機器を宙に浮かしてみようを見る
ここではマグネッティック・フローティング・ボード(MFB)の記事を、オーディオ日記から転載してまとめました。
2002/5/9「リラクサ2プラス」
本当にちょっとだけだったのですが・・・リラクサ1とリラクサ2プラスを比較試聴することが出来ました。
リラクサ2プラスはマグネット昇降機能による水平調整を可能としており、15mm厚に拡大された(リラクサ1は10mm厚)アクリル・ベースには水準器が組み込まれていること、そしてラック内収納を考慮したサイズ(外形寸法:
W480×H70×D420mm )で企画されていることが違います。
マランツのSACDプレーヤー下に2種類のボードをセット。主賓が居るので、傍らでの試聴の開始です。初めて聴くクラシック曲、そしてスピーカーはノーチラス804という私はあまり馴染みのない機種でした。
店員氏と主賓の人はリラクサ2プラスの優位性をほめあげていましたが・・・私にはリラクサ1の方が音色が素直でやさしく、それに何よりも伸びやかに聴こえました。伸びやかさというか「音の飛びの良さ」を、私は結構重視しているのです。
この間わずかに5分。仕事中だったこともあり、早々にその場をあとにしました。
さて、この余り違わない2台の音の差はなんなのか。私は私なりに思うところあり。そして、スピーカー用のリラクサ様ボードを試作してから、いろいろ迷っていたことに結論が出ました。
それは天板(浮く側の板)は軽い方がいいのではないかということ。リラクサ2は天板が5mm厚いからね。磁石で浮かすと他からの振動からは非常に効果的に逃げられますが、スピーカー自体の発する振動は接した天板からどう逃がしたらいいのか悩んでいたんだ。
固くて重いものは通常のセッティグには有効だけど、逃げ場がない場合は振動の減退が早いよう軽くて固い構造(昔のセレッションのスピーカーの構造みたいだ)の方がいいような気がするんです。そうでなかったら、いっそボード状ではなくインシュレータ状の方がいいはず。
デザインも固まってきたし、そろそろちゃんと作りだすか。次週くらいから^^
2002/05/30「出血大サービス」
リラクサ様ボード(以下フローティング・ボード)も種々実験は終わりました(書いてないけど^^)。
スピーカー用として本製作に取りかかるため、フローティング・ボード用磁石16個を先週発注、早速届きました。その他備品(塗料、スクリューネジ、ダボ、等)も買って来ました。あとは板を切り出すだけなんですが、これが一番のオオゴトなんだ。価格との折り合いがあり一番決心がつかない部分だし、その気になればいくらでも出来るんだけど、なんか安く上げたいんだよねえ。
以前の試作フローティング・ボードを一時解体し、本製作の検討材料としたわけですが、はめ込んだ磁石を外すのが一苦労。組立は簡単なのに分解が難しい事がよくわかりました。すんごい離れた距離から引き合い、磁石どおしがくっついたら簡単には取れません。そりゃそうだ。13kg以上の力でお互いが引き合っているんだから。リラクサはボードに磁石をしっかりと接着してありますけど、安全性を考えたらあれが正解。
しかし、吸着力13kgというのは正に凶器だな。磁石同士が吸着するときなんて「バシンッ」と音を立てるし、その衝撃で一個割れちゃったよ! 磁石と磁石が引き合って、その衝撃で片方が割れるなんて想像できるか? 1,400円が一瞬でパアになりました。
しかもしかも、ちょっと指の皮を挟むように吸着したわけ。「痛っ!」で済んだと思ったら、気づけばMDFのボードが血の海に。挟んだ指から大出血だよ;; MDFは血の染みが付いちゃうし、これじゃもう人様には貸し出せませんナア。
