home

アースを取る

2005/06/15「アースを取る(その1)」

 アースの問題は根深い。古くは2000年8月にひゃおさんアコリバのスーパー・アース・リンク「RE-9」を手に入れて、メールでこんなやり取りを。

手に入れました!!
激変を期待していたのに今の時点では全く変わらないと言ってもいいような・・
使い方が間違っているのか、壊れているのか不安です。
今度持っていきますから一緒に試しましょう。

 アースリンクは使い方が難しいようですね。
 試させていただけるとはありがたい。でも、我が家でも効果ないような気がするなあ。

 この予感は的中し、板橋の我が家でもスーパー・アース・リンク「RE-9」は全くの不発でした。

 それなのに、あぁそれなのに、買ってしまうんだなぁ、RE-9。afuturaでは購入報告していないよね(← してた^^)。実はもう1年以上も前から我が家に居候しているのだぁ。やっぱり家が変わると電源環境が変わるから、アースの効果があるんじゃないかと錯覚しちゃうのかしらん。

 ところがその効果が前例通りあるような、ないような。気分一つでどうにでも転がる感じです。我が家でアース効果がありそうなのは外国製品のWadiaとKrellとAyreですが、RE-9の説明書を熟読して、いろいろ試すも『?』の領域を出ることができません。どこをどうすればアコリバサイトのような使用感が得られるのかしらん。でも身近なところではピピエコさんも2003年8月に絶賛してたなぁ。

 このRE9、我が家(大津システム)では、激変。
 劇的にS/Nが改善されます。あまり効果があるので、セッティングが悪すぎるのか?とも不安がよぎるぐらいです。

 RE-9にはVer.1とver.2がありまして、我が家のはオリジナルのver.1。だって、Kyrie君が、

ver.2よりVer.1がいいっていうのは、どういう理由です?

 Ver.2はアースの切り替えスイッチが自動制御なんです。
 と言う事は自動で上手くいかない所だと...お察し下さいなわけですね。
 しかも危険対策がされたようで(Ver.1は使い方間違えるとすぐブレーカー落ちますよね)
 そのへんが本来のアース機能をしぼませている可能性があるんです。
 実際1と2(これは借り物)を比べてみましたが、1の方がより効果がある気がしました。
 気のせいかもしれないですけどね(^^;

って言うんだも〜〜ん^^ 確かにアコリバ製品は初号機がお買い得なイメージがあります。次製品から値上げするもんね。

2005/06/16「アースを取る(その2)」

 ただ、効果は『?』でも、精神衛生上『+』なことはあるわけで、基本的にAyre or Krellにつないでいることが多かったですかね。自分自身アースはずっと何とかしてみたかったんでしょう。メールのやり取りを読み返すと、同じ2003年8月にKyrie君からRE-9が借りられることとなり、

試します。ガス管にアース落とそうかと思っていたところだったので。

とか、書いてるぞ! 実は上記メールを発見し、自分でビックリしました。なぜビックリというと、それから一年半後2005年1月に技術顧問のNさんに同じ質問をしていたからです。。。

 我が家は勿論3p接地してません。例えば未使用のガス管(爆発する?)とか、水道管、ベランダとかに3pin目をくくりつけたらだめでしょうか?

 難しい問題ですね。
 ガス管はあまり推薦できませんが、一応接地抵抗は低いです。
 水道管は最近堕落して、すぐ外で塩ビ(のようなもの)パイプになってしまう場合があるとも聞きます。一応常識に沿った線です。
 ベランダの手すりは実験したことがありますが、アースとしては今一。
 TVの共聴システム(CATV等)が入っている場合は同軸外皮側が接地されています。

 きゃ〜、たかが3mの余り線材を伸ばせば、すぐにガスの元栓に届くのに、一年半も放っておいたか! しかも今は2005年6月、このメールから更に半年が経過した! 恐るべきずぼら男だ。

