ、うまくいかないもので、好みというのは別問題。古内東子は良いが、マリガンのような古いJAZZには少々さっぱりすぎる。
 結局、図太さを求め、V1は壁コンセントから給電し、FP500からはトランスポートP2sとイコライザーDG28を給電、となった。

 発熱が大きいので、シャーシにはスリットが入っている。埃が入り込みそうでいやなため、薄手のハンカチを天板にかけているのだが、機械の放熱上はきっと良くないのだろうな。

(1999/05/29記)

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: M2.4S
PA: Ayre V1
ICcable: Belltech901
PreA: Ayre K1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Wonderlink1
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s
試聴ソフト
古内東子 / Toko-Best Selection

 プリアンプAyre K1を購入のため給電を試してみた。
 スルーラインと出力周波数80Hz固定で比較試聴したが、パワーアンプAyre V1の時と違い、(表現が難しいが)明確な音像の中にもちょっと粘りがある感じで好ましい。音場が広がった印象はない。

 結局はトータル・バランスで良くなった訳だが、FP500からはK1とDG28に給電、V1は壁から、Wadia15とP2sは別壁からタップを介しての給電となった。
 出力に余裕がありもったいないので、FP500からタップを出しデジタル機器をつなごうかと考えているが、邪道だろうか?

 使用中、機器は熱くなるので、夏場はやはり使いにくい製品だ(スルーなら当然発熱はない)。この間、自作アンプ用の音の静かなファンが8,000円で売っていたので、取り付けてみようかと思っている。

(1999/07/30記)

試聴システム
同上

試聴ソフト
古内東子 / Toko-Best Selection
Bill Evans / Waltz for Debby

 オーディオアクセサリー誌別冊「オーディオケーブル大全99」にアキュフェーズPS1200のケーブルを変えてグレードアップを狙う、という記事が出ていた。
 FP500は3Pインレット対応ではないため、ケーブルはFP500用に自作しなければならない。早速、アインシュタインVivaceで50cm(家はこれで十分)のケーブルを自作。

 試聴したが・・・よくわからない(;;)。記事には「ケーブル交換による変化は以外に大きい」とあったぞ。ケーブルが短すぎたのか、ソフトが悪いのか、所詮私の駄耳ではこんなものか・・・。
 良くなったのは見た目だけか? もういいや、このままにしておこう。(常時通電だし、パワーアンプも接続するため、自作品はちょっと心配ではあるのだけど・・・。)

(1999/09/25記)

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: Belltech201
PA: Ayre V1
ICcable: Belltech901
PreA: Ayre K1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Belltech702
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子/Toko-Best Selection
Gerry Mulligan Quartet

 電源ボックスUN-AC1Single(オーディオユニオン)を新規購入した関係で電源周りは総見直しとなった。
 ただ、これで我が家初のデジ・アナ分離を(祝)達成! 本当はアンプも一機種一機種の差し比べをすべきなのだろうが、ボックスにデジタル機器のP2SとWadia15とDG28を、FP500にK1とV1をつなぐのが王道だろう。昨年5月の感想で「すっきりしたけど好みじゃない」と書いているが、そんなことは忘れて再チャレンジ!

  スルーラインと出力周波数80Hz固定で比較試聴。
 80Hzはボーカルの余韻がより豊かになる印象。細身になった感じはないが打楽器は逆に鮮明だ。よく雑誌で見る表現「繊細」とはこんな感じではないかと勝手に納得する。思えば5月の時とはデジタルケーブルもスピーカーケーブルもセッティングも違うからなあ。UN-AC1も入っているし。
 出力周波数の検討は今後行うが、とりあえず80Hzでよさそうだ。FP500にアンプをつなぐと常時通電はスルーラインにする以外ない。どうせFP500をONするためには一回電源OFFを通らないといけないので、常時通電はあまり意味がない(アンプの電源も一度切れる)ような気もしてくるが?
 試聴はV1、K1とも附属の電源ケーブルを用い、UN-AC1Singleへの給電はカルダスのGolden Power Cord(カルダス)で行った。

(2000/01/16記)

試聴システム
同上

試聴ソフト
古内東子/Toko-Best Selection
Bill Evans / Waltz for Debby

 出力周波数の再検討。
 購入時も思ったが、関東地方の周波数50Hzから上げていくと余韻だとか空気感だとかといったエアボリュームに優れる気がする。また全体的にさっぱりしてくる。