今年に入ってからオーディオでの出血は2回目。一回目はアンプのヒートシンクで親指を切るというものでした・・・。
2002/06/02
さて、フローティング・ボードの天板・底板の加工依頼をして来ました。当日出来上がるとは思わなかったけど、一週間かかるとのこと。組立は来週末となりそうです。塗装も考えれば、完成は6月中旬だね。考えに考え、結構な紆余曲折の末、作成に至った品です(そんな大げさなものか?)。出来上がりが楽しみだ。
フローティング・ボードの追試について。BBSには以前に書いたけど、きっと見ていないと思う。実行してくれた人のホームページを紹介しておきます。
2002/06/22 「2作目フローティング・ボード(その1)」
磁石で浮かすフローティング・ボード、試作品を作り2作目へ。ところが早くも改良点が見つかったので、3作目を作ることになりました。このままだと2作目が全く日の目を見ずに、葬り去られることになりますので、後学のために簡単に報告しておきます。
天板の材質はMDFです。強度的にはやや弱いのですが、方向性が無く均一なのは他にない特徴ですし、加工しやすく狂いが生じにくく、しかも価格が安いのです。
厚さは12mm。試作は18mmでしたから6mm薄くなりました。理由の一つは天板の厚いリラクサ2よりも薄いリラクサ1の方が好印象だったこと。それに天板はスピーカー・エンクロージャの延長のように(一体化して)使い、勝手に振動するよう、そして振動を蓄積しないようにしたかったんです。そのためにはある程度固く、ある程度軽い材質が好ましいと考えました。最初バルサ材や硬質段ボールの使用も視野に入れましたが、諸般の事情で断念。
底板は磁石の固定さえ出来れば何でもいいと思いましたので、板取も考えて天板と同じ12mmのMDFです。
磁石は試作よりも小さい22×10mm。当然反発力も小さくなっています。前回の27×9mmだと浮きすぎの印象がありました。AE2Signature専用に作るわけですから、その重さを見切ってギリギリの浮力とした方が、磁石がスピーカーそのものに与える影響も小さくなりますし、磁石1個あたりの単価も少なくて済みます。
垂直方向の固定は試作品と同様、キャップスクリューと鬼目ナットとしました。底板のMDFの穴にキャップスクリューを貫通し、天板に埋め込んだ鬼目ナットに固定。これで問題は感じませんでした。
2002/06/23 「2作目フローティング・ボード(その2)」
組立は超簡単。
なお、試作品からの変更項目をまとめておきます。詳細はまた後日に。
で、出来上がったのがこんな感じ。微妙に浮いているのがわかるかなあ。3作目はもう少しだけ浮きが大きくなるようにするかもしれません。
未塗装なので汚れがあるのはご勘弁を。これも黒塗りにしてしまうつもりです。キャップスクリューの出っ張りは気になりませんが、これももっと短いスクリューを使えば外見の問題は解決するでしょう。
ちなみに左右ペアのお値段です。
磁石が1個1,100円。8個必要ですから17,600円(税別)。キャップスクリューと鬼目ナットは8セット併せて約1,500円。板代が加工料込みで約5,500円でした。合計約24,600円也。
さて、肝心な音です。
前も書いたと思いますが(ん、BBSか?)、とにかく部屋に音が満ちます。そして前後の音の重なり表現が非常に際だつ。というのも例えば右サイドにピアノがある場合、普通は右手がリスナー側にあると思うんだよね。スピーカーをボードに乗せると、これが左手からも見える、つまりスピーカー側から自分の立場が見えるような、そんな音像の立ち方です。玉のように浮かぶと言えばいいのか・・・。しかも音が失速せずに飛ぶ!