 いや、その前に、自分自身大阪時代にはアースを取っていたらしい。2001年11月のNさん宛メールから発見しました。

 マンションで、しかも借家だとアースの問題は難しいですね。
 私はV1xだけクーラー用のアースに一応つないでいますが、これもどうなっているんだか、という感じです。
 コンセント一つ見ても、バブル後マンションにありがちな手抜きっぽい作りなので、今ひとつ信用できません。
 音的にもクーラー用のアースに落とすよりもタオックのラックに落とした方がよかったりします。

 あぁ、そんなことしていたのか〜〜(^^; 正直全く覚えていないぞ。サイトをちんたら続けていると、こういう過去の振り返りには役立つなぁ。なんだ、一応アース取っていたんじゃん。効果が感じられなかったのはそもそものアース工事がいい加減なのか、インバータエアコンのグランド線は結構汚いからなのか、今となってはわかりません。

2005/06/17「アースを取る(その3)」

 RE-9をAyreにつないでいたのにはもう一つ理由があります。Ayre K1+V3Mk2ユーザーであるNさんから、AyreのXバージョンにはアースは必須というお話しがあったからです。発端はここ
 今回の話はMIT ACケーブルの話の流れですから、何かは何かを生み出すんだねぇ。

 アースとコールド(N)もしくホット(L)にコンデンサーで接続されているとしたら、壁コンセントにも大地アースが来てて、機器側のシャーシにもアースが接続されている条件下で本来の性能を発揮するように設計されてると言えますよね。US製品全般に言えることかもしれませんが・・・

 そうだと思います。
 アース後進国の日本とは違い、あちらではしっかり接地するメリットを良く理解しています(安全だし)。
 前にも書きましたが、Ayreがマイナーチェンジで「エアーコンディショナー」を載せた時、アース端子に流れる電流を見込んだ空芯コイルが実態でした(未だに動作原理が理解できないが)。
 それで定位の改善とかが見られたのですが、試しにアース接続をはずすと効果は激減しました。

 つまるところ、こういうことらしい。↓なんか2001年11月の話だ。メールの会話って、結構同じ内容を繰り返しているのね^^;

 Xタイプでチョークを取ったのはややヤバイ気がします。「エアーコンディショナー」はある種のコモンモードチョークみたいなもので、確かに効果はありますが(アース工事がしてあることが必須)基本的にはアース電流の整理であるという認識です。
 周波数的にもチョークが数10kHzまでの対策だとすると100k〜MHz帯の対策ではないでしょうか。
 「エアーコンディショナー」の追加改造は依頼したのですが、一聴してサウンドステージが広がるのがわかりました。

 ほら、これはRE-9を試したくなるでしょ?
 でも効果がないの。これは一発、技術顧問にあれこれしてもらいましょうか。我が家だから効かないんじゃないかという疑念がこれで払拭されるもんね。(実際は、他の家でも効果のある場面に立ち会ったことがない(爆))

2005/06/18「アースを取る(その4)」

 RE-9はひゃおさんが効果を疑った時、壊れているんじゃないかと言ったくらいだからね。我が家でも動作不明。

 リバイブの『スーパー・アース・リンク』は理論上の効果がありますでしょうかね?

 肝心のスーパーなんちゃらを見たことも聴いたこともないので良くわかりません。(動作原理も不明)

 ここは一つ、実物を送って技術顧問Nさんに電気的に解析してもらっちゃいましょう。
 って、送ってからの返事は早かった〜〜。中身簡単そうだもんね。

 さて、RE-9の初期レポートですが、要するに極性(ACプラグの向き)を判別してから、50Vの逆相信号を突っ込んで、シャーシの電位(約AC50V)を打ち消す手法です(半導体でもできますが、小型トランスを使った方が簡単。白いモジュールの中に入っているのかも)。オシロで試すと確かに0V付近に。
 従って良質なアース棒による低抵抗接地と同様の結果は期待できないように思いますが、「やらないよりはマシ」的効果はあると思います。
 それもこれも電源の2P工事が普通だった後進国の悲哀ですなあ。

 翌日は早々に

 関口奇怪のRE-9、解析終了です。所要時間15分。
 回路的努力の95%は、検電ドライバがネオン管一本でやっている極性判別を、いかにして2色LEDでやるか?これです。
 で、極性がわかった時の処置は・・・検出したニュートラル(N)側にアース出力をつなぐ。
 これだけです。(泣き笑い)
 一応1kΩのサーミスタが1個直列に入っていますが、あまり効きません。

 最後の一文なんて、これだもんなぁ。

 試聴・・・どうしてもしますか?