 結局以前と同じ出力周波数80Hzで固定することとした(80Hz以上では差がわからない)。しかし以前と大分違う印象が・・・それは「夜中になるとFP500を使用時と使用しないときとの差は非常に小さくなっていく」という点だ。昼間の方が電源事情が悪いはずという思いこみがあったのかもしれない。

 今は周りのうるさい昼間よりも夜中の方が明確な差を示す。電源事情が変わったのか、UN-AC1Singleがよかったか、電源の取り方を変えたためか、なにがよかったかわからないが、夜間に聴く方が多いのでこれは好ましい。

(2000/01/22記)

試聴システム
SP: AE2Signature
SPcable: Belltech201
PA: Ayre V1
ICcable: Belltech901
PreA: Ayre K1
ICcable: Diamond3
DAC: Wadia15i
Dcable: Belltech702
EQ: DG28
Dcable: D60
CDT: P2s

試聴ソフト
古内東子/Toko-Best Selection
Gerry Mulligan Quartet
l'Orchestre Contrebases / Bass, Bass, Bass, Bass, Bass and Bass

 6/3、4と秋葉原で開催されたオーディオワールドでLeviton社の真っ赤なコンセント「5362-R」を2000円で購入(だいぶ安いと思う。普通に買ったら多分5,000円以上)。これがまたかっこいいんだ。音はともかくモノとしての魅力(ただの壁コンなのに!)は大事だね。

 取付場所は定電圧電源FP500」のコンセントと決めていた。正直、市販品の改造は好きではない。天板を開けるのもためらわれる。別に緩いわけでもここの音質が気になるわけでもないんだけど・・・。まあ、中古品だったし、保証もないし、で今回は好奇心が勝った。

 FP500の天板はネジ6本で簡単に外せる。後は既存のコンセントを外し、5362-Rに付け替えるだけ・・・と思ったらこれが以外に難しい。取り外しが出来ないよう、コンセントのボルトにこってりとネジ止め剤が塗ってあるのだ。上ネジはまあ良かったけど、下ネジは一苦労。製品組立の時は、本体にコンセントを取り付けてからヒートシンクや基盤を載せているのかな。解体は考えていないだろうし。

Leviton 左手にドライバー、右手にナットを掴み、結構強引にむしり取った。元々ついていたのは明工社の製品(型番不明)なので悪いモノじゃない。ただ、5362-Rを付けてしまうと、その鮮やかな赤とFP500の黒いボディが相まって非常にいい感じだ。我が家では、アンプの電源ケーブルが短くて済むようにFP500のリアが正面を向くようにセッティングしているので、これは重要。こうなると明工社のただのクリーム色のコンセントが妙に野暮ったい(しかたないけどさ)。
 配線を間違えないように結線し、蓋をする。これは難しくない。

 プラグのくわえ方はさすがにきつい。これは気持ちがいい。そして気分の問題だから、別に音の変化は期待していなかった。世間でいうほど、電源関係で激変したことなど経験がないし、これはやはり一部品に過ぎない。音色の差を出す感受性の高いシステムが、いいシステムという風潮もどうかと思う。

 6時間ほど通電した後に試聴。何となくWATTaGATEのような高級タイプは鮮明なモニター調、Leviton社やHubbell社の普及タイプは余韻の美しい音場タイプ、国産品は低域の厚い音像タイプのようなイメージがあった。
 印象は違う。記憶上で明工社製品との比較するしかないが、立ち上がりの良い繊細な高解像度系だ。我が家のAE2SignatureやAyreのアンプ向きとも言えるが、もう少し柔らかいニュアンスがあってもいいような気もする(AEの陥りがちなところだ。それに激変レベルではないですよ)。
 ボーカルの明確さやシンバルのヌケなど明工社製品よりも優れると思える点もあり、元に戻すことはしないつもり。もう少し通電したら印象も少し変わってくるかもしれないし、このままいい点を伸ばしていこうと思っている。

(2000/6/25記)

 

 原因不明ながら壊れてしまった。出力コンセントをテスターで測ると、出力が35Wしかないので、機器を接続しても全く役をなさない。スルーで使うときちんと100Wを出力するので、完全にFP500本体の問題のようだ。
 そのうち修理に出そう。

(2000/11/12記)

 

 修理は完了したものの、大阪に越してからは未使用。置き場所がないんだ。もったいないなあ。
 まあ、大阪ならFP500を使わなくても、年中60Hzなわけだから、まあいいか。

(2001/02/23記)

 → 2001年、売却しました。

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