いや、いい悪いは別にして、最大級の変化を示すボードだな。
悪くなった点。
音像が実体感を伴う反面、口元の大きさについては微大します。他の人にはこの方が受けがいいよう気もするけど、定位派の私にとっては減点1。そして音の飛びと引き替えたかのように切っ先が丸くなった感じがします。刺激的な(金属的な)打音が微妙に失せてしまったのです。これで減点2。はまるCDと聴き難いCD(例えば山下達郎。なぜだ?)の差が広がった。減点3、です。
これらの具体的な解決方法はわからないので、カット・アンド・トライしてみます。
床への振動の伝わりはオーバーではなく大幅減です。何度も書いていますが、下階および隣家への対策としては極めて有用な方法の一つと思います。しかも、振動減のためだと思いますが、うるささもブーミーさも感じにくくなりましたので、音量が上げられるのです。
短所を補って余りある効果、ですね。今のところは。
さて、3作目への課題。
天板はもうこのままでいいように思います。後は巷で話題のクロロプレンゴムを敷いたり、手持ちのインシュレータを試したり・・・おっと、塗装しないとな。
底板は板取からやり直しです。今は基本的に天板と同一デザインにしていたのですが、よく考えれば、磁石とキャップスクリューさえ固定できれば、後の部分は不要のはず。必要部分を残して(反らない程度に)くり抜いてしまうつもり。あとリラクサもそうなのですが、底板の下は厚手のゴム&フェルトと柔らか系素材で支えられています。磁石の反発による底板の振動をスタンドに伝えないようにするにはこれも有効な手だてかも。検討してみます。
この他にも 一点支持とか、完全無接触ボードとか、インシュレータ・バージョンとか既にアイディアは十分なのですが・・・まあ、いきなり飛ばずに、まずは3作目を作ってみることにします。
2002/06/28 「旬のフローティング・ボード」
またまたフローティング・ボードの追試報告をいただきました。
> ずれ止めは2点で25×1.7ミリの釘を使いました。
> 音は輪郭があまりでなくなり、ピシピシした感じが全く無くなり、
> 少々苦戦中です。SPケーブルの交換を考えています。
「音は輪郭があまりでなくなり」というのは、我が家の「口元の大きさについては微大」というのと、「ピシピシした感じが無い」というのは「音の飛びと引き替えたかのように切っ先が丸くなった」というのと恐らく一緒でしょう。浮かすとそういった傾向になるのかな? 支点がないからそうなるとは余り考えたくないのですが・・・。
生音は輪郭感など余り感じないので、よりリアルに再生していると前向きに評価できる反面、オーディオ的にそれでいいのかという疑問もあります。まあ、作り始めたばかりなので、今後いろいろなところから改善のアイディアも出ることでしょう。
私の3作目のフローティング・ボードの板取は週末に出来上がるみたい。今回、底板をフレームを残してくり抜くようにデザインしたんだけど、くり抜きって高いね;; 板は880円なのに、215×155mmを抜くのに1,100円もかかるとのこと。当然左右で2枚だからこれだけで2,200円(税別)! 今考えれば、一枚板のくり抜きなどせず、柱材を組み合わせればずっと安く済んだのに・・・
モノ作りって、一品作るたびに、新たなこと、また新たなことを思いつくなあ。(と、遠くを見つめる)
ハンズに依頼して気づいたこと。工房の方は当然職人なわけ。なもんで、一人一人の力量が結構違うのよ。同じ図面を同じハンズに持ち込んでも、「出来る」という人と「出来ない」という人がいるのです。「出来ない」というのは「強度の保証が出来ない」ということなのでもっともな反面、その場で設計修正を迫られるので、少々やりきれない思いも。
今回も一カ所そういう場所があり、これが吉と出るか、凶と出るか、楽しみです。
しかし、このボードを作るのに既に40,000円以上を投資してしまいました(中古のリラクサ1が買えたな^^)。果たして人柱になれるか!?