試聴システム あははははは。よほど回路的に興味を引かなかったらしい。
 Nさん宅はきちんとアースしまくっているので、外すのも大変、復旧も大変。そこで最小システムで試聴していただきました。

 写真のような、はなはだ簡単構成でテストに及びました。
 そうです、今や全く使わなくなったSTAXのSRΛproとSRM-1TS。それに秋葉で3万円で買った、おっパイオニアのCDレコーダ。一応接続にはこれまた全く使わない、悪路テックの8N線と北門だ。
 ソースはイカリ改めブルドッグではなかった、名録音・ヘボ演奏の評価高きブーレーズ/VPOのマラ3と、評論家某M浦氏が贔屓にしているJ.ウォーンズの「すてきな青いレインコート」。

 まずアースはフロートの状態。(シャーシ電位35V)
 ・・・音悪いなあ、しかし。
 そこでRE-9が颯爽と登場。ジャジャーン!
 さあ! ・・・ 全然変わらず。
 目をつぶっても鼻を摘んでも変わらず。
 強いて言うとハイノートが皮一枚おとなしくなる気がする。
 しかしこれぐらいなら椅子の座り方変えたって変わる。
 鼻かんだらもっと変わる。

 音はともかく、安全対策には良いかも。時々あるんですよね、
 シャーシ触ると電気がピリピリ来るシステムが。
 ああ言うのは良くありません。直ちにRE-9を入れるべし。
 もしホット側リークがあれば、直ちに漏電ブレーカが
 落ちるので転ばぬ先の車椅子。

 ぎゃははははあはは(>o <)/
 我が家の結果と一緒ですね。効果のわかりやすい機器とかあるのかしら。
 Nさん宅も普通にアースを取ると効果があって、RE-9も効果はないけど、シャーシ電位は0Vに近づくんだよなぁ(実測200mVぐらいに落ちるらしい)。不思議。
 アースって何なのかなぁ? ワタシもオーディオ雑誌好きですが、記事で見かけながらも何年も何年もわからないまま読み過ぎていっていることが多々あります。アースもその一つです。

2005/06/19「アースを取る(その5)」

 アースは一言家が多いから諸説プンプンなのは承知。だからこそ焦点が定まりません。

> ところで、俗にアースループなどと申しますが、どないなんでしょう。

 うーむ。これを語ると長くなります。本一冊書けます(5冊ぐらい書いてる人もいる)。
 ここんとこは電気の秘孔に近いのですが、ケチらず書いてしましましょう。
 アース配線で注意すべきは

1)接地インピーダンスは下げるべし
2)共通インピーダンスは避けるべし
3)電磁誘導に注意すべし

 まだまだいっぱいありますが、まあこの三つは押さえておきたい。
 いわゆるアースループに抵触するのは3)です。
 私のシステムでやっているように、機器毎にグランドを落とす
(*1)のは後で述べる2)の共通インピーダンスを避ける点では好ましいのですが、ループアンテナ状の配線になるため、電磁誘導を受けやすいと言うディメリットがあります。

 また1)の接地インピーダンスを下げると言う観点からは、湿潤な庭に炭の粉を撒き、厚い銅板を埋めると言う、誰もやったことのないような低接地抵抗処理をした後、太い縒り線(単線は表皮効果があるから)でできるだけ短く配線すると言うのが王道です。
 短く配線することにより、仮にループができてもその切り取る周波数を上げることができ、電灯線のような低周波の誘導レベルは一気に低下します(可能な部分ではアース線を沿わせて、面積を小さくするのも有効です)。

 アースループがある時の実害は、フォノイコからラジオが聞こえると言うような便利なサービスの他に、ハムの誘導、電源のクリックノイズの誘導(蛍光灯のON/OFFとか)などがあります。
 また、ハイエンドでは電波誘導で、何となく音が曇るとか定位が悪化するなどの高度な障害もあります(電波系の訪問者でも同様の障害があると・・・思う)。

