輝け!第一回「箱」グランプリ

 引っ越しに際し、オーディオ製品を箱詰め(および箱出し)したわけですが、梱包という観点から良くできている製品といい加減な製品との格差が大きいことに改めて気付きました。
 そこで、「輝け! 第一回「箱」グランプリ」を開催いたします。梱包を見ると、そのメーカーの、あるいはお国柄が見えてくるのですよ。(まあ、このグランプリ、二回目はないね^^。)

DG28の箱 エントリーNo.1はアキュフェーズ。
 イコライザーのDG28が収まっていたわけですが、これがもうビックリするくらいの出来。二重箱は当たり前。本体を収納した隙間に 立体的にケーブルやマイクなどの備品が収まるように作られており、その備品を収める段ボールの作りも芸術的だ! 段ボール職人でも雇っているのかと思いたくなります。本体を包むのもビニールではなく、ゴムの付いた専用の袋だからすごい出し入れがしやすいのです。
 欠点はないけれど、しいて挙げれば、あまりに綺麗で捨てづらいことと 安全性を最重視しているので、段ボール箱がDG28本体に比べ大きいことくらいでしょうか。

Rad2の箱RAD2の箱 エントリーNo.2はロクサン。英国製。
 最も衝撃に弱いと思われるアナログプレーヤーのラディウス2が収まるので、それなりの作りです。日本語のペラペラマニュアルにも、本体、ダストカバーおよび電源部、ターンテーブルおよびトーンアームを三層に収めるよう梱包方法が記してあります。
 しかしこの趣味の悪いピンクの梱包材はなんでしょう。これはボロボロ崩れるウレタン状物質に、ごく薄いピンクのビニールを貼ったもの(角が既に裂け始めている)。ラディウス2本体は渋いダークグレーだけに、初めて開封したときはちょっとびびったものです。

AEの箱 エントリーNo.3はスピーカーのアコースティック・エナジー(AE)、英国製です。
 これがまた、超簡単な梱包。上下に緩衝材に挟み段ボールで蓋をするだけ。過去使っていた国産スピーカーの梱包がどんなものだったかは忘れてしまいましたが、ユニットの破損防止には多分一工夫あると思います。しかも緩衝材のくぼみがAE本体よりもだいぶ小さく、しまうにも一苦労です。
 しかし、一番いけないのは、LR対で一箱のこと。片チャンネル23kgもあるんだから、二箱に分ければいいのに。普通の人じゃ持ち上げられないでしょ。ずいぶんでかいしさ。

P2sの箱 エントリーNo.4はCDトランスポート P2s のエソテリック。
 P2sは本体自体がハーフサイズなので、箱も小さいのですよ(それでも海外製品の素っ気なさに比べたら大振り?)。やっぱり小型の機器はいいですねえ。しまいやすいし、出しやすいですもの。箱の保存も楽だし。
 梱包自体はアキュフェーズほどは凝っていません。国内製品としては標準でしょう。
 梱包とは関係ありませんが、P2sは写真にも写っているようにマニュアルが随分と立派なんです。

Wadiaの箱 エントリーNo.5はDACのワディア15i(アメリカ製)です。
 これが意外にいいんですよね。筐体の大きさが小さいこともありますが、箱も小さく、安全性にも必要十分な配慮がなされています。
 ティップトウやSTリンクケーブルもスポンジを充填させた別ボックスに収めるようになっているのです。

K1Xの箱K1Xの箱2 トリは代理店からバージョンアップして帰ってきたアンプ、エアーです。
 まずはプリアンプのK1Xから。
 電源部と本体が別になっていますので、これもロクサンの場合のように二段重ねの配置になっています。そしてこれ、何か気付きませんか。そう、発泡スチロールの類の緩衝剤が一切入っていないのです。本体の固定は全て段ボール。重ね合わせた段ボールのインシュレータ部分に穴が空いており、そこに本体を合わせることで固定が出来るのです。
 考えてますねえ。
 ちなみに、リモコンやケーブルは重ね合わせ段ボールに貼り付けてあります^^。

V1Xの箱 これに対し、パワーアンプのV1Xは全く梱包の方法が異なります。どちらかというとアコースティック・エナジーに近い、ただ単に左右を発泡スチロール(らしきもの)に挟んで箱にしまうだけ。付属のケーブルも隙間に収める
 とはいっても43kgもあるのですから、しまうも開けるも一苦労です。
 数回の出し入れと本体の重さで発泡スチロールが裂けてしまっているし、ちょっと大変。
 簡単でいいんですけどねえ。

 まあ、こうやって並べてみると「日本製はしっかりしていて、海外製品はアバウト」という良くある図式が見えてきます。

 箱の美しさ、出し入れのしやすさ、そして安定性を加味すると、やはりグランプリはアキュフェーズでしょう。誰が見てもそう言うと思いますよ。ホントに良く考えられています。
 次点は意外かもしれませんけど、エアーのプリアンプかな。発泡スチロールがないというのは、すごいメリットだと思います。大体、家で箱を保存するときに、箱を畳んでも緩衝剤がかさばるのですから、問題となるのは緩衝剤じゃないですか。

 ワーストワンは・・・スピーカーのアコースティック・エナジーですね^^;。とにかく大きくて、重くて、しまいにくいんですから。
 ちなみにAEのスタンドの箱は、LR別で、緩衝剤も含めすごい良くできているのですよ。なんなんでしょうね、一体???

(2001/01/14〜2/12記)


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