2002/07/01 「肉インシュレーター」
今年ももう下半期だぜ。はええナア。W杯もブラジル優勝で終わり。
またまたスピーカー・フローティングについてメールをもらいました。
> BBSでも話題になっている定位の問題、この間引越の手伝いした時に人が3人いましたので
> 2人でスタンドからちょっとだけ持って浮かして聴いてみたんですよ。(疑似浮遊)
>
> その時の感想は真ん中定位がビシっと締まって曖昧さがなく好感持てましたよ。
> スタンドに乗っていると振動が床を通じてLR相互干渉し、真ん中定位音源に悪さしてる
> かのように感じられました。> 人での実験でしたが、僕的な感想は良好でした。(曖昧さの減少的な印象)
脳裏をよぎる一つの思い出。
AE2Signatureを買った頃、そしてインシュレータの効果を信じていたあの頃(笑)。人が持つと音がいいという記事をどこかで読みました。18万円もする純正スタンドを買っていたわけですから、人が持っていた方がいいなんて・・・スパイクがブームだったこともあって、ますますソフト・セッティングになど同調するわけにはいきません。人が持つなんて究極のソフト・セッティングでしょ。
でも、まあ、興味はあるわけ。
AE2Signatureは20kg強だし、人が持つなんて非現実的。いや、それ以前に俺が聴いているときに誰が持つんだよ? そこで次のようなことを考えたんですねえ。
当時、妻が実家に帰るとステーキ肉を手土産に持たされていたんですよ。
これだっ!
二人分のステーキ肉を8個に切り、ラップにくるんでAE2Signatureの下に敷いてみました。
遠い昔のことながら、その印象がいただいたメールみたいな感じだったんですねえ。床の振動まではその時気づきませんでしたが・・・。
肉インシュレータには当然欠点がありました。
完璧な企画倒れでした。その後はまたスパイク多用のハード指向になっていくわけだねえ。
時は流れて、今。
フラフラのフローティングに挑み、それを使用しないときでも、小さい革をスペーサーとしてスタンドとスピーカーの間に挟んでいます。革なんて肉の親戚でしょ。
何がどうなるかわからん。とりあえず何でも興味を持ってみることだな。
2002/07/10「人様のフローティング・ボード」
フローティング・ボードを作ったというメールをいただき、cherryさん宅を訪問してきました。使われていらっしゃるスピーカーはテクニクスの「SB-M01」。
このスピーカー、クリアな低音再生を実現する小口径(8cm)ロングストローク・ユニット 、ロングストロークを実現するダブルモーション・ダンバー、
伸縮性に富んだ発泡ゴムエッジ という特徴を持っています。私はロングストローク・ユニットは余り好きではないのですが、このスピーカーは作りからしていいですね。実際鳴らしてみるとユニットが動いているような印象はないとの持ち主のコメントあり。テクニクスのスピーカーはもっと評判が高くてもおかしくない!
3kgという軽量スピーカーですが、フローティングする意味が果たしてあるのでしょうか。
マグネットは吸着力4.2Kgを使用。板は12mmのMDFとのこと。形状は下板がH型で、片側が35mm、もう1辺が45mmの幅。上板(スピーカーの方)はロの字で、外側から2辺が35mm、
残る2辺が45mmの厚さで中をくりぬいた形です。
私も作ってみて思いましたが、二枚の板をそのまま重ねると、定在波が立つような気がするんです。天板と底板は形状を変えた方がいいと思います。
垂直方向の固定ですが、釘です。奥行き170mmの中間点に下側6mmの穴、上板に2mmの穴を開け、6mmの穴には3〜4mmの穴の開いた5mm厚位のプラスチックのワッシャをはめ込み、上板からの釘の受け部となっていました。
なお、釘固定の場合、磁石同士の反発を止めるものがないので、組立・分解は一人では危険です。
その他、cherryさんの工夫がいろいろとありました。見事に浮いてますねえ。
我が家のボードと比べると、グラグラ度(自由度?)はcherryさんのボードの方が上です。私のボードは垂直固定が4点であり、その固定部分の遊びが0.5mm程しかないからです。
早速試聴・・・ですが、正直に一つ告白しておきます。ワタシ、ボードのない状態を聴かせていただくのを忘れてきてしまいました! ですんで、有り無しの比較ができません。浮いた状態で聴いたときの感想です。
2002/07/11「人様のフローティング・ボード(その2)」