 さて、私が割合重要視するのは2)の共通インピーダンスで、これは最後に一点で接地する時に起こりやすい問題です。
 例えばA、B、C三軒の家が狭い路地に建っていて、一番奥にあるCさんは、生ゴミ回収日にわざわざBさんとAさんの家の中を通り、路地の入り口にある回収場所に捨て、BさんはAさんの家の中を通り、以下同文というパターンです。
 生ゴミが通過するAさん、Bさん宅もたまったものではないし、通過するBさんCさんも、やれ犬に吠えられるわ、他家の冷たい視線は浴びるわ、片付けの悪い家では蹴躓くわで大変辛い思いをします。これはゴミの絶対量が多いか、通過する家が大きいか等でネグれるかどうかが変わります。
 例えば一番ゴミの多い家がBさんだったら、Aさんの家と交換する方がベターですね。

 でも一番良いのは、各戸の前にポリバケツを出したらゴミやさんが回収してくれるシステム。
 これに相当するのがグランドに直近で落とすベタアースと呼ばれる手法です。
 しかしミクロ的に見ると、これもアースループを形成しますから、問題になる周波数の波長より、配線が充分短いかどうかで決定します。
 つまり2)と3)はしばしば排反事象となるので判断が必要です。

 私は基本的に2)の方は発生源を減らす方向(電源トランス・ケーブルから遠ざける、フェライトビーズを入れる等)で対策し、3)の共通インピーダンス配線を極力避けます。バランス配線がアンバランス配線に比べ、圧倒的に優れているのもこの点です。同軸の外皮は機器アースと信号リターンの両方で使うため、大変汚れやすいです。

(*1) 一応回路コモンを筐体(シャーシ)に落とす点と定義しましょう。大地アースは100Ω程度の抵抗とかなりの線長(リアクタンス分)があるため、それほどアースループを気にせず、大らかにやって良いと思っております。
  例: 筐体−筐体−筐体−最後に大地接地  とか。
 但し、実際の工事でも起こることですが、ラック間が離れていると、別のアース(一種と二種とか)に落としてしまったりします(家庭だと水道管と手すりとか)。こうなると不可思議な信号(インバータのノイズとか)が乗ったりしますから御法度です。
 ちなみにドイツ業務機器の場合と違い、一般のオーディオマニアが使っている装置ではみな筐体とコモンは接続済みです。従ってこのレンジでの話では、機器毎に洗濯機アース
(後述)に結ぶ意味としてください。

 相当にわかりやすい解説ですが、それでも具体的には!と来ないでしょ? これがわかる人は既に対応している(対応しようとした)人だと思います。接地抵抗だって本当は交流抵抗で測るのが正しいから、実際一般市民にはそのインピーダンス値なんてわからないですよ。いや、わかったことは所詮社宅暮らしには追求すべくもないと言うこと。

 トーシロだから、どんなおバカな質問もできちゃうのだ。

 接地インピーダンスを下げるには導電率Good&水気が多ければよろしいかと。
 では接地先が水槽とか樹木とかはアホアホなのでしょうか。台所のシンクとか水道管なんて良さそうです。(以前ガス管&ベランダはお薦めできないと教えていただきましたね^^)

 そこに接地抵抗と接地インピーダンスの微妙な差があります。
 交流が問題にするのは後者で、極論するなら「良い場所を探してウロウロするぐらいなら、手近な場所に落とした方が良い」です。アース線の長さは敵です。
 そして・・・

 アース線が「太い」理由が今ひとつわかりません。抵抗のせいですか? また太い程良いと考えればよいでしょうか。

 これは高周波で問題になる表皮効果です。
 この場合の抵抗は円周長に反比例しますから、直径の逆数です。直流抵抗の場合は断面積ですから直径の1/2乗ですね。
 つまり交流抵抗を下げようと思えば、直流の時より太くする努力が必要。
 しかしもう一つの方法があります。
 それはリッツ線と呼ばれる、細い絶縁線を寄り合わせたもの。例えば1スケアの線を1本使うより、0.5スケアの線2本をパラにしたほうがインピーダンスは下がります。

 さてと、インピーダンスは良しとして、接地抵抗は確かにサソリの好きそうな場所が低く取れます。底なし沼なんて最高です(それはナマズか)。(でも木の枝に線を結んでもダメですよ。ダハハ!)

 そうか、長さは敵なのかぁ。そういえば自分で「アースをラックに落とした方がよかった」とか書いてたなぁ。あの時はラックまで2mくらいだったか・・・

2005/06/20「アースを取る(その6)」

 でも今回アースを落としたいのはラックじゃない(潔く試さず)。落としたいのは元々家に付いていた洗濯機用アースです。今までオーディオシステムから延々と洗い場までアース線を引っ張るつもりがなかったから放置していました。でも先日ブレーカーからタップまでCV-Sを引っ張っちゃったからね。つまりはCV-Sのアースラインがタップから伸びているの。CV-Sは全11m。ブレーカーから洗濯機アースまでは3m弱。計14mか、長いな、長すぎるか?

 でもこれは試してみねば。

 で、洗濯機アースが本当に接地しているかどうかを簡単に確認する方法はあるのでしょうか? 昭和の(たぶん)まじめな建設業者が作った建物ですから、大丈夫と信じてますけど。。。

 テスターのACレンジで、まず問題のアースと100Vのニュートラル側を当たります。
 ここに5V以上現れたら論外。
 殆ど振れなければ、おもむろに抵抗レンジに切り換え、同じ場所をあたります。
 100Ω近辺が出れば大当たり。

 あと一つ付け足すと、抵抗レンジで測る時には+/-をひっくり返して抵抗値に差がないことを確認してください。差が少ないのが良いアース。錆や異種金属などでアース系に接触電位差があると、電池+ダイオードが入ったのと同様になり歪みやノイズを発生させることがあります。
 その昔、アマチュア無線の本には100Vのホット側と新設アースとの間に10Wぐらいの電球を入れ、明るく光るよう努力せよと書いてありました。
 漏電ブレーカのない時代ですからね。

 早速やってみました。
 振れますが、結果はabout 0.47V & 70Ωです。これはまぁまぁなんでしょうかね?

 合格です。それぞ誠のアースです。

 おおおお、勢い付いてきたぁぁぁ!
 ちょうど余っている0.75sqのスピーカーケーブルがあります。太い方がよいのであれば、2本、4本よりで試してみましょう。

2005/06/21「アースを取る(その7)」

 早速。
 アース線の接続そのものは簡単。CV-Sの先に0.75sq×2をつなげました。ただ、洗濯機アース端子は予想以上に小さく、裸線では綺麗に接続できてません。Yラグ対応が必要となり、再工作。場所が場所だけに錆らしきものも見受けられますな。分解清掃しようと思ったら、どういうわけか壁から外すこともできません。どうやらこのアース付きコンセントを設置後に壁を塗り直したようで、ペンキががっちりと接着剤化しているようです。
 仕方がないので、綿棒にチタン・オーディオ・オイルを付け、キコキコ掃除。少しでも導通が良くなるようYラグにはカーボン・ダイヤ・トニックをちょびっと付けて試聴に挑みました。

 今回はCV-S直結タップにAyre V1xとK1xを刺してます。ですからスピーカーはシングル使用。プレーヤー&DACは既存の壁コンからの電源供給です。

 まずは矢野顕子@SACDのピアノ弾き語り(Home Girl Journey)を用いた、夜中小音量の試聴から。
 これが非常に好印象です。1曲目「PAPER DOLL」はイントロに先立ち、ハンドクラップが3回鳴るのですが、手の痛みの伝わる鳴りっぷりといいましょうか、生っぽいといいましょうか。波の音とか子供の泣き声とか、SEって我々は感覚的に「正解」を判断する能力を持っていると思いますけど、ピアノ音以前にそこが「アースが正しい」と判定したみたいです。それに、音像を絞り込んだような感触はないものの、定位そのものが動かない(non アース時より、首を左右に振っても音像が動きにくい)気がします。
 スティービー・ワンダー@CDの「Isn't she lovely」も同様。元々情報量云々よりも娘に対する愛しみを感じたいソフトじゃないですかね。そのためにSEが重要な役割を果たすこの曲では、愛娘Aishaの声や水の音はアースを取った方が本物(実物)に近く感じます。しかも、AishaのSEは前面に、スティービーや楽曲はその後方に展開する感じも更に深くなったよう。
 第1弾としてはいい感じだ! 