試聴前にcherryさんからはこんなメールをいただいておりました。前後の文章を略していますので、誤解なきように。文章の色が違うのはメールをいただいた日にちが違うことを意味しています。
音は輪郭があまりでなくなり、ピシピシした感じが全く無くなり、
少々苦戦中です。スピーカー・ケーブルの交換を考えています。うちのテクニクスのスピーカーはスパイクユニットがついているのですが、
上板とスパイクの間にKA-2053という商品名のM2052合金のスパイク
受けを挟んだ所、よけい音がのっぺりして駄目でした。
スピーカー・ケーブルを交換した所、それぞれの持ち味の音は出るのですが、
「音の芯はあるが輪郭が無い」状態は変わりませんでした。先日、
(1) スピーカー・スタンドの天板と下板の間に例のM2052合金を挟む。
(2) スピーカーを内振りにしてしてスピーカー正面を耳直撃にする。
(3) スピーカー・ケーブルをワイドレンジ型と思われる物に変更
をした所、音のエッジが立たないのは相変わらずですが、ソースによっては
びっくりする位良くなりました。
洋楽を中心に、このシステムの音を聴かせていただきました。CDプレーヤーはアーカム製、アンプはなんとネイムですよ。オーディオ歴を感じるでしょ。ネイムは代理店がなくなって久しいので、すっかり目にすることがなくなってしまいました。私自身アンプに対する印象がありません。
聴かせていただき、cherryさんに対する第一声は、失礼ながら「いや、全然悪くないですよ」だったと思います。「輪郭がない」というインプットがずいぶんとあったもんで^^(ただ、普段こういうスピーカーを使われていると、輪郭が無いというのが目立つというのはわかる気がします。)
テクニクスとAEが同じというのは乱暴ですが、傾向は似ていました。小口径のそれです。非常に素直に耳に馴染みます。
私はイメージ的に、SB-M01はガッチリクッキリ型と思っていたのですが、素性は透明感溢れるなめらか系なんじゃないでしょうか。確かに洋楽にはもっと厳しさがあってもいいかも。エッジはビシッと、Gペンで描いたようには再生されない反面、非常にスムーズ。その外見と同じくお金がかかった上品なものです。好みの問題はさておき、輪郭のなさ(あくまでも程度の問題です)は大きなマイナスのようには感じませんでした。もっと口元がでかく、輪郭のないスピーカーなんて他に山のように存在します。
周りの空間を身にまとった小型ならではの再生風景も魅力的。というか、きっとそれが我が家と似ているのでしょう。
浮いた効果は・・・ま、たぶんあったんじゃないかと^^
我が家でもそうですが、小口径のスピーカーを浮かせてもやはり床はゆれるんですよ。それくらいユニットから放射された粗密波は、部屋を揺さぶるんですねえ。
それともう一つ。スピーカーが揺れると天板の磁石が揺れる。天板の磁石が揺れると底板の磁石も揺れる。そうすると磁石と一体化した底板が揺れ、スタンドが揺れ、床が揺れる。逆もそう。
とまあ、直置きに比べれば格段に少ないとはいえ、こういったことも起こるわけ。磁石と板の間に、多少の遊びがあった方がいいかな、とは思いました。
これからボードは塗装されるとのこと。偶然にも私と同じスプレーを購入されていらっしゃいました。垂直方向の固定ももう一工夫されるようですので、ぜひ後日再訪問をさせていただきたいものです。その時は忘れずにボード無しの音も聴いてこないと!
2002/08/28「ピアノブラック」
引っ越しもあって、まったくこのHPの話題に上らなくなったアレ。そう、アレですよ、ア・レっ。
自作中だった「スピーカー用マグネティック・フローティング・ボード(以下MFBS)」でございます!
板取りして磁石も発注、片側だけは組み上げて、浮かせてみたにも関わらず、MDFの塗装に失敗。そのうちに転勤騒動に巻き込まれ、全くHPに登場しなくなったMFBSです。この間、MFBSは旅に出ていました。セミプロに塗装を依頼したのです。
そいつが戻ってきました。
見て下さい。この光沢のあるピアノブラック。後ろの障子が写り込んでいるのがわかるかなあ。
いや、素晴らしい。ガラスのような平面性はありませんが、ひげが剃れる艶やかさ。
私が風呂場で悪戦苦闘したMDFボードがこうも変身するとは。塗装は簡単そうで技術がいるよなあ。スピーカーを乗せてしまうと隠れてしまう面(木口以外、つまりほとんどは隠れるのですが)にこだわるのこそ、本当のエンスーじゃないか!