 日にちを空けての第2段。
 アース線のON/OFFをしながら、今度は少し大きめの音量で同じ矢野顕子とスティービー・ワンダーを試聴。印象は大きく変わらず。やっぱり音像が動かない気がするなぁ。そんなことってあるのかしらん。

 ソフトを代えて五目聴きしました。何から何まで改善傾向というわけではないですな。集中しないと差がわからないもの4割、そもそも差がわからないもの4割、改善が感じられるもの2割といったところでしょうか。ただし、マイナス点もないので、接地しておいてダメなところはなにもない印象です。技術顧問NさんはAyreはアースを取ると定位が改善されると申しておりましたが、我が家では顕著な改善は認めませんでした。やっぱり距離が長いとかアースそのものの出来の差とかかしらん。いやそうだ、そうに決まってる^^ スーパー・アース・リンクRE-9で効果がわからなかった理由は・・・考えないことにしましょう〜。
 音色の変化と言ったようなことではないので、やっぱり夜中のようなSNの良いときが差を感じやすいみたい。アースラインが汚れていない時間帯というのも原因かもしれません。

2005/06/22「アースを取る(その8)」

 またまた日にちを空けての第3段。
 0.75sq×2と×4の比較です。途中から線径を太くして効果があるのか興味があるところですが・・・こりゃ微妙だなぁ〜。長さが足らず×2と×4を一本ずつ用意できなかったので、印象をたたき込んでの比較となりました。
 集中しないと差がわからないものは0.75sq×4でも4割のまま。大した差はない。同じ曲を恋愛時と失恋時に聴いたときの1/5の印象の違いもありません。しょぼしょぼ洗濯機アースへの接続のし易さも考えれば0.75sq×2で十分そうです。

 さっそくNさんに報告せねば。

 アース線にフェライトビーズ(割り竹輪状)を履かせてみてください。
 ちょっと太めのを買って、何ターンも巻けば効果はターン倍します。
 そのためにはあまり太い線を使わず、例えば0.75〜1.25スケ縒り線あたりが便利。

 おおお。そんな秘技もあるのね。
 これまたその誘いを待っていたかのように、ジャンク箱に太いフェライトビーズが転がってました。0.75sq×2で何とか3ターン巻くことができます。さぁ、フットワーク軽く試聴だ!

 これも印象をたたき込んでの比較試聴。
 ターン倍、ターン倍、うぅぅぅんターン倍? 効果的には恋愛時と失恋時に聴いたときの1/3の印象の違いかと。ということは、0.75sq×4よりは効果があったかな? これも巻いておいてダメなところはなにもない印象なので、このままにすることにしました。ここで打ち止め。

 アースも凝り出すときっとキリがない。そしてこれは知識が必要なだけに難しいですねぇ。つい最近もこんなお宅を訪問したばかり。

>> 各アースケーブルを引き回し。150×250×10の銅板(これは現在製作中)に
>> 金メッキをかけた物に、個別配線
>>
>> ※アースの取り方
>>  家の横に7mの溝を掘って1.5m間隔で5本(各全長3m)の
>>  銅棒を打ち込んで、鬼より線で直列配線後、接地抵抗低減剤(バーコム充填)
>>
 家屋に配線。

 奥が深い、深すぎます。アースは引っ越さなければいけない我が家もいずれまたぶち当たる問題。その時の問題解決や如何に?

 おおっと、またNさんから次が。

 我が家ではK1/V3間のラインケーブルのV3側にフェライトを入れています(ターンはなし)。1/10効果ぐらい。
 あと、思いつきですが、アースをラックに落とすのではなく、ラックを落としてみてください(つまりシャーシ&シールド外皮とラックが同電位になるのが重要)。

 先は長いですな。


home top