私はこういうのが全然ダメだとよくわかりました(ああ、大阪時代の塗装の写真を撮っておけば比較できたのに)。よく考えれば、ガンプラもラジコンもスーパースワンも皆塗装で失敗したんだよ。
これからはおとなしく、プロデュースに専念することにします^^。
塗装もコンパウンドでの磨きも終えたものの、完全に乾ききるにはしばらく時間がかかるようです。まだ重いものを乗せると微妙に凹みます、との注意を受けました。これじゃ、スピーカーは乗せられません。
仕事も忙しいし、ちょうどいい。8月中は乾きに徹することにしましょう。
ところでこのボード、製作当初の最大の目的は階下に音を伝えないというものでした。それほど大阪の賃貸マンションは安普請だったのですが、不思議なことにこの社宅、階下にほとんど音漏れしない(らしい)ことが判明。なんか存在意義が変わってきそうです。これだけ産みの苦しみを味わったのですから、吉と出ればよいのですが・・・。
2002/09/10「MFB」
今週末に向けてセッティングをつめようと思いきや、HPに書いた通り、草むしりで挫折。最低限としてAyre K1Xを開封し、DG28を接続しただけでも自分を誉めたいところです。ケーブルのエージングなんて手間いらないもんね。
その代わりといっては何ですが、マグネティック・フローティング・ボード(略してMFB)を組み上げました。組み立てて、スタンドに乗せてスピーカーを置けば
、宙に浮くスピーカーの出来上がり・・・は確かにそうだったのですが、いくつかの改良点と新しいアイディアがパタパタと思いつく始末。早くも第4作目か?
いかん、きりがない。俺の脳もアイディアを小出しにしないで、一気に開花させてくれよ。
MFBの有り無しを簡単に比較できるようにするつもりでしたが、ことはそんなに簡単ではなかったです。
まずは普通にMFBの上にAE2Signatureを置いたのですが、どうも必要以上に甘い。大阪時代に感じた焦点の緩さが助長されている印象です(部屋の影響も大)。そこで、あらかじめ購入しておいた0.3mmクロロプレンゴムを底面積大に切って一面に敷き、その上にスピーカーをセットしてみました。このゴム、ステレオ誌で評論家の福田氏が誉めている物ですね。50cm四方で800円也。
慣れないせいもあって、両チャンネル設置に1時間弱かかりました。
他を知らないのですが、このゴム、確かに素性は良さそうです。混濁なく音に張りが出るだけで採用決定。
そしてゴムなので、非常に密着性が良いのです。ピアノブラックのMFB天板に水を数滴たらし(あるいは薄くオイルを塗り)、クロロプレンゴムを乗せるとピタッと一体化してしまいます。同様に鏡面仕上げのAE2Signatureの底板に水を数滴つけ、ゴムの上に乗せると・・・MFBとスピーカー本体が一体化してしまうのです。
そう、MFB天板とスピーカーを一体化したかったんですよ。
あとは垂直方向の支えであるキャップスクリューを4本から対角線上の2本に減らし、グラグラ度を増して出来上がり。
実物を見ないとちょいとわかりにくいかな?
MFBをピアノブラックに塗ってもらって非常によかったです。出来合いみたいにきれいですよ。
磁石はあるし、より安価に底板・天板を作る方法も見つけましたので、第4作目はそのうち作るかもしれません。ただそれまでは第3世代MFBをしゃぶりつくすつもり。第一、大阪ではよかったけれど、今の部屋じゃいらなくなってしまうかもしれないもんね。
ハードセッティングの代表のようなAE。それに対抗するかのような究極のソフトセッティングとなった(なっている、か)我が家のAE。今週末AEユーザーが我が家を訪れてくれます。どういう感想が聞けるか楽しみです。